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アートのレシピ~松蔭浩之の現代美術調理法指南  松蔭 浩之 + 三田村 光土里

アートのレシピ~松蔭浩之の現代美術調理法指南  松蔭 浩之 + 三田村 光土里


 


定員 12 名
毎週土曜日:午後1時~午後5時
学費:330,000 円 教程維持費:10,000 円(通額)


アートのレシピ

 

 2000年より現代美術演習の講師として本校に参加して以来、「ゴージャラスの肉体塾」、「昭和40年会の4040アート」、「ヨレヨレアート」と、数々のコースを担当した松蔭浩之によって、2010年から新たに開講した「アートのレシピ」の第9期生を募集します。

複雑に多様化し、一般にも定着拡大されたかに見えるその一方で、絵画至上主義でコンサバティブな一面も強く、本質をつかみがたいかに思える現代美術を、独自の視点で分析し、さまざまなメディアを用いて表現活動を続ける松蔭のアート論を軸に、「料理のように、日々の生活に必要な」アートの読み解き方、表現発想法をわかりやすく享受していきます。

バラエティ豊かな講義とワークショップを展開しながら、古今東西のアーティストの紹介や最新のアート事情にも言及しつつ、現代美術を広く深く理解しあうことを目的にします。

毎年定番のカリキュラムとしては、

  1. 「正しいオブジェの作り方」〜マン・レイ/ダダとその時代から学ぼう
  2. 「セルフポートレイト実践」〜自写像からの出発/自分をさらす勇気を持とう
  3. 「フィジカルアートのススメ」〜パフォーマンス/道具を使わずに身体だけでできる表現
  4. 「私の写真論」〜なぜ、なんのために人は写真を撮るのだろう?
  5. 「プレゼン魂」〜ストリートな言葉/まずは自分本来の言葉で伝えよう

ほか、数々のテーマをもとに講義、実践、講評を繰り返しつつ、不定期で、三田村光土里さんによるワークショップ「よろめきアートサロン」も実施します。

また、現在活躍中のアーティスト諸氏にもゲスト講師として登壇していただき、美術界の旬な話題を織り交ぜたレクチャーにより、現代美術を“より身近に”感じることのできる講座を目指します。毎週末の授業のほかに、夏休みには、朋友・会田誠さんのアトリエを訪ねての夏期合宿など、学外でのレクリエーションも用意しています。

松蔭浩之 

 

講師プロフィール


松蔭浩之

現代美術家。1965年福岡県生まれ。1988年大阪芸術大学写真学科卒業。1990年アートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」でベネチア・ビエンナーレに世界最年少で出展以降、写真家、アートディレクター、空間デザイナー、ライター、俳優など多岐に渡り活動。2006年シンガポール・ビエンナーレ出展。現代美術家集団「昭和40年会」では会長を務める。

 

三田村光土里

1964年愛知生まれ。東京在住。2005年、文化庁海外派遣芸術家(フィンランド)。日常の記憶を題材に、写真、映像、言葉、日用品など様々な材料を組み合わせ、「人が足を踏み入れられる三次元のドラマ」と称するインスタレーションを展開する。近年の主な展覧会に、「そらいろユートピア」(十和田市現代美術館、青森、2014)、「虹の彼方―こことどこかをつなぐ、アーティストたちとの遊飛行―」(府中市美術館、東京、2012-2013)、個展「夜明けまえ」(GALLERY TERRA TOKYO、東京、2013)などがある。また、ライフワークとして滞在型アートプロジェクト「Art & Breakfast」を世界各地で開催している。

 

 

「アートのレシピ」を受講して


アートのレシピ

美学校「アートのレシピ」(講師:松蔭浩之、三田村光土里)は、さまざまなメディアを用いて表現活動を続ける講師のアート論を軸に、現代美術の読み解き方、表現発想法をわかりやすく享受する講座です。「正しいオブジェの作り方」「セルフポートレイト実践」など、バラエティ豊かな講義やワークショップを通じて受講生が得たアートの「レシピ」とは。講座を受講した方々にお話を聞きました。・・・続きを読む

 

 

