テクニック&ピクニック〜視覚表現における創作と着想のトレーニング〜講師:伊藤桂司


定員:10名
期間:2023年5月〜2024年3月(10月期の募集は5月より開講している当教程への編入となります。)
日時:毎週月曜日 19:00〜22:00
10月期学費:185,000円 教程維持費:5,000円(通額)
開催教室:本校

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本講座では、グラフィック、デザイン、イラストレーション、美術などの創作における技術の獲得(テクニック)と楽しさの探求(ピクニック)を目的としています。

この講座では、緊張やストレスから遠く離れ、“創る喜び” “壊す快感” “身体感覚” “『偶然』の重要性” と言ったキーワードを中心軸に据え、シンプルながら多様なアプローチを試みます。

人間はリラックスした状態が一番能力を発揮できるとシュタイナーも言っていますが、受講生の方には、この講座を通して自らの内に潜む才能の“原石”を発見してもらえればと思っています。

授業内容(一例)

・テンプレートと定規のみを使って描く風景・人物
・コラージュ
・パースペクティブによる空間認識
・模写
・ZINEの制作
・インプロヴィゼーション(2〜3人のチームで即興的に大きめの支持体に絵を描く)
・画材の実験(同じモチーフを異なる画材で描き、画材の特性を再認識・再発見)
・ブラインドドローイング(目を隠して音楽を聴きながら、音から連想されるイメージを描く)
・3ミニッツドローイング(その場で聞いた言語のイメージを3分間で描く)
・古本、中古レコードのカスタマイズ(神保町で入手した古本、中古レコードにコラージュしたり、落書きしたり、ペイントを施したり、自由な発想でカスタマイズし、世界に一つだけのアートピースを創る)
・インプットとアウトプット(影響を受けた作家を再研究し、その方法論を援用した作品制作を試みる)
など他多々

講師プロフィール

伊藤桂司

1958年東京生まれ。’80年に雑誌 ”JAM” ”HEAVEN” でのデビュー以来、グラフィックワーク、アートディレクションを中心に活動。2001年東京ADC賞受賞。テイ・トウワ、スチャダラパー、キリンジ、バッファロー・ドーター、高野寛、ohana、オレンジペコー、愛知万博EXPO2005世界公式ポスター、イギリスのクラヴェンデール、SoftBank キャンペーン他多数のヴィジュアルを手掛ける。
「四次元を探しに/ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)など他数々の国内外展示に参加。個展多数。作品集に『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『DAYS OF PAST FUTURE』(Alex Besikianとの共著)他多数。京都芸術大学大学院教授。UFG代表。http://site-ufg.com/

講師インタビュー

2021年に開講した「テクニック&ピクニック」。講座では「コラージュ」「古本、中古レコードのカスタマイズ」「カットアップ」「ZINEの制作」などの課題を通じ、創作における技術の獲得(テクニック)と楽しさの探求(ピクニック)を行います。自身の作品制作と並行して、数多くのグラフィックワーク、アートディレクションを手掛けてきた講師の伊藤桂司さんに、ご自身と講座についてお話を聞きました。

 友人のコラージュに衝撃を受けて

伊藤 絵は、子どものころから描いていました。まだ字も読めないころに、家にあったジャノメミシンの文字を描いていて、それを見た母親が僕に紙と鉛筆を渡して以来、ずっと絵を描いていたそうです。よくある話ですが、学校の先生から「絵が上手いね」とほめられる子どもでした。でも、絵を描くことと同じかそれ以上に動物が大好きで、小学校の作文では「動物園の飼育員になりたい」と書いたのを覚えています。

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修了展レポート

2022年4月10日から23日まで、神田のTETOKA/手と花で開催された「TEKNIK & PICNIC “視覚表現における創作と着想のトレーニング〜” 美学校 伊藤桂司講座・第1回 修了展 “テクニック&ピクニック”」。会場には、一年をかけて取り組んだ課題を中心に、受講生9名と講師・伊藤桂司さんの作品が並びました。展示の模様と、受講生の声を紹介します。

