〔版画/写真〕では、三種類の版画とモノクロ銀塩写真を学ぶことができます。開講教程は5教程です。
版画教程は、「シルクスクリーン工房」、「石版画(リトグラフ)工房」、「銅版画工房」、「版表現実験工房」。写真教程は、「写真工房」です。
複数の受講も1教程のみの受講も可能です。
講師:松村宏
毎週月曜日13:00〜17:00
プロフェッショナルとして立てるだけの技術を獲得し、版画にとどまらず、美術、デザイン表現の可能性を広げようとする工房です。カリキュラムは厳しくも、バラエティに富んだ設定にしてあります。まずは基本的なトレーニングから始めましょう。手刷りですし、全ての工程を自身で進めることになります。1年をかけて制作作業を自分のカラダに覚えさせてください。
講師:佐々木良枝+増山吉明
毎週火曜日13:00〜17:00
石版画(リトグラフ)は、平版の版画です。平らな版材の上に油成分を含む画材(墨、クレヨン、鉛筆等)で描いたものを直接版にして刷ります。当工房では、石の版を使って技法を学びます。石の版、また、金属版(アルミ版)、を使った技法やPS版による写真製版技法も学びます。
講師:上原修一
毎週木曜日13:00〜17:00
銅版画という方法を使った「絵」を制作します。銅版画の特徴として、一つは凹版であることが挙げられます。ドライポイント、エッチング、アクアチントといった銅版画技法の基本技法と、インク詰め、拭き、修正、プレス機の扱いなど、刷りの基本技術を学びます。作りたい人の作りたい気持ちを最優先に実現できる、本当の意味での自由な工房を目指しています。
講師:清野耕一
毎週水曜日18:30〜21:30
版表現実験工房は、初心者のみならず、銅版画や他版種の経験者にも門戸を広げる場です。銅版画制作のための技術力を習得するだけでなく、直接銅版と触れ会うことによってモノ作り本来の楽しさを経験し、美術表現を創造する「発見」の場を目指します。同時に、絶え間ない地道な制作を通じて「自己を見つめる姿勢を培うこと」に重点を置きたいと考えています。
講師:西村陽一郎
毎週金曜日13:00〜17:00
モノクロフィルムや印画紙などの感光材料を使って、昔ながらの銀塩写真の基礎を学ぶ工房です。暗室作業が中心です。光と感光材料の関係、カメラの持ち方やフィルムの入れ方など、初歩的なところから順を追って実習を進めていきますので、まだフィルムカメラを持っていないという初心者の方でも大丈夫です。皆で共に楽しみながら、真剣に写真と取り組んでいきましょう。