本講座はオンライン授業+人数を限定しての対面授業のハイブリッド形式で実施します。
オンライン講座に関する案内はこちら
定員:15名
期間:2025年5月〜2026年3月
日時:月曜(毎月1,2回/全15回+オンライン添削)19:00~21:30
学費:170,500円 教程維持費:11,000円(年額)
開催形式:オンライン+対面(本校)
本講座は座学と実技・添削から成る実践的なライター講座です。
オンラインでの開催になりますので、地方や国外在住の方もぜひお気軽にご参加ください。
普段の授業はZOOMで行うほか、授業時間外の連絡とコミュニケーション手段として、フリーで使えるチャットツールであるDiscordを使用します。課題添削や授業時間外での質問やコミュニケーションに活用可能です。
オンラインの強みを生かした授業をお届けいたします。
[ZOOM授業に関する注意事項]本クラスでは能動的な授業参加のため、移動中や体調不良などやむを得ない場合を除き、カメラをオンにして顔出しでの参加にご協力をお願いしております。プライバシーが気になる方は、マスクの着用やヴァーチャル背景、アバターなどをご活用ください。
可能な範囲でご了承・ご協力頂けましたら幸いです。
ZOOM授業
ゲストを招いての座学や文章への個別講評などを行います。ZOOM授業は毎回アーカイブされますので、多忙な方は後から視聴することも可能です。
オンライン添削
授業連絡はじめ、様々なコミュニケーションにはチャットツールのDiscordを使用します。
個別のスレッドが設けられ、そちらに適宜文章を提出いただくことでオンラインで講師から添削やアドバイスを受けることができます。
講師・柳樂光隆より
美学校のライター講座も6期目になりました。
この講座は文章を書くことを編集の視点も交えて考えるための講座です。
別の言葉で言うなら、「自分の中にもう一人の編集者を作ることで執筆の質を上げることを目指す」講座です。
ただ文章を書くだけではなく、
いつ、どこに、なんのために、書くのか、
その文章で何を伝えたいのか、
その文章をどこに届けたいのか、など、
様々なことを考えながら書くために課題をこなしてもらったり、
ゲストの話を聞いてもらったりします。
半分は提出してもらった課題に対して私が講評をする時間にします。
受講生には、なに、いつ、どこ、なぜ、どのようにをひたすら考えながら自分で自分の課題を作ってもらいます。
全員が自分の興味や関心、割ける労力、
執筆可能なペース、執筆可能なボリューム、
そして、執筆可能な難易度に合わせて、
編集者としての自分がライターとしての自分に原稿を依頼するような気持で自分にふさわしい課題を設定してもらいます。
まず、そこが編集的なトレーニングの第一歩です。
そして、それを粛々とこなしてもらいます。
提出してもらった課題に対して、
私はアドバイスをしたり、何かアイデアを出したりします。
受講生は躓いたところやしっくりきていないところ
上手くいったところやもっと上手くできそうなところ
もしくは疑問点や相談したい点などについて
私と他の受講生に向けて話をしてもらいます。
つまり、「架空の編集会議」もしくは「ゼミ」のような形で
みんなで講評をしていきます。
この架空の編集会議で
様々な人の課題を見て、
様々な人のアイデアや手法を学びながら、
様々な人の様々な悩みを聞いて、
疑問や相談に対する私のアドバイスやアイデアを聞いて、
他の受講生が課題を仕上げたり、修正したり、磨き上げたりするプロセスを実際に見て、それを自分の課題に活かしながら、
レベルアップを目指します。
課題の提出は月に1回くらいです。
短いレビューやエッセイでも
長い論考でもインタビューでも何でもいいのですが
とりあえず何かしらの執筆可能な課題を自分に課してもらって、
それを提出してもらいます。
大変だと思いますが、がんばって書けることを書いてもらえればと思います。
その課題を書くための様々な視点を提供するために
プロのライターや編集者、その他、メディアに関わる方をゲストにお迎えして
私と共に受講生に向けて話をしてもらいます。
