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【5月〜8月】オープン講座「映画を聴く」講師:岸野雄一

【5月〜8月】オープン講座「映画を聴く」講師:岸野雄一


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オンライン化による試み

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、受講生皆様の安全を考慮した結果、本講座をオンライン化する事に致しました。 オンライン化の詳細はこちらよりご確認下さい。

オンラインによる集中的な2時間の講義を、隔週火曜の夜に4ヶ月間学ぶことで一生使える解析力が身につくという事が本講座の大きな魅力と考えております。
また、これまで受講を希望されていた地方や海外在住の方でも、受講が可能になります。
※ご自宅のネット環境が不安な方でも講座内容は録画されますので、そちらを後日お送りする形でフォロー致します。


映画の音の仕組みを学ぶ

この講座では、映画における音/音楽の歴史や方法論、その効果を読み解く技術、すなわち『映画の聴き方』を身につけていきます。

優れた映画音楽とはどういうものなのでしょうか?

優れた音楽がそのまま優れた映画音楽にはなる訳ではなく、映画音楽には独自の技術や方法論が要請されます。また、映画と音楽の関係に絶対的な正解は存在しません。代わりに、20世紀以降の映画史が積み上げてきた膨大なトライ&エラーの歴史があります。普段何気なく観ている映画のワンシーンも、そうした映画音楽独自の文法や技術の蓄積の結果として成立しているのです。

授業では講師の所有する膨大な映像アーカイブをプレイバックしながら、20世紀以降の映像の発達史から、21世紀現在にまで繋がる音と映像の発展史を解読し、概念と方法論を体系化していきます。

 


講 師:岸野雄一
日 程:2022年 5月10日、5月24日、6月07日、6月21日、7月05日、7月19日、8月09日、8月23日
すべて火曜日/全8回
時 間:20:00 〜 22:00
定 員:30名
受講料:25,000 円 
形 式:ZOOMによるオンラインでの開催です。
締切り:5月06日
支払い:こちらのフォームよりお申し込みください。
    フォーム送信後に自動返信でお支払いのご案内メールを差し上げます。案内に従ってお支払いください。

※各一回の講義が30分延長して2時間枠となりました。
それに伴い受講料を変更します。ご了承ください。また、各回単独の受講はできません。

授業ツール:
ZOOM・・・授業プラットフォームです。ご自宅のネット回線の確認などをお済ませください。
Discord・・・授業補助として利用するチャットツールです。毎回の授業リンク案内のほか、課題提出、コミュニケーション等のプラットフォームとして使用します。

 

オンライン講座に関して


本講座はZOOMにて実施します。
パソコン、タブレットなどのご使用端末やご自宅のインターネット環境でZOOMが使用できることをご確認の上お申し込みください。

授業内で学びきれなかった内容は、アーカイブ動画による復習や、チャットツールのDiscordによるご質問などを随時ご活用ください。
※講座の模様はアーカイブ動画として受講生の方にのみご視聴いただけます。

ほか、オンライン講座受講に当たって不安や質問ございましたら、arita@bigakko.jp(担当:有田)までお気軽にお問い合わせください。

 

授業内容


第1回 :映画における音のレイヤー
第2回 :アンダースコアとソースミュージック
第3回 :映画音楽の起源
第4回 :サイレントからトーキー
第5回 :音のフレームと主観的聴取
第6回 :ライトモチーフについて
第7回 :映画における音楽の効用
第8回 :音と映像のテンポ感・リズム感

 

