歌う言葉、歌われる文字講師:鈴木博文


【本講座はオンライン+対面授業です】
ZOOMによるオンライン授業に加え対面希望者を4名〜6名程度受け入れたオンラインと対面の混合形式で開催します。
地方や国外在住の方もぜひお気軽にご参加ください。
対面希望者には均等に機会が周りますよう調整させていただきます。


定員:12名
期間:2024年5月〜2025年4月
日時:毎月1回/基本第4金曜日:19:00 〜 21:30 (年間12回+ミニライブ2回)
学費:121,000円 教程維持費:15,400円(年額)
開催形式:オンライン+対面(本校2F)

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自分だけの歌詞を作る

この講座では、主に鈴木博文氏(moonriders)の作品を紐解きながら、実作・講評を通して「自分の歌」を作り上げていきます。

“授業内で1行書く”を目標に、鈴木博文氏から出されるユニークなお題から歌詞のきっかけを掴みます。

書かれた歌詞はみんなで批評し合い、講座を重ねる中で作品となるよう仕上げていきます。

ZOOM授業

授業は毎回録画し、アーカイブ動画としてVimeoにてストリーミング/受講生限定公開にて提供します。

欠席時の補完や復習などにご活用ください。

オンライン添削

授業連絡はじめ、様々なコミュニケーションにはチャットツールのDiscordを使用します。

個別のスレッドが設けられ、そちらに適宜課題を提出いただくことでオンラインで講師から添削やアドバイスを受けることができます。

よくある質問/FAQ

Q:どういう人が対象でしょうか?

A:全くの初心者から、経験者まで幅広く対応します。

「歌詞を書いてみたい」とご興味をお持ちの方のご参加をお待ちしております。

Q:作曲をしたことがありませんが大丈夫ですか?

A:本講座は「歌詞」の講座なので、まずは作詞に専念いただいて大丈夫です。

素敵な詞をつくって、あとはこちらに委ねてくだされば、曲作り、作品化までサポートします。

曲作りも関心を持って取り組んでくださるのも大歓迎です。

Q:録音とかした事がありませんが平気ですか?

A:制作環境は問いません。

身近に録音環境が無い方は、スマホに鼻歌で録音するといった提出方法も可能です。また録音方法などについては随時ヘルプを行います。

Q:ミニライヴはどこで行うのですか?

A:ミニライヴ等発表の場は、美学校本校で開催予定です。

オンラインで講座にご参加の方は、その時だけ来校いただくか、ご自身での収録をお願いすることになります。 美学校から遠方の場合などは、別途ご相談の上決めていければと思います。

Q:オンライン講座とはどのように受講しますか?

A:本講座はZOOMというミィーティングツールを使用します。ご自宅の回線やマシンパワーなどご確認いただき、最新版をインストールの上ご参加ください。

また、授業補助としてチャットツールのDiscordを使用します。課題提出や個別のフィードバックなど、授業時間内でフォローしきれなかった内容はDiscordを併用しながらカバーします。 授業時間だけでなくトータルで講座の場をご活用ください。

ほか、オンライン講座につきましては本校が定めるガイドラインをご参照ください。

講師:鈴木博文より

愛しい言葉を歌詞にすることは難しいことではありません。同じようにその歌詞を歌うという最終表現に導くことも、とても楽しいことです。

2時間半の授業内に一行でもいいから、自分の愛しい言葉で詞を書きましょう。

そしてそれをみんなで批評しましょう。ここで大切なのは言葉を表出する前に、その言葉は自分にとって本当に愛しいものなのか、という自己批判です。そこを少しでも、まあいいか的にしてしまうと後々が困る。次々に出てくるだろう言葉の入った壷に蓋をしてしまうことになりかねません。