この講座のゲスト回は著名人のトークショーではありません。
日々執筆や編集をしているプロの方に実際にやった仕事の例も出してもらいながら、執筆や編集のためのヒントを話してもらいます。
同じことを私も毎回、30分ほどやります。
自分が実際にやった仕事において事前に考えたアイデアやプランだけでなく、
実際にどのような結果になったか、その振り返りや反省も含めて
生々しい話を毎回皆さんにシェアします。
質問されれば、話せることは惜しみなくシェアします。
プロのプロたるゆえんともいえる独自の手法や技術、アイデアだけでなく、
プロでも頭をひねり、試行錯誤しながら、最善を尽くしている様から
何かを学んでいただけたらと思います。
ちなみに私のモットーは自分のことを第一に考える、です。
時には無理をして頑張りますが、それは自分のためですし、
時にはペースを落としたり、休みますが、それも自分のためです。 自分で自分の声を聞きながら、自分を労わることが
ライターとしていい仕事を長く続けるための条件だと思っています。
なので、自分で自分に相談しながらやってもらいます。
褒めたり、励ましたりはしますが、
鼓舞したり、煽ったりはしません。
座っているときに無理に抱え上げて立たせたりもしませんし、
歩いていたときに走るように尻を叩いたりもしません。
なので、自分で考えながら、自分のペースでやりたい方はぜひ受講して下さい。
私なりにサポートいたしますし、私がシェアできるものはシェアします。
ぜひ、私と一緒に文章を書きましょう。
最後に、この講座は私が実際に仕事で使った手法やアイデアをシェアしますし、
相談にものりますし、アドバイスもします。
ゲスト回には第一線で活動するプロのライターや編集者などが来ます。
なので、すでにライターとして仕事をしている方も歓迎です。
過去にも何人も受講された方がいました。
レベルアップしたい。
伸び悩んでいる気がする。
たくさん書いているけど仕事や評価がついてこない。
インタビューがもっと上手くなりたい。
など、具体的に課題点などがある方も歓迎です。
プロの方にはプロの方向けに対応しますし、 私も同じプロとして知恵を絞ります。
私は今でも日々進化し続けているのを実感しています。
ぜひ、私と一緒に進化しましょう。
ZOOM+対面授業スケジュール
第1回:5/13・・・柳樂光隆 第2回:5/27・・・講評回 第3回:6/10・・・ゲスト:矢野利裕 第4回:6/24・・・講評回 第5回:7/8・・・ゲスト:宮田文久 第6回:7/22・・・講評回 第7回:8/5・・・ゲスト:小室敬幸 第8回:8/19・・・講評回 第9回:9/9・・・ゲスト:山本勇樹 第10回:10/7・・・講評回 第11回:11/11・・・ゲスト:小熊俊哉 第12回:12/9・・・講評回 第13回:1/20・・・ゲスト:紫原明子 第14回:2/3・・・講評回 第15回:3/3・・・講評回
受講生/卒業生の成果物や活動
卒業生は趣味で文章を書いているアマチュアの方からプロとして活動するライターまで多岐に渡ります。個人的にnoteで発表したり、自主制作のZINEを文学フリマやBoothで販売したり、webに寄稿したり、各自が目指す形で成果物を発表・活動を継続されています。
◆対談:影山裕樹×土屋耕二 ローカルメディアはマネタイズの夢を見るか。ワークショップと持続可能性について。
◆インタビュー:待っていたよ、ハドソン・モホーク──7年ぶりの新作と飛躍
受講生のZINEガイド
この講座では文章を書くことを編集の視点も交えて考えるため、ZINEを作るという想定で進めています。嬉しいことに講座の中から数々のZINEや記事が制作されましたので、この機会にまとめてご紹介いたします。・・・続きを読む
講師プロフィール
柳樂光隆
1979年、島根県出雲市生まれ。
出雲高校~東京学芸大学卒。
珍屋レコード(店長)、ディスクユニオンへの勤務を経て、2000年代末から音楽評論家。ときどきDJ・選曲家。
ジャンルを問わず幅広い音楽に関するテキストを中心に新聞、雑誌、ウェブメディアなどに執筆したり、レクチャーをしたり、ラジオで喋ったり。専門はジャズ。
