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アートのレシピ〜松蔭浩之のラディカル・ヒストリー・アワー  松蔭 浩之 + 三田村 光土里

アートのレシピ〜松蔭浩之のラディカル・ヒストリー・アワー  松蔭 浩之 + 三田村 光土里



定員 8 名
毎週土曜日:13:00〜17:00
学費:247,500 円 教程維持費:75,000 円(通額)
開催教室:本校


アートのレシピ

 

せっかくだから、ちょっと変わったことを言っておこうと思います。いや、そもそもこの「変わったこと」について思いを巡らせること、人のやっていないことを考えだして、ひねりだして形にすることこそがARTの真髄なんで……その、「変わったこと」ですから、最初は全くもって理解不能かも知れず、あなたの普段の価値観とか常識とか正義感とか人生設計とかとはけっこうズレたりしているかもしれない。けれども、気持ち次第では実に面白可笑しい人、作品、出来事、あなたのきっと知らない古今東西の本物の変わりモノを紹介しつつ、やはり「変わった」考え方、見方、とらえ方をしてみることで、新しい刺激的な経験になりうるというお話を長い間続けています。

例えば、100年ちょっと前になりますが、ヨーロッパで起こった反芸術活動『DADA』と、1960年代に日本で制作放送された子ども向けテレビ番組『ウルトラマン』との関連を考察し、「怪獣」を解剖してみるとか、’80年代初頭に全世界的に突然変異のように起こった、DIY精神に満ちあふれたロックバンドやミュージシャンたちの奇跡から学ぶとか、私が19歳から3年間師事した森村泰昌はじめ、先人たちから培って確立した「私の写真論」をもとにセルフポートレイトを実践する……など、松蔭浩之の自分史における、ラディカルな事象を吟味検証して紹介、流行り廃りに左右されない普遍性の探求、その追体験と伝承、すなわち、ラディカル・ヒストリー・アワーを共有することが、この講座最大の特徴です。

この『レシピ』では、俗にいう「現代アート」に限らず、音楽、映画、サブカルもアングラも含めた文化全般を視野に入れた講義、ワークショップを実施します。かならずしもアーティストを養成することが目的ではないですが、節々でアートの実践を体験してもらうことで、クリエイティビティー(=創意工夫)の本質を知ることを目指します。

不定期に開催の「三田村光土里のときどきアートサロン」では、三田村光土里が豊富な経験とインスピレーションで、制作のお悩みをコンサルティングします。

変わったことが好きではない。もしくは、変わることを恐れる方にはおススメできませんが、好奇心おう盛で柔軟な思考性を持つあなたには最適の講座になることでしょう。

松蔭浩之

 

講師プロフィール


松蔭浩之

現代美術家、写真家。福岡県出身。1988年大阪芸術大学写真学科卒業。
1990年アートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」でベネチア・ビエンナーレに世界最年少で選出される。以後、数多くの国内外個展やグループショー、シンガポール・ビエンナーレ(2006年)ほか国際芸術祭に参加。写真作品を中心にインスタレーション、パフォーマンス、ミュージシャン、執筆、グラフィックデザイン、俳優、映画監督など多岐に渡って活動を続ける。 アートグループ「昭和40年会」(1994年結成。現メンバーは会田誠、有馬純寿、小沢剛、大岩オスカール、パルコキノシタ、松蔭浩之の6人)では会長を務める。
宇治野宗輝とのロックデュオ「ゴージャラス」(1997年結成)では国内外でのライブを盛んに行った。また、2016年再始動したポストインダストリアルグループ「PBC」(1987年結成)でも演奏活動を続ける。俳優としては金子雅和監督『アルビノの木』など数々の作品に出演。監督作品は、画家の会田誠を主演に起用した『砂山』(2012)、若林美保主演の『LION』(2018)がある。  https://www.matsukage.net

 

三田村光土里

愛知県生まれ 東京在住
「人が足を踏み入れられるドラマ」をテーマに、写真や映像、言葉や日用品などの多様なメディアで構成した空間作品を国内外で発表。私的な追憶から浮かび上がる不在感が、日常の哀愁や感傷を観る人の内側に投影する。
世界各地で人々と朝食を共にする滞在制作“Art & Breakfast”では、フィールドワークで集めた材料でインスタレーションを作り続け、文化的境界を越えて共感する価値観をユーモアと批評的な眼差しで俯瞰する。
2003年、日本の新進作家展・vol.2 (東京都写真美術館)。
2005年、文化庁新進芸術家海外派遣(フィンランド三都市巡回個展)。2006年、ウィーン分離派館・セセッションにて個展。2011年、二国間交流流事業プログラム派遣(メルボルン、オーストラリア)、あいちトリエンナーレ2016。2017年、ウィーン美術アカデミー 滞在招聘作家。2019年、Japan Unlimited 展(ミュージアム・クォーター・ウィーン)、他多数。

 

 

「アートのレシピ」を受講して


アートのレシピ

美学校「アートのレシピ」(講師:松蔭浩之、三田村光土里)は、さまざまなメディアを用いて表現活動を続ける講師のアート論を軸に、現代美術の読み解き方、表現発想法をわかりやすく享受する講座です。「正しいオブジェの作り方」「セルフポートレイト実践」など、バラエティ豊かな講義やワークショップを通じて受講生が得たアートの「レシピ」とは。講座を受講した方々にお話を聞きました。・・・続きを読む

