【2025年度募集なし】未来美術専門学校講師:遠藤一郎


※2025年度は休講となります。次回募集は未定です。


定員:6名
期間:-
日時:不定(毎月スケジュール調整をして開催します。)
学費:330,000 円 教程維持費:11,000 円(年額)
開催教室:本校+外部

ガチであそびつづけていく

「実力、才能、経験、理屈、自信、不安、葛藤、調和、むし」
「リスク、コスト、バランス、一切むし」
「ゆとらない、かまわない、いかされない、超元気」
「ピンピン、ワクワク、ゴリゴリ、イケイケ、クラクラ、ギョギョギョ、アゲアゲ、200%」

好きにやる
なにかのスタイルはいらない
おだやかにゆとる必要なし
それぞれの形でフルスペック
ありえるかぎりの今
考えず気にとめず
ナリフリかまわず
やる
ただ好きに
やる
超調和が適当にハマっていく
間違いはない
夢がはじまる

何のためでもない
誰のためでもない
社会のためでもない
コンセプトもステータスもない
なんでもない
だれでもない
どうでもいい
ちょうどいい
すでに最高
その連続

現実はおわる
夢がはじまる

宇宙の最高の最短の地上のツアー

やっちゃいましょう

未来へ

どうしようもなく役立たずだけど、究極に役に立つ、最強のど素人、夢バカ。やりたいことをやる、負けない。授業ではアートが何か、何がアートか、なんてことはやらない。やりたいことをやれるようにする。本当にやりたいことは何なのか。自分の思い描く、こと、もの、ゆめ。世の中や時代にあわせるのではなく、夢のまんまに、ただたんに、好きに。自分にとっても世の中にとってもたった一つのわがままな夢。社会の中にはその実現方法はない。だからその方法を伝達します。課外授業が多くなります。常識をいきなりぶち壊すことはできないけど、自分をはめている常識の殻を壊すことはできる。常識から抜け出す。子供の頃から世の中の仕組みをしきりに教えてもらうけど、それは仕組みだからすでに仕組まれていること。けど本当は全部が、全員が、はじめから仕組まれていることは何一つない。プログラムなどされていない。はじめの課題は、主体を取り戻す。仕組まれた枠組みと価値観からの脱却、その先に広がる自由への踏み出し。あたりまえの自由を解放する。いがいとけっこう簡単です。命は好きなことにかける。
それぞれの個が一番大切。派手で大袈裟なものはみんな知っている。ネットに載っていたり、ランキングの上位だったり。そうではなく大切な感性はとても些細。誰も知らないけど物凄い感覚、究極の美なんぞはそこらじゅうで人知れず、さりげなく実は猛アピールしてるのに。それを見逃さず掴める感覚を得る。デタラメを鍛える。誰でも呼び覚ませる。ど素人がいい。できないからできるようにがんばる。無限の発想にて。試行錯誤で出来たものの方が下手でも意味があるし面白い。人にも社会にも源のためには道外れたカオスポイントが必要で、素人の発想が今の世の中にはない新しい何かが生まれる可能性がある。素人は最強。好きに夢にむかうバカには誰もかなわない。夢バカ最強宣言。世の中にはへんなやつが必要だ!!冒険のはじまり!!!!

プライドを消す
超リアル。既知外のすすめ。システム化デザイン化は避ける。それが「意味不明」「謎」だと思ったらすでに『扉』は壊れかけてる。そんな直感に気づいたら。逃げず、飛び込んでいけるか。ナリフリかまわず自分を突き動かせるか。今より世界はカラフルか。バーチャルはいらない。前へ、前へ、前へ。やればできる。マジでたまんない領域へ。本物を見逃さないために肝に命じておきます。
宣言、どんなにバカバカしくともどんなに胡散臭くとも、無知なる先入観、既成概念たるは全て、歓喜を阻害するダメ思考とバカ理論とクソ概念であり、すっぱり無視します。無垢な情熱と、ふりそそぐ直感、に忠実であるよう心がけます。であれば出来事はただの本質であり、事実はとてもとても素直に笑えますから。それが原点です。
言葉にはできない感性と出来事さまざまな何かが重なりあい好きに勝手にすれば最高。適当にハマった超調和は四季に匹敵するパワーと美しさ。すべてがそう。人は弱いとよく言うがそんなことはまったくない、人は強い。
情報は無数に溢れているように見えるが真実は一握りなので、そこに感性をあわせれば真実はとてもよく目立ってる。本質はほぼ全てが普通で全てが美しいといえる。その中に原子や循環や気合いや手のひらがあるのかもしれない。やはり直感は取り戻したい基本スキルであるし、「感じ合う」という理解はより信憑性をもった一般的能力にならざるを得ない。「大事なものは目に見えない」ってことならば多次元も多々でしょうから。ますます、ビビビっと。逃げずに。
誰でも夢見たようなフザけた大バカを一生懸命に無我夢中に追い詰めて、いつのまにか誠の誠の新事実や奇天烈な新発見に至り、芸術だとするならばすでに最強に至ってる。といっても芸術だろうがなんだろうが、どうなるかわからずとも自分にとっての全身全霊にわくわくわたわたすれば最強をこえて弾けてる。本当の本物は言葉でも表面でも概念でもなく(言葉や表面や概念だとしても)、どこからでも無限に発せられる熱パワーにあり泥臭さにあるので、直結せずともそこに心身の照準を重ねあわせるように。ゆるりととけあうように。何かのフリをするのではなく、無数の交差によってぶつけあい感じあい熱を反射し、やりたいことやってみて、大好きなことやってみて涙することが今の自分たちにはとてもぬくい誕生の種になるので。まだまだこれからもやっていきます。