人はそれぞれに謎に満ちた自分だけの言葉の壷を持ち歩いているのです。他者に見られる、他者の詞を味わうというのはとてもいい経験になるはずです。

歌詞の講座ではあるけれど、講座を重ねる中で、詞を作り、曲も作り、そしてそれを自分で歌い自分の詞が曲になり「歌詞」になるところを体感して欲しいと思っています。

授業内容

5月
初めての顔合わせなので、お互いを少しでも知るために、わたしがいろいろ問題を出します。それに答えて知り合いましょう。

講座では以下のことをテーマとして話し、皆さんと一緒に考えながら詞を作っていきます。
1、詞は何処から湧き出るのか。「詞泉」を探す。
2、歌にならない詞はない。
3、餌を獲るように言葉を探す→「能動的な受動」
4、何も出て来なくなったら、1歩目に戻る勇気が必要。
5、主観なのか客観なのかなんてどうでもいい。
6、今言葉を探し詞にしようとしていることが、何よりも一番現実的なのだ。
7、その現実を共有しながら、自分にしか書けない詞を見つけ出す。
8、勧めるのは鉛筆で書く事。自由の中で詞はどこへ行くのか。
9、自分に合う言葉がこそ、良い作品を作り出す。
10、詞は誰でも作れて、そして誰も消すことは出来ない。

8月、12月頃にミニライヴを行います。

◎2023年度受講生によるミニライヴの模様です。

4月
最終回では講座の締めくくりとして修了ライヴを行います。

◎2022年度受講生による修了ライヴの模様です。

  

スケジュール

全14回・基本第4金曜日(ミニライヴ・修了ライヴは除く)

第1回・・・5/24_歌詞を作る①(歌詞のきっかけを掴む)

第2回・・・6/28_歌詞を作る②(歌詞のブラッシュアップ・楽曲化)

第3回・・・7/26_歌詞を作る③(楽曲完成を目指す)

第4回・・・8/23_歌詞を作る④(楽曲完成を目指す)

第5回・・・9/21(土)_ミニライヴ①

第6回・・・9/27_ライヴ講評①

第7回・・・10/25_歌詞を作る⑤(歌詞のブラッシュアップ・楽曲化)

第8回・・・11/22_歌詞を作る⑥(楽曲完成を目指す)

第9回・・・12/14(土)_ミニライヴ②

第10回・・・12/20_ライヴ講評②

第11回・・・1/24_歌詞を作る⑦(歌詞のきっかけを掴む)

第12回・・・2/28_歌詞を作る⑧(歌詞のブラッシュアップ・楽曲化)

第13回・・・3/28_歌詞を作る⑨(楽曲完成を目指す)

第14回・・・4/26(土)_修了ライヴ  ※日程変更になる場合がございます。

受講生の作品例

◎みなさんの作品はMETROTRON RECORDSよりコンピレーションとしてリリースすることを検討しております。

講師プロフィール

鈴木博文

1954年5月19日、東京都生まれ。

1973年より、松本隆、矢野誠らとムーンライダーズ(オリジナル・ムーンライダーズ)として音楽活動を始める。実兄・鈴木慶一に誘われ、1976 年に moonriders に参加。バンドではベースを担当、また多くの作詞・作曲も手がける。

1987 年に自身主催のインディペンデント レーベル「メトロトロン・レコード」を立ち上げると同時にアルバム『Wan-Gan King』でソロデビュー。現在までに 13 枚のオリジナルアルバムを発表。

レーベルのプロデューサーとしてさまざまなミュージシャンの輩出を支え続ける一方、アーティスト、アイドルへの作詞・楽曲提供、The Suzuki(w/鈴木慶一)、Mio Fou(w/美尾洋乃)、政風会(w/直枝政広)などユニット活動もあり。