授業で扱う映画


○赤西蠣太 / 伊丹万作 ○秋日和 / 小津安二郎 ○アタラント号 / ジャン・ヴィゴ ○あの胸にもう一度 / ジャック・カーディフ ○アレキサンドル・ネフスキー / セルゲイ・エイゼンシュタイン ○イージーライダー / デニス・ホッパー ○偽りの花園 / ウィリアム・ワイラー ○インセプション / クリストファー・ノーラン ○インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 / スティーヴン・スピルバーグ ○雨月物語 / 溝口健二 ○浮草 / 小津安二郎 ○エクソシスト / ウィリアム・フリードキン ○女は女である / ジャン・リュック・ゴダール ○影なき狙撃者 / ジョン・フランケンハイマー ○陽炎座 / 鈴木清順 ○狩人の夜 / チャールズ・ロートン ○キルビル / クエンティン・タランティーノ ○グエムル / ポン・ジュノ ○グランドホテル / エドマンド・グールディング ○ケーブルホーグのバラード / サム・ペキンパー ○黒衣の花嫁 / フランソワ・トリュフォー ○座頭市暴れ火祭り / 三隅研次 ○サスペリア 2/ ダリオ・アルジェント ○白い恐怖 / アルフレッド・ヒッチコック ○ジョーズ / スティーブン・スピルバーグ ○地獄の黙示録 / フランシス・フォード・コッポラ ○ショック集団 /サミュエル・フラー ○須崎パラダイス・赤信号 / 川島雄三 ○続・夕陽のガンマン / セルジオ・レオーネ ○ソーシャル・ネットワーク / デヴィッド・フィンチャー ○ゾンビ / ジョージ・ A・ロメロ ○テシス・次に私が殺される / アレハンドロ・アメナーバル ○テキサスの5人の仲間 / フィルダー・クック ○天国と地獄 / 黒澤明 ○どですかでん / 黒澤明 ○トラトラトラ / リチャード・フライシャー ○2001年宇宙の旅 / スタンリー・キューブリック ○日本橋 / 市川崑 ○ファンタジア / ベン・シャープスティーン ○風船 / 川島雄三 ○フェイスオフ / ジョン・ウー ○ブルー / 安藤尋 ○ベルリン天使の歌 / ヴィム・ヴェンダース ○北北西に進路を取れ / アルフレッド・ヒッチコック○僕の伯父さんの休暇 / ジャック・タチ ○マーティ / デルバート・マン ○マリー・アントワネット / ソフィア・コッポラ ○見知らぬ乗客 / アルフレッド・ヒッチコック ○乱れ雲 / 成瀬巳喜男 ○未知との遭遇 / スティーブン・スピルバーグ ○ラストタンゴインパリ / ベルナルド・ベルトルッチ ○リッチ・アンド・ストレンジ / アルフレッド・ヒッチコック ○ロンゲストヤード / ロバート・オルドリッチほか、随時、多数。

※講義における資料映像の使用に際して、著作権法上の教育機関における使用特例の条項上、受講生が不特定多数の著作物消費者ではないことを証明する承諾書にご署名をしていただく必要があります。

 

◯「映画を聴く」を受講された方々のご感想です


●耳から鱗体験
「今まで誰も教えてくれなかった映画音楽の作り方を、多種多様なジャンルの名作を用いて構造から分析し、紐解いて教えてくださいました。映画の見方、聴き方が変わり、耳から鱗体験でした。」

北村早樹子(SSW/白石晃士監督『殺人ワークショップ』木村文洋監督『息衝く』音楽担当)

 

●美学校「映画を聴く」を受講して
私はこの講座を受ける前から、自分のことを「映画好きな人間」だと思っていましたが、よくよく考えてみると実際に映画を観るのは劇場・配信を問わず1年に1回あるかどうか、場合によっては数年の間1本も観ないということも少なくありませんでした。世の中にはインターネットやテレビなど、他にも興味深いものが多すぎて、そんな中でひとつの作品を観終えるまでに2時間ほど拘束されてしまう映画というジャンルは、どうしても優先度が低くなってしまったのだと思います。
しかしこの講座を受講した後、私はほんの1〜2ヶ月の間に劇場で1本、配信で5本ほどの映画を観ました。今までの自分では考えられないほどのハイペースです。
この講座では、映画における「音」の表現にはどのようなものがあり、そこにはどれほどの可能性が広がっているのか、多種多様な作品を実際に観ながら、詳しく知ることができます。
そしてまた、それぞれの表現がなぜ、どのような背景や目的に基づいて実現したのか、精緻な理論と構造的な分析に沿って理解することができます。
講師の岸野さんによる解説は、どんな人にも必ずわかるような平易な説明で、しかもそれぞれの映画の魅力が沸き立つような臨場感とともに次々示されていくので、私にとって毎回の講義はいつも岸野さんのライブを見ているようで、夢中になったり爆笑したりしているうちにあっという間に過ぎてしまいました。
また、授業が終わってからの生徒を交えた質疑応答、感想などを述べ合う時間も心楽しいものでした。他の生徒さんが繰り出す質問や意見は、どれも事前にはまったく想像できないものばかりで、いつも驚きや愉快さを感じました。
私自身もなるべく、どんなに素朴で当たり前のような感想でも何かを言うようにしましたが、不思議とその場に提示してみると、それはとてもユニークで価値のある意見のように感じられて、これも他の生徒さんや聞き手になった岸野さんの存在によるものだったのだと思います。
そのような講義を通して私が得た一番大きなものは、岸野さんの解説とともに鑑賞した一つひとつの映画がただ純粋に「面白い!」と思えたことで、もうとっくに知っているつもりだった「映画の面白さ」が実はとても限定的なもので、まだまだ全然知らない映画の魅力があったことに気づけたということは、何より大きな収穫だったと思います。初めに書いた、私の映画鑑賞の数が一気に増えたのも、そうやって「映画全体の面白さ」を体感したことが理由なのだろうと思います。
今後はそのように、日々映画を鑑賞する中で、あらためてこの講座で教わった知識や考え方をあてはめながら、さらなる面白さに出会っていきたいと思っています。

