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【アーカイブ販売は7/20〜12/31まで】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたい渋谷系 〜」 講師:加藤 賢 牧村 憲一 岡村 詩野 ばるぼら  聞き手:岸野 雄一

【アーカイブ販売は7/20〜12/31まで】オープン講座「基礎教養シリーズ〜ゼロから聴きたい渋谷系 〜」 講師:加藤 賢 牧村 憲一 岡村 詩野 ばるぼら  聞き手:岸野 雄一



▷本講座はオンライン開催です。終了後はアーカイブ動画による後追い視聴が行えます。


毎回テーマに沿ったジャンルをがっつり掘り下げる『ゼロから聴きたい』シリーズ。
今回のテーマは”渋谷系”です。

講師にはポピュラー音楽研究者の加藤 賢氏、音楽プロデューサーの牧村 憲一氏、音楽評論家でTURN編集長の岡村 詩野氏、ネットワーカーのばるぼら氏をお招きし、様々な角度から「渋谷系」に迫ります。
また、聞き手として本校「映画を聴く」講師でありスタディストの岸野 雄一氏も参加いたします。

「渋谷系と耳にはするけど実はよく分からない」という初心者の方や、「改めて体系立てて聴いてみたい」という方、「後追い世代なので、どのような経緯で誕生して広まっていったのか知りたい」という方などなど、90年代に生まれたこの特異な括りの音楽を掘り下げ、解説を行います。

この機会に検証しましょう。

※ゼロから聴きたいシリーズは隔月、奇数月に開催いたします。ご期待ください!!

 

ゼロから聴きたい渋谷系- 講師:加藤 賢より


「渋谷系」——この掴みどころのない用語をめぐって、現在までに数え切れないほどの言葉が積み重ねられてきました。
コーネリアスに小沢健二、ピチカート・ファイヴ、オリジナル・ラブ、U.F.O.、カヒミ・カリィにラブ・タンバリンズ……そういったアーティストたちを指すジャンル名として使われることもあれば、レコード店をめぐったりファッションに熱中したりZINE (自主制作誌) を作ったりといった「あの頃、あの文化」の総称として語られることもあります。また、同時代においては「渋谷系」という言葉をあえて避けていた、という経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

知的でありながら享楽的、クールな態度の裏側にある音楽への確かな情熱、「ポップである」からこそ宿ったカウンター性。用語の上だけではなく、アーティストたちの音楽実践それ自体もまた、一筋縄ではいかないものでした。シンプルに語ってしまえそうなのに、言葉を尽くすほど本質が手のひらをすり抜けてしまう。豊かであるからこそややこしい、そんな側面もまた「渋谷系」が語られ続ける理由の一つかもしれません。

このたびの講座は、こうした多義的・多面的な「渋谷系」像を厳密に定義しようとするものではなく、この用語を起点に1980年代から現在に至るまでの文化史を問い直すことを狙いとしています。すなわち、それぞれの時代において、この言葉がどのような意味で用いられてきたのか。そう称されたアーティストやファンたちは、どのような文化の中で育まれてきたのか。そして、こうした営みが後の世に何を残したのか。音楽、ファッション、歴史、思想、経済/産業、地理といった観点から、「渋谷系」をいま一度紐解いていきましょう。

 

講義内容(予定)


・(いわゆる)「渋谷系」略史

・都市としての「渋谷」文化史

・「渋谷系」前史:ポストパンク、ネオGS、モッズ・リバイバル、ネオアコ、アシッド・ジャズ

・1980年代渋谷発ポップカルチャー:テクノ、ニューウェーブ

・セゾン文化と渋谷系

・ファンコミュニティとDIY精神

・「渋谷系」をつくった女性たち

・レコード収集とDJカルチャー

・「渋谷系」の形成:外資系輸入盤販売店の登場

・拡散する「渋谷系」:メディア、オリコン、紅白歌合戦

・「ポスト渋谷系」ミュージシャンたちの変遷と活躍

・「渋谷系」たちの2000年代 「渋谷を歌う渋谷系」の誕生:行政、資本、文化

・印刷物と「渋谷系」


講 師:加藤 賢
    牧村 憲一
    岡村 詩野
    ばるぼら

聞き手:岸野 雄一

放送時間:4時間11分

形 式:オンライン

参加費:一般・・・1,500円
    2021年度・美学校在校生・・・500円

申 込:こちらのPeatixのページからお申し込みください。

 

アーカイブ動画視聴に関して


アーカイブ販売期間:2021年7月20日〜12月31日
視聴期限は2022年1/31までとなりますのでご注意ください。

 

過去アーカイブがみられるもの


・『ゼロから聴きたいヒップホップ』
講師:大和田 俊之、長谷川 町蔵 、渡辺 志保 、荘子it
https://bigakko.jp/event/2021/hip_hop