執筆活動では『ああ詞心(うたごころ)、その綴り方』『僕は走って灰になる―TEN YEARS AFTER』『九番目の夢』など。

講師インタビュー

moonridersの鈴木博文氏が講師を務める「歌う言葉、歌われる文字」。講座では、「授業内で一行の歌詞を書く」を目標に、授業中の会話から歌詞の手がかりをつかみ、出来上がった歌詞を受講生みんなで批評することで「自分の歌」を作り上げていきます。あくまで作詞に主眼を置いた講座ですが、せっかくなら曲をつけよう、曲が出来たならライヴをやろう……と、今では年に2回のミニライヴと修了ライヴが恒例になりました。受講生の楽曲をまとめたコンピレーションアルバムも配信しています。歌詞を書き、曲を作り、歌う面白さと楽しさにあふれた本講座について、講師の鈴木さんにお話をうかがいました。・・・続きを読む

受講生座談会

2001年に映画美学校で開講し、2012年に当校に移転した音楽学科。開講当時から今も続く講座に加え、近年では作詞や映画音楽、自己プロデュースなど多様な講座を開講してきました。2020年度からはコロナ禍の影響でオンラインでの開講に踏み切り、現在ではオンラインと対面の両軸で開催しています。このたび、受講生(修了生)の皆さんにお集まりいただき、講座を受講した理由、印象に残った講義内容、受講しての変化などについてお話しいただきました。

受講のきっかけ

野井 大学の先輩が横川(理彦)さんの講座を受講していて、美学校っていう場所があるよと紹介してもらったのがきっかけです。音楽はその前からずっとやっていて、しっかり勉強したいと思っていたところだったので、ちょうどいいなと思って受講しました。

中村 私はもともと写真を撮っていて、“写真と言葉”みたいなものをやりたいなと思って、そういうことをできる場所はないだろうかと調べているうちに間違って(笑)、美学校のサイトにたどりつきました。そしたら(鈴木)博文さんの講座があって、まさかと。それで話を聞きにいって受講を決めました。歌詞だけでなく曲を作ることはまったく想像していなかったんですが、季節毎にライブをやろうという流れになったので、じゃあ曲も作ってみるかと。家のパソコンにたまたまLogic(作曲DAWソフト)が入っていたので、それで作りはじめました。・・・続きを読む

講座内容に関するご質問や相談

こちらのフォームは音楽系の講座に関するご質問や見学希望のための共通フォームです。興味のある講座にチェックを入れ、ご相談内容(ex.見学希望、授業内容やレベル感の相談etc…)を明記の上お送りください。なお、本フォームからのお申込みは受け付けておりません。お申込みはこちらから。

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〈作曲/作詞〉


楽理中等科 菊地成孔 Kikuchi Naruyoshi

▷授業日:隔週水曜日 19:00〜21:30
楽曲の構造を支える『音楽理論』を学ぶ講座です。魅力的なコード進行が、どのような仕組みで作られているのか?ポップスからジャズやボサノバまで、複雑な響きを持つ音楽の構造を読み解き、使いこなすためのスキルを身につけます。


作曲演習 高山博 Takayama Hiroshi

▷授業日:隔週水曜日 19:00〜21:30
楽曲の魅力の源泉ともいえる『メロディ』を作る技術を学ぶ講座です。才能や偶然で済まされがちなメロディの作り方を体系立てて学び、曲作りのスキルを多面的に身に付けます。短いフレーズをつくることから始め、オリジナル楽曲を仕上げていきます。


歌う言葉、歌われる文字 鈴木博文

▷授業日:第四金曜日 19:00〜21:30
歌い、歌われる「歌詞」について学び、作詞を実践する講座です。講師の実際の仕事を具体例とした作詞メソッドの解説と並行して、作詞課題と添削を行う実践的な講義となります。


実践!自己プロデュースと作品作り 入江陽

▷授業日:隔週木曜日 19:00〜21:30
「作詞、作曲」および音楽作品を何らかの形で世に「発表する」ことに特化して学びます。 受講生それぞれの技術やスタイルをカウンセリングしながら、各自が最適な形で自分の楽曲を世に出すことを目指します。