超普通スーパーリアルわいわいドリームワールド

遠藤一郎

講師プロフィール

遠藤一郎

遠藤一郎

1979年、静岡県生まれ。未来へ号ドライバー、カッパ師匠、DJじゃみへんさん、未来龍大空凧、マグマ農場、for you、未来美、ドラゴンリリース、等を進行中。
車体に大きく「未来へ」と描かれたバス『未来へ号』で車上生活をしながら全国各地をはしり、アートイベントで展示やパフォーマンスを行う。主な参加イベントに「別府現代芸術フェスティバル混浴温泉世界」わくわく混浴アパートメント、「TWIST and SHOUT Contemporary Art from Japan」BACC(バンコク)、「愛と平和と未来のために」(水戸芸術館)「六本木アートナイト」(六本木ヒルズアリーナ)他。2008~2017『美術手帖』(美術出版社)に連載。

 

講師インタビュー

━━━「未来美術専門学校」は、一見どんな講座か分かりにくいので、受講をためらう人も少なくないかもしれません。

ただ受講生を増やしたいなら、まず講座紹介文を変えればいいんだよ。あれでは入りづらいでしょ(笑)。でも、あの文章を読んで受講するやつは面白いし可能性があるからな。今期(3期)も、俺のことは知らないけどあの文章を読んで勘で入りましたって言うやつがいるけど、すっごい面白い。

━━━そもそも「未来美術専門学校」を始めたきっかけは何だったのでしょうか。最初は藤川さん(美学校代表)に声をかけられたんですよね。

確か、(藤川代表のマネで)「俺はさ、お前が講座をやったらいいと思っているわけ。お前は楽しいんだか大変なんだかぐだぐだしているけどよ、一人じゃやっぱできないわけだから。お前が講座をやって人が集まったらいいなって思っているわけよ、俺は」って言われたと思う。

━━━校長に似てますね。それ以前に、美学校との接点はありましたか。

俺は美学校出身でもなんでもないけど、竜太くん(Chim↑Pomリーダーの卯城竜太)とか、愛☆まどんなとか、臼井(良平)とか、メガネとか親しいやつらが美学校出身なわけじゃん。会田(誠)さんが美学校で教えてたこともあったし。それで美学校のことは知ってたし、藤川さんが俺の活動を見てくれてたんだな。ラピュタ(※1)はもともとメガネたちのアトリエで、メガネたちがそこを出ることになったら、藤川さんから「上の小屋が空くんだけどよ、お前東京にいるときどこにいるんだ?人が集まったりするならそこ使っていいからよ」って鍵渡されて。それでラピュタになったんだよ。・・・続きを読む

講座レポート

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遠藤一郎という男を知っているだろうか。絵の具で汚れた服を着て、あるいは「FIGHT 世界」などと愚直なメッセージを書きなぐったTシャツを着て、日本全国を走り回っている男だ。

男の職業は「未来美術家」。2006年頃から、黄色い車体に青字でデカデカと「未来へ」と描かれた車「未来へ号」で車上生活をしながら、北は北海道から南は沖縄まで車を走らせている。行く先々で出会った人の夢を車体に描き込んでもらっているのだ。さながら巨大絵馬と化した未来へ号の専属運転手・遠藤は、時に六本木ヒルズに体当たりしてみたり、時に美術館で46日間ほふく前進をしてみたりする。そうかと思えば、日本だけでなく中国やインドで凧揚げプロジェクト「未来龍大空凧」を展開。現地の人々が夢を描いた連凧を大空に舞わせてみたりする。2012年からは、日本列島にメッセージを描くプロジェクト「RAINBOW JAPAN」を立ち上げ、日本列島を縦断。GPSの軌跡で日本全体を勇気づけるメッセージを描いている。「一体何のために?」その問いには決まってこう答える。「愛と平和と未来のために。」