講座レポート

レシピに忠実であることが、オリジナルを生む―アートのレシピ


アートのレシピ

YouTubeで毎週番組を放送する人、有名企業を辞職して自分の関心の赴くままに生きる人、会社員として働きながら民家を利用したアートスペースをオープンさせた人、社会問題について様々な企画を通して問いかけを続ける人、文学・音楽・美術とボーダレスな作品を発表する人。この人たちはいずれも「アートのレシピ」の修了生(のごく一部)だ。同じレシピを学んだはずなのに、受講後の個々人の活動はまったく異なる。それが本講座の特徴のひとつと言えるかもしれない。

「レシピ」と言っても、レシピサイトに載せるようなレシピじゃないよ。簡単で便利にアートができるとは誰も言っていない。アートを理解するためのいくつかのレシピを紹介しているんだ。

そう語るのは、「アートのレシピ」の講師を務める現代美術家・松蔭浩之さん。1990年に自身のアートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」でベネチア・ビエンナーレに世界最年少で出展して以来、写真家、アートディレクター、俳優など多岐に渡って活動しながら、一貫して現代美術の世界で生きてきた。そんな松蔭さんの教える「アートのレシピ」とは一体どんなレシピなのだろうか。・・・続きを読む

 

 

講師 松蔭浩之と修了生による座談会


━━━ではまず基本的な事からお伺いしていきたいと思います。ヨレヨレアートコース(注:アートのレシピの旧名)はまずヨレヨレという講座名が面白いと思うのですが、なぜヨレヨレアートコースという講座名になったのでしょうか?

松蔭 これ(『彷書月刊』2009年9月号)知ってる?特集「美学校のあれから十年」、これに僕も美学校について4000字書いてるんですよ。僕が美学校に関わるようになった十年前から、ヨレヨレがどういう成りゆきでできたか。それを文章じゃなくて言葉に直して言うと、ヨレヨレは2005年なのね。2005年は昭和40年会のメンバーがちょうど40歳になる年だったんですけど、40年会の40歳ということで「40×40」という名前をつけて、一年間展覧会とかイベントとかネットで連載を始めたりだとか、何でも一年間やろう、みんな忙しいけど昭和40年会というグループ名義で極力やろうと。メンバーが会田誠や小沢剛も含めて七人いたんだけど、七人それぞれ40歳になる誕生日が来るじゃないですか。それでその誕生月、誕生日には、その人名義のイベントをやるとか、そういうプロジェクトをやっていたんです。
ヨレヨレはそれの一環だったんです。それで美学校でも一年間40年会の講座を持とうと。それで、それの名前が「40×40」=「ヨレヨレ」ということでスタートしたんです。・・・続きを読む

 

 

過去の修了展など


 

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〈現代美術〉
Matsukage Hiroyuki

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
松蔭のアート論を軸に「料理のように、日々の生活に必要なアート」の読み解き方、表現方法を紹介し学びます。正しいオブジェの作り方〜マン・レイ考=アヴァンギャルドの時代、モダニズム/ダンディズムに学ぶ。などなど。

Saitoh Minako

▷授業日:毎週火曜日 13:00〜17:00
作品制作を中心に、現代美術に関する講義を交えて進む講座です。制作を通して、美術作家としてのものの捉え方や考え方も学んでいきます。まず、ゆるやかな方向性をもったカリキュラムを用意します。とにかく、何か作ってみる。そこからスタートです。

Kurashige Jin

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
「芸術漂流教室」は、倉重迅、田中偉一郎、阿部謙一を中心に、ゲスト講師も招きながら展開していきます。現代美術の領域で活動しながら他ジャンルにも軸足を持つ、無駄に経験値の高い講師陣とともに「楽しく」「真面目に」漂流しましょう。

Endo Ichiro

▷授業日:毎月第三週の土曜日と日曜日
未来美術家・遠藤一郎による新講座。本当にお前がやりたいことは何なのか。お前の夢を好きなまんまにやれ、わがままに。夢バカ最強宣言。非実力派宣言。最初の一歩。世の中にはへんなやつが必要だ!!

Matsuda

▷授業日:毎週土曜日 19:30〜22:30
現代を様々な角度から考証し、ハミダシ者として表現を創造していくことを目的に授業を進めていきます。キーワードとして、「サーチ&デストロイ」を強く意識していき、学校教育では教えられないことを存分に取り入れながら、強い表現とはなにか?を考え実践していきます。