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〈様々な分野〉


モード研究室 濱田謙一 Hamada Kenichi

▷授業日:毎週土曜日 18:30〜21:30
モードを考えるところからスタートし、実際に服を作り上げるまでの授業です。何かを想像し考え、自分の中に入り込み転がり込んで出てゆく瞬間の表現手段が服であったなら、どのような作品が生まれるのかをテーマに授業を進めます。


実作講座「演劇 似て非なるもの」 生西康典

▷授業日:週替わりで月曜日と金曜日 19:00〜22:00(6月から開講)
週替わりで本校とスタジオを交互に開催します。本校では対話を重視し、スタジオではその実践としての稽古を行い、最後に修了作品を制作します。それぞれがどういう作品を作るのかは、1年を通して話したり試したりするなかで、一緒に探していきます。


特殊漫画家-前衛の道〜商業漫画と特殊漫画-そのあいだ〜 根本敬 Nemoto Takashi

▷授業日:隔週火曜日 19:00〜22:00
「特殊漫画家」として、今日まで「何故食べてこられたか」その意識無意識のあいだを受講生の皆さんに語り、時に問いかけ、しばしば即興的に皆さんとラフに漫画を描きながら探っていきたいと思います。


テクニック&ピクニック〜視覚表現における創作と着想のトレーニング〜 伊藤桂司

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
グラフィック、デザイン、イラストレーション、美術などの創作における技術の獲得(テクニック)と楽しさの探求(ピクニック)を目的として、シンプルながら多様なアプローチを試みていきます。


劇のやめ方 篠田千明

▷授業日:隔週火曜日 19:00〜22:00
劇は始めるよりやめるほうが難しい。社会で起きている劇をやめるのはさらにとても難しい。難しいけど、劇をやめ方を考えることはいま必要とされているように思う。ワークショップや、今だから出来る実践を通して、みなさんと一緒に『劇のやめ方』にまつわる思考を捕まえたいです。


意志を強くする時~漫画の作話精神論〜 意志強ナツ子

▷授業日:毎月第三日曜日(年間12回)13:00〜17:00
漫画づくりにおいて、私は作話の工程をもっとも重視しています。「白目をむくほど面白い」物語はどうやったら作れるのか?おそらくそれは、精神論がないと辿り着けない場所にあるんじゃないかと思っています。この講座は、作話理論と同じくらい精神論を大切にしていく漫画の作話講座です。


建築大爆発 岡啓輔+秋山佑太

▷授業日:隔週金曜日 19:00〜22:00
建築家でありながら現場で大工として多くの経験をしてきた岡啓輔と秋山佑太によるハードコアな建築とアートの講座です。建築家志望の人も、職人志望の人も、アーティスト志望の人も、今は建築にもアートにも関わりがない人も、この交差点に感心があれば来てください。


自分を越えた作品を 計画的につくる方法と発表の実践 岸井大輔 岸井大輔

▷授業日:隔週金曜日 13:00〜17:00

この講座では創作法を一緒にいくつか試して、それぞれが思いもしなかった新しい作品作りにトライしてみます。創作法を理解して応用できるようにし、最終的には作品を発表することがこの講座の目標です。


アートに何ができるのか〜次に来る「新しい経済圏」とアーティストの役割を考える 荒谷大輔 荒谷大輔

▷授業日:隔週火曜日 18:30〜21:00
この講座では、まず現在アートがおかれている社会的な状況を振り返って考えながら「アート」と呼ばれるものの本質を明らかにします。参加者が知らないうちに身に着けている価値観の前提を問い直しつつ、それでも直観的にはおそらく各人が捉えているアートの本質を、ディスカッションの中で明らかにしていければと思います。


イベント・プロデュース講座 岸野雄一 Kishino Yuichi

▷授業日:隔週木曜日 19:00〜21:30
ライブやDJイベント、インスタレーションなど様々なイベントを企画・宣伝・制作・開催することを実践しながら、体験としてその方法論や技術を学んでいきます。小規模な企画から始まり、一年かけて、大規模な企画の制作・実践へと進みます。