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美楽塾  JINMO(+不定期でゲスト)

美楽塾  JINMO(+不定期でゲスト)



定員 10 名
授業日:曜日不定(毎月2~3回/14回) 午後7時30分~午後9時30分
※開催日は、参加受講者間で予定調整を行い決定していきます。
学費:240,000 円 教程維持費:10,000 円(通額)


美楽塾

 

かつて松下村塾の吉田松陰師はいった、「諸君、狂いたまえ」。

現代の芸術教育などに於いては、“如何に処理して、如何なるアウトプットを実現するのか” ということのみに眼が向けられ、それを当然として疑う者が少ない。
しかし、真実には、そうした技術論以前に“如何なるインプットを”という問題こそ重要であり、良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。
食べたものに応じたウンコしか出る訳があるまい。
美しいインプットに貪欲であれ。

本講義は芸術表現の技法や知識といった“情報”の伝授の場ではない。
五感、総ての感覚器官で対峙する状況における美の“体験”を実感する場としたい。
その為に例え非常識と謗られようと校舎といった限定空間を拒絶し、また決まった曜日・時間といった予めの決め事からも解放された講義にする。
また講義中の飲酒、喫煙、飲食、放尿、飲尿、全裸、自慰、緊縛、女装、Tweetなどは完全にOK(総て過去実際におこなわれた)だ。
更に何をしても良いという自由だけでなく、何もしなくても良いという自由も同時に、私は保証する。
頻繁に各界から刺激的なゲストも呼ぼう。
数十世紀の時間の中でエスタブリッシュされた“美学”の中ではなく、歴史的堆積や文化的共通認識といった情報現実のもたらすフィルター類に干渉されない、各受講生中の絶対的な唯一個の“美意識”の天真爛漫な自由奔放を実現したい。

幼子の頃、泥だらけ、傷だらけになる事も厭わず、「晩御飯ですよ」という母親の声も耳に入らず、常識通念も規則規範も社会的承認とも無縁に、日暮れの幼稚園の砂場で一心不乱に遊んでいた時の砂の触覚美、草の嗅覚美、土の味覚美、風の聴覚美、そしてふと眺めた夕焼けの視覚美…、まだフィルターを身に纏わなかったその頃、対峙する状況には豊富な美との邂逅が確在し、美の価値の上下などそこには無く、幼子の五感に世界は美しかった。
今日において成長や学習とは果たして、世界をより美しく知覚させてくれるのだろうか。
畢竟、美とは学ぶものなのか。
諸君、“美楽塾”とは、永遠の砂場である。
共に世界を遊び狂い、美を楽しみ狂おう。
諸君、狂いたまえ。

JINMO

参考:講師JINMOのサイト内にある美楽塾のページ(毎回の授業やゲストについての詳細がご覧いただけます。)

 

過去のゲスト講師


遠藤ミチロウ(ミュージシャン)、クラース・ヘックマン(ミュージシャン)、GMナイル(ナイルレストラン店主)、なつみ女王様(BDSM)、大野慶人(舞踏家)、クリストフ・シャルル(武蔵野美術大学准教授・メディアアート)、岡田聡(精神科医/MAGIC ROOM???オーナー)、住倉カオス(猥談家)、いくさばらとれは(肉体改造)、珍佐清(浅草ロック座総監督)、安達かおる(監督、V&R代表)、浅井隆(アップリンク社長、映画プロデューサー)、山田聖子(株式会社アートジャパン代表、靖山画廊代表)、Abe “M” Aria(ダンサー)、スティーヴ エトウ(パーカッショニスト、重金属打楽器奏者)、Jan Marsupials Spanedal(パーカッション・ドラム奏者、”Marsupium Massacre”代表)、Jaakko Saari(ドキュンタリー映像作家・フォトグラファー)、ANANYA (媒体業)、Kid’O(ショップ”Kurage”オーナー、Specializing in latex art)、白柳龍一(ナクソス・ジャパン株式会社 取締役副社長COO)、瀧川虚至(メカニック・イラストレーター、画家)、小倉正史(美術評論家)、山岸厚夫(漆象、漆工芸作家)、Dawn Mostow(ファッション・デザイナー)、ダニー田中(マジシャン)、久住昌之(漫画原作者)、上祐史浩(「ひかりの輪」(東西の思想哲学の学習教室)の代表)

 

 

講師プロフィール


JINMO

JINMO

表現形態の五感による分化を越境し、聴覚芸術、視覚芸術など様々な分野での表現活動を活発におこなう芸術家。

『私は自らを”音楽家”や”画家”といった矮小なアイデンティティに落ち着かせる事に、猛烈なる反発を発動させる。強いて言うならば、自らは”Avant-attaque(前撃)”の実践行為者であり、天的嗣業の前に血を流し、微笑むメディアムである。』と、JINMOは明言している。