門松宏明(会社員・坂本龍一監修『commmons: schola』元編集)

 

●教員の方にもオススメ
音の専門家として教鞭を取る立場から受講したのですが、最後まで受講したらもう元の映画鑑賞には戻れなくなりました……!
映画の半分は音でできていると言われますが、私たちはどれだけその音を聴けているでしょうか、あるいはその逆「あるはずの音がないこと」に気づけているでしょうか?
これは「観る耳を養う」クラスです。映画の「聴きかた」を学ぶことで、映画の奥行きがブワーッと開けます。
ジャンル不問、古今東西の映画を縦横無尽に紹介しつつ、ときに受講者に議論を投げかける形のフレンドリーな講義でした。Discordでのオープンチャットも質問しやすい雰囲気で、大人の学び場という感じです。映画を聴く人がぜひ増えて欲しいです。
渡辺愛(作曲・電子音楽家・大学講師)

 

「映画を聴く」その言葉に惹かれて申込みました
まさにそうでした。 画面の中での「今」の映像や言葉にリンクしているだけではなく、作品全体に、現在過去未来に、人物の感情に、時代や景色に…いろいろにリンクしている音楽を教わりました。
普段の映画談義では、まず聞けないし話題にならない事ばかりで。 それも、しれーっと紐解いてくださる先生。タネをあかされる度に目から鱗の連続でした。
しかしパターンは、あるようで無いようであるようで無いようであるようで無いようで…も教えて頂きました! 作り手のアイデア豊富で、しっかり存在感のある映画音楽に益々惹かれました。
大阪から東京に通い受講して本当によかったです!お値段以上の情報と発見に大満足の黒黒黒字です!
※オンライン講義前の対面講義の時期のご感想です。
かんのとしこ(アコーディオン奏者・映画『散ルカモネ』音楽担当)

 

●「たくさんの気づきがあった」
授業の中で注意をして音を聴いてみると、思ったよりも多くのことが映画の中で起こっていました。映画といえばまずは視覚のメディアですが、聴覚のメディアとしての成り立ち、音楽・音響の役割を実際に映画を観ながら解説してくださいます。受講前から意識的に音に注目して映画を観ていたつもりでしたが、自分では気付けないことがたくさんありました。
このクラスをきっかけにサウンドエンジニアを主とした米国の学校に進み、現在、学生映画の音響や音楽にとりかかっています。
浅井 順平

 


講師プロフィール


岸野雄一

音楽家、オーガナイザー、著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗る。東京藝術大学大学院映像専攻、立教大学現代心理学部、広島市立大学芸術学部にて「映画におけるサウンド・デザイン」の教鞭を執る。音楽レーベル運営として“Out One Disc”を主宰し、OORUTAICHIやGangpol&Mitなど個性豊かなアーティストをプロデュース。オーガナイザーとしてはSparks、Max Tundraなどの海外アーティストを招聘。アーティストとしては、音楽劇『正しい数の数え方』が文化庁第19回メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞した。近年では、都内コンビニにDJブースを持ち込んだ『レコードコンビニ』や、盆踊りをアップデートするプロジェクトが話題を呼ぶなど、常に革新的な『場』を創造している。