音楽やアーティストの分析、シーンの解説だけでなく、教育機関やNPOなどによる音楽教育や音楽シーンのエコシステムに関するリサーチをライフワークにしている。
これまでのゲスト紹介
小熊俊哉
1986年、新潟県生まれ。
ライター/編集者。洋楽誌CROSSBEAT、タワーレコードの音楽サイトMikikiを経て、現在はフリーランスとしてRolling Stone Japanを中心に活動中。
編書に『Jazz The New Chapter』『クワイエット・コーナー 心を静める音楽集』『ポストロック・ディスク・ガイド』など。
矢野利裕
1983年生まれ。
批評家・DJ。音楽と文学を中心に批評活動をおこなう。
2014年、「自分ならざる者を精一杯に生きる」で第57回群像新人文学賞優秀作を受賞。
著書に『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)など。
宮田文久
1985年、神奈川県生まれ。
フリーランス編集者。博士(総合社会文化)。
2016年に株式会社文藝春秋から独立。2022年に津野海太郎著『編集の提案』の編者を務める。普段はインタビューの仕事が多く、ポン・ジュノ、一柳慧、細野晴臣、坂本龍一、タル・ベーラなどに取材。2024年現在、「HILLS LIFE Daily」にてインタビュー連載「編集できない世界をめぐる対話」継続中、「WORKSIGHT」シニア・エディター。
山本勇樹
コンピレーションCDやラジオ、USEN等の選曲、また数多くのライナー・ノーツや雑誌への寄稿を行い、2014年には書籍『クワイエット・コーナー~心を静める音楽集』を刊行。また友人の吉本宏と共にbar buenos airesの活動も行う。2016年にはモントルージャズ・フェスティバル50周年の公式リポートを担当。2020年12月に韓国にてクワイエット・コーナーの新刊を出版。2021年8月には、7年ぶりの新刊『クワイエット・コーナー 2~日常に寄り添う音楽集』を刊行した。
小室敬幸
東京音楽大学および同大学院で作曲と音楽学を学んだ後、現在は音楽ライターとしてクラシック、ジャズ、映画音楽を中心に演奏会やCDの曲目解説、インタビュー記事を執筆する他、『月刊都響』と『mysoundマガジン』で連載を持ち、現在進行形のジャズを紹介する『Jazz The New Chapter』にも寄稿している。またTBSラジオ『アフター6ジャンクション』での音楽解説は毎回、反響を呼んでいる。
講座内容に関するご質問や相談
こちらのフォームは音楽系の講座に関するご質問や見学希望のための共通フォームです。ご希望の講座にチェックを入れてお問い合わせください。複数の講座のご質問も可能です。なお、本フォームからのお申し込みは受け付けておりません。
*ご入力いただいた個人情報は、プライバシーポリシーに定める個人情報の目的以外で使用することはありません。また、許可なく第三者に提供、開示することはいたしません。*フォームが正しく表示されなかったり、うまく送信できなかった場合は、お手数ですが事務局までメールか電話でお問い合わせください。
〈研究室〉
▷授業日:月曜(月1〜3回/年間20回) 20:00〜22:00
本講義は芸術表現の技法や知識といった”情報”の伝授の場ではない。五感、総ての感覚器官で対峙する状況における美の”体験”を実感する場としたい。良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。美しいインプットに貪欲であれ。
▷授業日:隔週月曜 19:00〜21:30
オンライン開催の実践的なライター講座です。『編集』の視点を交え文章を書くトレーニングに加え一線で活躍するプロのゲストによる講義も予定しています。
▷授業日:隔週月曜 19:00〜21:30
グルーヴの本体をDAWを用いて分析するのが本講座の目的です。ダンスミュージックやHipHopなどモダンな音楽の分析を行うAサイド、世界の民族音楽を研究すえうBサイドの二軸のカリキュラムとなっています。