聴覚芸術においては、2018年5月10日現在までに、ソロ・アルバムだけでも241作品をリリース。代表作としては、文化庁文部科学省により2009年度芸術祭参加作品に選定された“Ascension Spectacle”、全世界17レーベルから発売された“Live At The Knitting Factory”、岡本太郎画伯の代表的絵画3作品をジャケットに冠した“contre-attaque”3部作などがある。
弦楽器、管楽器、鍵盤楽器等を演奏するが、特にギター奏者として著名で、特殊奏法や尖端機器を多用した特異な無伴奏ギター独奏のスタイルにより、精力的な演奏活動をおこない、国内はもとより海外(アメリカ、イギリス、ロシア、ドイツ、オーストリア、オランダ、スイス、デンマーク、ベラルーシ等)でも数百回に及ぶ公演をおこなっている。中でも1997年、ベラルーシ共和国の招待により、チェルノブイリ支援活動と国際文化交流を目的に旧ソ連邦ツアー(15ヵ所)をおこなった際、政府主催のチェルノブイリ記念行事や、爆心地近くの寒村で演奏されたレクイエム「殯(モガリ)」は特筆すべきで、国営放送局を通じて連邦全土、約3億人に伝えられ大きな反響を得る。また世界最大規模の音楽産業イベントNAMM(米国カリフォルニア州)に毎年招聘され演奏する数少ない日本人の一人でもある。近年は特に米国での活動が活発であり、2018年度だけでも3回の全米ツアーをおこなっている。
その音楽表現の更に精緻なる実現と表現領域拡大のため、ドイツのBassLab社と共同し、オリジナルの特殊なカーボン合成樹脂素材を用いて、一切継ぎ目のない単一構造で、完全中空の弦楽器”Jinmoid”を開発。Frankfurt Musik Messe 2009に於いて発表され、大きな話題となる。
1989年、生体の音響に対する原初的反応を研究するため、DNA音楽研究所を発足。1991年から20年間、週に1回の頻度で、横浜市の最重度重複障害者施設で強度行動障害者を対象にした演奏会を継続。
また1988年から20年間、毎月、ギターマガジン、サウンド・アンド・レコーディング・マガジンなどの音楽専門誌で連載記事を執筆。
2011年以来、美学校(東京 神田)の講師を務める。
現代音楽、クラシック、民族音楽、ジャズ、ロック、テクノ、ノイズなど、あらゆる音楽の領域を越境した音響現象の創出者としての位置付けが最も相応しい音楽家である。

視覚芸術においては、絵画、書、コンピュータ・グラフィックス、アニメーション等、表現のメディアやジャンルに拘らず、また各々のメディアやジャンルを越境した表現を創出する。
現在そのスタイルは、白血球の大きさにほぼ等しい30ミクロンという極小の単位で手描きされる“nanoZen”、書家を母に持ったことから幼少期からおこなわれてきた“書”、細密な大規模コンピュータ・グラフィックス表現”dataPainting”の三つに大別される。
2010年9月、第30回フィナール国際美術展にnanoZen作品を2作品出展。同展選考員であるキャロリーヌ・リー女史(死ぬまでピカソ、シャガール達が出展し続けたパリの美術展“サロン・ド・メ”の名誉会長、前会長にして彫刻家)に、『この作品となら、生涯、生活を共にしたい』とまで絶賛され、作品”nanoZen 002″に対して、同展30年の歴史上初めて特別に設けられた”キャロリーヌ・リー賞”が授与された。
主な展覧会には以下のようなものがある。

2006年 Art Of Digital Show 米国サンディエゴ州”The Lyceum Theatre Gallery”
2010年 JINMO個展”id1″ (MAGIC ROOM??? 東京 恵比寿)
2010年 ART and ENVIROMENT (M-50 Shun Art Gallery 中国 上海)
2010年 第30回フィナール国際美術展(九段ギャラリー、東京、九段下)
2011年 JINMO個展”id2″ (MAGIC ROOM??? 東京 恵比寿)
2011年 JINMO個展”id2″ (GALAXY GALLERY 大阪 中央区)
2011年 JINMO個展”id2″ (BDSM bar R 名古屋 中区)
2011年 JINMO個展”id2″ (姫路Day+ 兵庫 姫路)
2012年 第31回フィナール国際美術展(九段ギャラリー、東京、九段下)
2012年 二人展 2012 Caroline Lee + JINMO (NHKふれあいギャラリー 東京 渋谷)
2013年 二人展 2013 Caroline Lee + JINMO (NHKふれあいギャラリー 東京 渋谷)
2013年 JINMO個展 “id・2013″ (ラ・ネージュ 京都 桃山)
2013年 二人展 2013 Jaakko Saari + JINMO(NHKふれあいギャラリー 東京 渋谷)
2014年 JINMO個展“OptiSoniX-JINMOの音楽と絵画展” (Bullet’s 東京 六本木)
2015年 JINMO個展“JINMO抄-美の祝祭” (若山美術館 東京 銀座)
2015年 たいせつなもの展・水 (靖山画廊 東京 銀座)
2016年 はなばな祭 (銀座三越 東京 銀座)
2017年 “JINMO展” (ラ・ネージュ 京都 桃山)
2018年 “JINMO書奏” (Belmar 米国コロラド州デンバー)
2018年 二人展 2018 Helcanen Val + JINMO (NHKふれあいギャラリー 東京 渋谷)