 

・『ゼロから聴きたいフリー・ジャズ』
講師:細田 成嗣 柳樂 光隆
https://bigakko.jp/event/2021/free_jazz

 

 

講師プロフィール


加藤 賢(かとう・けん)

1993年、愛知県生まれ。
ポピュラー音楽研究者。
早稲田大学教育学部教育学科卒業、大阪大学文学研究科博士前期課程修了、現在は同大学博士後期課程2年。日本学術振興会特別研究員 (DC2)、大阪市立大学都市文化研究センター (UCRC) 研究員。「ポピュラー音楽のジャンル概念における間メディア性と言説的構築——「ジャパニーズ・シティ・ポップ」を事例に——」の翻訳、およびその書評論文「『シティ』たらしめるものは何か?: シティ・ポップ研究の現状と展望」(いずれも『阪大音楽学報』第16・17合併号) の執筆を担当。


牧村 憲一(まきむら・けんいち)

1946年、東京都渋谷区生まれ。
音楽プロデューサー。
シュガー・ベイブ、山下達郎、大貫妙子、竹内まりや、加藤和彦などの制作・宣伝を手掛け、84年に細野晴臣主宰のノン・スタンダード・レーベルに参加。 80年代後半からはポリスターでフリッパーズ・ギターをプロデュース。
レギュラー出演のラジオInterFM897「music is music 」毎週日曜日23時放送中。
慶應義塾大学アート・センター訪問所員。felicity+プロデュサー。


岡村 詩野(おかむら・しの)

音楽評論家、TURN編集長(turntokyo.com)
京都精華大学、昭和音楽大学非常勤講師、FM京都『Imaginary Line』パーソナリティ、音楽ライター講座講師など。

 

 


ばるぼら 

ネットワーカー、古雑誌蒐集家、周辺文化研究家。
共著に『20世紀エディトリアル・オデッセイ』『日本のZINEについて知ってるととすべて』など。
最近はnoteで更新中。

 


岸野 雄一(きしの・ゆういち)

音楽家、オーガナイザー、著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗る。東京藝術大学大学院映像専攻、立教大学現代心理学部、広島市立大学芸術学部にて「映画におけるサウンド・デザイン」の教鞭を執る。音楽レーベル運営として“Out One Disc”を主宰し、OORUTAICHIやGangpol&Mitなど個性豊かなアーティストをプロデュース。オーガナイザーとしてはSparks、Max Tundraなどの海外アーティストを招聘。アーティストとしては、音楽劇『正しい数の数え方』が文化庁第19回メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞した。近年では、都内コンビニにDJブースを持ち込んだ『レコードコンビニ』や、盆踊りをアップデートするプロジェクトが話題を呼ぶなど、常に革新的な『場』を創造している。

 


〈研究室・オープン講座〉


ライター講座 〜ライティングのための編集、編集するためのライティング〜 講師:柳樂光隆+ゲスト講師

▷授業日:隔週月曜(全15回+オンライン添削)
 19:00 〜 21:30
座学と実技・添削から成る実践的なライター講座です。授業でのインプットのみならずDiscordを活用したオンラインでの課題添削により、編集的な思考のもと文章を書くスキルを鍛えます。


美楽塾 JINMO+ゲスト JINMO

▷授業日:月曜(月1〜3回/年間20回) 
 20:00〜22:00
本講義は芸術表現の技法や知識といった”情報”の伝授の場ではない。五感、総ての感覚器官で対峙する状況における美の”体験”を実感する場としたい。良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。美しいインプットに貪欲であれ。


映画を聴く 岸野雄一 岸野雄一

▷授業日:2021年 10/05、10/19、11/02、11/16、12/07、12/21、01/18、02/01
全て火曜日 20:00~22:00(全8回)
この講座では、映画における音/音楽の歴史や方法論、その効果を読み解く技術、すなわち『映画の聴き方』を身につけていきます。講師の所有する膨大な映像アーカイブをプレイバックしながら、20世紀以降の映像の発達史から、21世紀現在にまで繋がる音と映像の発展史を解読し、概念と方法論を体系化していきます。


歌というフィクション(2) 大谷能生 大谷能生

▷授業日:2021年 5/14、6/11、7/09、8/06、9/10、10/8
全て金曜日  19:00 〜 21:30(全6回)
この講義では、近世から現代までの日本における、その時々の「歌」が生み出してきたフォーマットを辿ることを縦軸に、そして、吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』および菅谷規矩雄『詩的リズム』において展開されている言語論を横軸にして、どのような力の合成がフィクションとしての「歌」を成り立たせているのかの解析を試みます。