ド直球なメッセージを文字通り体当たりで伝え続けて、今では森美術館での展覧会に参加するなど、美術界からも美術界以外からも一目置かれる存在となった。そんな遠藤がこのたび美学校で「未来美術専門学校」を開講する。常に移動し続ける回遊魚のような遠藤が、決まった場所を持つのはそれだけで驚きだ。なぜ講座を開講したのか、どんな講座にするつもりなのか。開講直前に開かれた開講記念トークの模様を交えながらお伝えしたい。・・・続きを読む

未来美展4が開催中!ところで未来美展ってなーに??(2020年)

先週10月17日から未来美展4「全身全霊」がスタートしました。会場はさいたま国際芸術祭のアネックスサイト旧大宮図書館です。みなさん、是非ご来場ください。会期は11月15日までです。

と、さらっと書きましたが、そもそも未来美展って何?さいたま国際芸術祭に参加してるの?なんで美学校が宣伝してるの?等々、疑問を持つ方も多いと思うので、そのあたりを説明してすっきりさせつつ、今回の展示を写真で簡単にご紹介したいと思います。・・・続きを読む

美学校修了生座談会③―ドロップアウト編

入校に際して年齢や学歴を問わない美学校には、さまざまな人が集まります。これまで、美大に通いながら、会社に勤めながら美学校に通っていた方々のお話を伺いしてきました。今回は、美学校に入った後、もしくは入るにあたって、それまでの仕事を辞めた(ドロップアウトした)方々にお集まりいただき、美学校で訪れた人生の転機(?)などについてお話を伺いました。・・・続きを読む


〈現代美術〉


アートのレシピ 松蔭浩之+三田村光土里 Matsukage Hiroyuki

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
俗にいう「現代アート」に限らず、音楽、映画、サブカルもアングラも含めた文化全般を視野に入れた講義、ワークショップを実施します。かならずしもアーティストを養成することが目的ではないですが、節々でアートの実践を体験してもらうことで、クリエイティビティー(=創意工夫)の本質を知ることを目指します。


ビジュアル・コミュニケーション・ラボ 斎藤美奈子 Saitoh Minako

▷授業日:毎週火曜日 13:00〜17:00
作品制作を中心に、現代美術に関する講義を交えて進む講座です。制作を通して、美術作家としてのものの捉え方や考え方も学んでいきます。まず、ゆるやかな方向性をもったカリキュラムを用意します。とにかく、何か作ってみる。そこからスタートです。


芸術漂流教室 倉重迅+田中偉一郎+岡田裕子 Kurashige Jin

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
「芸術漂流教室」は、倉重迅、田中偉一郎、岡田裕子を中心に、ゲスト講師も招きながら展開していきます。現代美術の領域で活動しながら他ジャンルにも軸足を持つ、無駄に経験値の高い講師陣とともに「楽しく」「真面目に」漂流しましょう。


未来美術専門学校 遠藤一郎 Endo Ichiro

▷授業日:不定
未来美術家・遠藤一郎による講座。本当にお前がやりたいことは何なのか。お前の夢を好きなまんまにやれ、わがままに。夢バカ最強宣言。非実力派宣言。最初の一歩。世の中にはへんなやつが必要だ!!


現代アートの勝手口 齋藤恵汰+中島晴矢 現代アートの勝手口

▷授業日:毎週金曜日 19:00〜22:00
「現代アートの勝手口」は、この20世紀を総崩れにした30年の後に、改めて勝手に現代アートをやろうという集まりです。私たちは広く深く種々の形式を取り扱います。知的好奇心の赴くままに一緒に遊べる人と、これからの遊び方を再発明したいのです。この講座を通し、三河屋のようにひとの勝手口から勝手に出入りして、その勝手を盗み合えるひとたちと出会えれば幸いです。


アンビカミング: シャドーフェミニズムズの芸術実践 遠藤麻衣+ゲスト

▷授業日:隔週火曜日 19:00〜22:00
アーティスト・遠藤麻衣による講座。フェミニズムの領域でも「ネガティブ」で「パッシヴ」な「シャドーフェミニズムズ」に焦点を当てて学んでいきます。クィア・フェミニズム、ソーシャルプラクティスとしての芸術に関心を寄せるさまざまな方の受講をお待ちしています。


サウンドアート・入門と実践 渡辺愛

▷授業日:第二日曜日 14:00〜16:30
この講座では、音や音楽を考えるうえでの基礎的な学びとして、広く現代音楽や電子音についての知見を深め、音自体の構造を理解し、電子音響による音づくりを通じて「音とは何か」を考察、実践します。


立体・空間制作ゼミ 時空を超えて〜彫刻からインスタレーション 利部志穂

▷授業日:毎週火曜日 19:00〜22:00
この講座では立体や、空間的な制作表現について学びます。作品制作、作品鑑賞体験、美術を考えることは勿論、それぞれの特性や関心がどのようなところにあり、どのように展開していくのか。どのような手段で制作や思考が進められるのかを、実践的に取り組んでいきます。