活動の詳細と、最新の情報については、以下のオフィシャル・サイトをご参照のこと。
http://www.jinmo.com

【アーティスト・プロフィール制作:Avant-attaque 2018年5月10日】

 

体験授業の動画(冒頭)


2016年2月に開催された体験授業の冒頭部分です。

 

 

 

修了生の声


新名庸生

新名庸生(会社員)

「何でも見てやろう」という感覚を本のタイトルから知った時、美楽塾を表すのにぴったりだと思いました。こういった心意気は、意図せずだんだんと限定的になっていく自分の価値観を拡張し、自分自身を真の意味で自由にするために必要だと感じています。美楽塾は根本の目的をまさにそこに設定し、可能な限りあらゆる分野のあらゆる価値観に浸る時間を能動的につくり出します。なかなか直接知り合えない触れ幅の広いゲストたちの話に耳を傾け、ただただ純粋に面白がる時間は、娯楽の殿堂と言ってもよいでしょう。

 

川上遥か

川上遥か(「未来美術専門学校アート科」と同時受講)

webで偶然美学校の事を知り、直感的に入校しました。
今まで自分が経験したことのない事、おもしろい事がしたかったからです。この2クラスは美学校の中でもまた更に、とんでもなく面白い事を体感できると思います。知らない事すら知らなかった事をいっぱい感じて、自分の世界を新しく作っていくことが出来る、とても素敵なきっかけになるでしょう。体力は要ると思います。

 

講座レポート

あなたがあなたの美しいと思うものに狂えばそれで良い―美楽塾


文=木村奈緒 写真=皆藤将

例えば自己紹介をする時、大抵の人は「銀行員です」とか「新聞記者です」とか、自分の肩書きを述べる。そうすると、紹介された方も相手のことが少し分かった気になり安心する。でも、世の中には「山田太郎です」としか言いようのない人がいて、美楽塾の講師を務めるJINMO氏も、「JINMOです」としか言いようのない人物だ。

しかし、よく考えてみれば、目の前の人が銀行員であろうと、新聞記者であろうと、山田太郎が山田太郎であることに何の影響も及ぼさないのであって(山田太郎という人物が炊いたご飯の味は、山田の職業に左右されないように)、JINMO氏が実は八百屋さんであろうとパン屋さんであろうと、JINMO氏の活動に対する評価が変わることはない。つまり、本来は誰しもが堂々と「山田太郎です」と言えば、それで十分なのである。

そんなことは当たり前、と思うだろうか。では、例えばメディアで誰かを紹介するとき、「山田太郎(23)」と年齢を添えるのはなぜだろう。出身地や出身校を併記するのはなぜだろう。そうした情報が、その人の本質と何か関わりがあるのだろうか。かく言う私も、インタビューの冒頭で「JINMOさんの肩書は何としたら良いでしょう?」と質問して、「カテゴライズが義務感で必要だと思っているでしょ?でも本当にそれが必要なのか?」と逆に問われたのだった。・・・続きを読む

 

 

受講生座談会:『美楽塾』とは?


美楽塾に入ったきっかけ〜特別講座「脳と聴覚と感情の関係」

皆藤 本日は受講生のみなさんに美楽塾についてお伺いしていきたいと思います。まずはみなさんが美楽塾を受講した理由を教えてください。

M きっかけは美楽塾の前に開催されたJINMOさんの特別講座「脳と聴覚と感情の関係」です。本当に偶然ネットで情報を知りました。タイトルがとても興味深かったので、JINMOさんのことは何も知らなかったのですが行ってみました。

正直、JINMOさんを最初に見た時は今まで見たことのないような人がいると驚きましたが、講義を聴いてJINMOさんは本質的なことを突く人だなと思って興味を持ちました。「脳と聴覚と感情の関係」は全五回開催されて、私は三回目から参加しましたが、そのまま第四回と最終回の『メトロポリス』のライブ演奏に行ったんです。・・・続きを読む

 

 

〈研究室〉
Nakazawa Hideki

▷授業日:隔週水曜日 19:00〜22:00
美術作家中ザワヒデキの自筆文献を受講生が読み解き研究の課題とし、本人が積極的に推し進める。芸術理念を反映している多岐にわたる文章を、受講生自身の個々の問題意識に併せ捉え直し、共に議論することを主な目的とします。

JINMO

▷授業日:曜日不定(月2〜3回/年間27回) 19:30〜21:30
本講義は芸術表現の技法や知識といった”情報”の伝授の場ではない。五感、総ての感覚器官で対峙する状況における美の”体験”を実感する場としたい。良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。美しいインプットに貪欲であれ。

岸井大輔

▷授業日:火曜日(10月〜3月・全10回) 19:30〜22:00
本講座は、美学・詩学・演劇学など、相互に矛盾する「上演」を語る言語を講師から網羅的に紹介し比較検討し、上演を考える新しいコトバを受講生とともに切り開いていくことを目的とします。