 

お申し込み


お申込み前にこちらのオンライン講座受講ガイドラインを必ずご一読いただき、ご了承の上お申込み頂けますようお願いいたします。


「映画を聴く」の申し込み受付は5月10日0:00に終了いたしました。有難うございました。

新型コロナウイルスの感染拡大防止について
当校では感染拡大防止のため以下の対策を行っております。恐れ入りますがご来校の際はご協力いただけますようお願い申し上げます。

  • 校舎および教室では常時換気を行なっております。
  • 来校者・受講生の方々や講師・スタッフの健康と安全を考慮し、マスクを着用して勤務させていただくことがありますがご了承ください。
  • アルコール消毒液を設置しておりますので手指の消毒にご協力ください。
  • マスクの着用、咳エチケットなどにご協力ください。
  • 発熱などの風邪のような症状があるときや、体調が優れないときは、来校・出席をお控えください。

 

〈配信中のオンライン講座〉


〜ゼロから聴きたい日本の土着音楽〜

◆講師:吉田雅史 ゲスト:韻踏み夫 荘子it
▷放送時間:3時間52分 ※講師陣によるレジュメ付き
本講座では、学校と軍隊を通じて普及した「洋楽」系の流れとは異なる、庶民的な実践の系譜を浮かび上がらせることを目指します。「音楽」「(歌舞)音曲」「洋楽」「邦楽」「民謡」「民族音楽」といった概念の来歴についても批判的に検討します。
ゲストとして、近代日本の音楽教育や音楽批評の大きな流れをみごとに提示する貴重なお仕事を次々に送り出し、「ポピュラー邦楽」という魅力的な概念を提起されている大谷能生さんをお迎えします。さらに、美的かつ政治的にオルタナティヴな音曲実践を進めている炎上寺ルイコさん、該博な音楽知識に基づいて地域に密着した盆踊りの現代的再編に取り組む岸野雄一さんも交えて、未だその全貌を現してはいない近代日本の土着音楽の姿を探究してみたいと思います。


〜ゼロから聴きたい日本のヒップホップ〜
◆講師:吉田雅史 ゲスト:韻踏み夫 荘子it
▷放送時間:3時間57分+補足動画2時間10分 ※検索用楽曲リスト付き
2010年代終盤に囁かれた「日本語ラップブーム」を通過し、日本語ラップはかつてなかったほど豊かなフェーズへ突入しているように見えます。 そしてその豊かさはもちろん、1980年代からの30年以上にわたる日本語ラップの歴史と作品群によってもたらされたものです。しかし一方で、ラップという表現方法があまりにも一般的になったために、日本語ラップの世界はあまりにも多様で、外からみれば、つかみどころのない広大な世界が広がっているように見えるかもしれません。日本語ラップの世界に導かれる導線は、フリースタイルバトルのみならず、アイドルやお笑い、アニメなど様々な世界に張り巡らされています。日本語ラップを楽しむ軸も実に多様です。ラップが好き、ビートが好き、ラッパーのキャラが好き、ファッションが好き、ラップのメッセージ性が好き、リリックがリアルなところが好き・・・ そこで本講座では「日本語ラップのなにがカッコいいのか」「日本語ラップのどこを評価するのか」という点について、考えてみたいと思います。


〜ゼロというか、マイナス5くらいから聴きたいジャニーズの文化と音楽〜
◆講師:大谷能生 矢野利裕
▷放送時間:3時間22分 ※検索用楽曲リスト付き
ジャニーズを「ゼロ」から聴くとは、ニッポンの、戦後の、芸能の、その音楽の、その作品を聴くための「ゼロ」地点って、いったいドコ? ってところから考えなくちゃならない。ジャニーズ事務所が内包している「メジャー」と「マイナー」の複雑な関係は、わたしたちにそのように考えさせます。 ということで、ゼロよりもそのちょっと手前の、だいたい「−5」くらいの位置から、つまり、ジャニーさん・戦後ニッポン・芸能界、その三者の「個性と発展」を確認するところからはじめて、その成果が映り込んでいるステージの映像なんか具体的に見ちゃったりして、なんとかかんとか、素晴らしい成長を見せている2010’sのジャニーズ・グループの活動の紹介にまで辿り着ければ……と思っております。