 

 

講座レポート

レシピに忠実であることが、オリジナルを生む―アートのレシピ


アートのレシピ

YouTubeで毎週番組を放送する人、有名企業を辞職して自分の関心の赴くままに生きる人、会社員として働きながら民家を利用したアートスペースをオープンさせた人、社会問題について様々な企画を通して問いかけを続ける人、文学・音楽・美術とボーダレスな作品を発表する人。この人たちはいずれも「アートのレシピ」の修了生(のごく一部)だ。同じレシピを学んだはずなのに、受講後の個々人の活動はまったく異なる。それが本講座の特徴のひとつと言えるかもしれない。

「レシピ」と言っても、レシピサイトに載せるようなレシピじゃないよ。簡単で便利にアートができるとは誰も言っていない。アートを理解するためのいくつかのレシピを紹介しているんだ。

そう語るのは、「アートのレシピ」の講師を務める現代美術家・松蔭浩之さん。1990年に自身のアートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」でベネチア・ビエンナーレに世界最年少で出展して以来、写真家、アートディレクター、俳優など多岐に渡って活動しながら、一貫して現代美術の世界で生きてきた。そんな松蔭さんの教える「アートのレシピ」とは一体どんなレシピなのだろうか。・・・続きを読む

 

 

講師 松蔭浩之と修了生による座談会


━━━ではまず基本的な事からお伺いしていきたいと思います。ヨレヨレアートコース(注:アートのレシピの旧名)はまずヨレヨレという講座名が面白いと思うのですが、なぜヨレヨレアートコースという講座名になったのでしょうか?

松蔭 これ(『彷書月刊』2009年9月号)知ってる?特集「美学校のあれから十年」、これに僕も美学校について4000字書いてるんですよ。僕が美学校に関わるようになった十年前から、ヨレヨレがどういう成りゆきでできたか。それを文章じゃなくて言葉に直して言うと、ヨレヨレは2005年なのね。2005年は昭和40年会のメンバーがちょうど40歳になる年だったんですけど、40年会の40歳ということで「40×40」という名前をつけて、一年間展覧会とかイベントとかネットで連載を始めたりだとか、何でも一年間やろう、みんな忙しいけど昭和40年会というグループ名義で極力やろうと。メンバーが会田誠や小沢剛も含めて七人いたんだけど、七人それぞれ40歳になる誕生日が来るじゃないですか。それでその誕生月、誕生日には、その人名義のイベントをやるとか、そういうプロジェクトをやっていたんです。
ヨレヨレはそれの一環だったんです。それで美学校でも一年間40年会の講座を持とうと。それで、それの名前が「40×40」=「ヨレヨレ」ということでスタートしたんです。・・・続きを読む

 

 

過去の修了展など


 

 

〈現代美術〉
Matsukage Hiroyuki

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
俗にいう「現代アート」に限らず、音楽、映画、サブカルもアングラも含めた文化全般を視野に入れた講義、ワークショップを実施します。かならずしもアーティストを養成することが目的ではないですが、節々でアートの実践を体験してもらうことで、クリエイティビティー(=創意工夫)の本質を知ることを目指します。

Saitoh Minako

▷授業日:毎週火曜日 13:00〜17:00
作品制作を中心に、現代美術に関する講義を交えて進む講座です。制作を通して、美術作家としてのものの捉え方や考え方も学んでいきます。まず、ゆるやかな方向性をもったカリキュラムを用意します。とにかく、何か作ってみる。そこからスタートです。

Kurashige Jin

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
「芸術漂流教室」は、倉重迅、田中偉一郎、岡田裕子を中心に、ゲスト講師も招きながら展開していきます。現代美術の領域で活動しながら他ジャンルにも軸足を持つ、無駄に経験値の高い講師陣とともに「楽しく」「真面目に」漂流しましょう。

Endo Ichiro

▷授業日:毎月第三週の土曜日と日曜日
未来美術家・遠藤一郎による新講座。本当にお前がやりたいことは何なのか。お前の夢を好きなまんまにやれ、わがままに。夢バカ最強宣言。非実力派宣言。最初の一歩。世の中にはへんなやつが必要だ!!

Matsuda

▷授業日:毎週土曜日 19:30〜22:30
現代を様々な角度から考証し、ハミダシ者として表現を創造していくことを目的に授業を進めていきます。キーワードとして、「サーチ&デストロイ」を強く意識していき、学校教育では教えられないことを存分に取り入れながら、強い表現とはなにか?を考え実践していきます。

現代アートの勝手口

▷授業日:隔週金曜日 19:00〜22:00
「現代アート」としか呼びようのない横断的な表現を、「勝手に」始めよう。齋藤恵汰、藤城嘘、中島晴矢という作家3人が持つ、それぞれの「勝手」を共有します。三河屋のようにひとの「勝手口」から勝手に出入りして、その勝手を盗み合えるひとたちが出会う講座。