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造形基礎I 鍋田庸男

造形基礎I 鍋田庸男



定員 12 名
毎週土曜日:午後1時~午後5時
学費:330,000 円 教程維持費:10,000円(通額)


造形基礎メイン画像

 

造形基礎とは、形(カタチ)を造る基(モト)という意味です。

形=カタチとは「表わされ、現れたもの」すなわち表現されたモノです。

一枚の葉っぱを手に持ちます。目で、指先で、肌で、それぞれの記憶と、経験と、知識で、テーマは個々のうちにあって、無数のカタチをひきだすことが可能でしょう。見て、掴んで、感じて、思索する。表現するということは「カラダまるごと」のことです。

表現とは「もっと、いろいろなこと」であっていい。

ここではまず木炭で描くことからはじめます。
上手に描くことではありません。モノ(事)と対峙し、観察し、考察し、記録することです。表現とは、技術ではありません。技倆は、自らの表現と共に成長するものです。まずはじめに大切なことは、技術や描き方ではなく、対象への接し方であり、対象との交流とその共有を楽しむことです。
ボクサーは、はじめに、なわ跳びを繰り返し行います。より強靭な精神、より柔軟な体、的確なパフォーマンスは、そのうえに築きあげられるものです。
対象へのひとつひとつのアプローチの繰り返しのなかから、より自由で、真に独創的な自分のカタチを求めて、表現者としての、最初の意志と体力を、見つけ出し確立してもらいたいのです。

私達が表わす「カタチ」は未知なるものへの冒険です。
やればやるほど、本気になればなるほどオモロイもんです。
今。私達が「やること」は、いっぱいあります。

鍋田庸男

 

授業内容


授業内容

○表現現場に身をおくこと
○課題をその場で制作する
○速描画=短時間にたくさんのドローイング

精神集中、習性の確認と放棄、手の訓練、頭の柔軟体操とオートマティズム

【前期】

◆植物・静物・人体による観・考・描察画
モノを見て触れて表現者としての最初の自覚をうながす

【中期】

◆色・形・素材そして対象と表現について
◆モチーフそれ自身の設定(表現)
「描く」という行為から「つくる」という表現へ
◆切る・貼る(色紙その他)立体もしくはレリーフ

【後期】

◆自由制作
ロールペインティング=つづき絵(絵巻物)の制作

造形基礎IIは「ものづくり」への構想をもって活動します。

 

講師プロフィール


鍋田庸男鍋田庸男

1972年関西美術院油絵科卒業。1978年美学校石版画工房修了。1990年~美学校造形基礎講師。1982年より個展画廊春秋、AXISギャラリー・アネックス、NWハウス他。グループ展多数。

 

 

 

紹介映像


「映像表現の可能性」受講生が制作した講座「造形基礎I」の教習所風紹介映像です。

 

 

 

講座レポート

どうせ上手くいかないから、失敗を恐れるなー造形基礎Ⅰ


文・写真=木村奈緒

IMG_0242

かつては私も美学校の受講生で、一年間、毎週土曜の13時から17時を美学校で過ごした。私が受講していた『アートのレシピ』は、映像を観たり、作品を作ってみたり、パフォーマンスをしてみたり……と、時にまじめに、時に賑やかな講座だったので、壁一枚隔てた向こうの教場で、どんな講座が行われているか、実はあまりよく知らなかった。

ただ、休憩時間に廊下からチラッと隣の教場をのぞくと、大きな紙に黙々と何かを描きつけている人達がいて、アートのレシピとはまた違った、静かな熱気を感じ、羨ましく思ったりしていた。その講座が「造形基礎Ⅰ」だった。造形基礎Iは、今年で開講25年を迎える講座だ。25年間一貫した講座内容は、開講当初から今日まで講師を務める鍋田庸男さん自身の「失敗や悩み」にもとづいて考えられたものだそうだ。鍋田さんが学生だった時。造形基礎が開講した25年前。そして現在。時代は移り変われど、表現にまつわる悩みや失敗はいつの時代も同じなのかもしれない。「造形基礎I」に集まる人たちは、どんな悩みや失敗を乗り越えようとしているのだろうか。・・・続きを読む

 

 

講師インタビュー

造形基礎I―鍋田庸男


━━━鍋田先生の造形基礎のクラスについてお伺いしていきたいと思います。造形基礎のクラスではどのようなことを学んでいくのでしょうか?

自分自身がアカデミックな石膏デッサンから始めて、いろんなことを悩みながら今の作品にたどり着いてる。

我々が勉強することは、デッサンだけではなくて色んな社会的なことであったり、人との付き合いであったり、映画の話であったり、音楽の話であったり、昔池で溺れかけて怖い目に遭ったとか(笑)、そういうことであったりする。

そういうことを含めてもの作りに関係してくることだと思うし。そういうものを一つのアプローチとして、例えば絵を勉強するイコールデッサンを勉強するっていうのも一つのアプローチだと思うし、それ以外に色んな課題を出しながら、小さい頃の話から社会的な問題までの関心を含めて、それが作品にどういう風に現れてくるのか。それはうまいヘタではなくて、その人の持っているものが素直にどっと現れる。

もっと言うと、紙の上に絵を描いたり、キャンバスの上に油彩で描いたり、そういう方法だけではない。音楽があってもいいし、文学でもいいし、パソコンの仕事かもしれないし。それぞれの武器はそれぞれが作り出せばいい。

造形基礎っていうのは、造形って言葉に引っかかるんですけど「形」を「造る」「基」なんです。でその形というものには色んなものがあって、今言ったみたいにキャンバスの上だけではない何か、色んなメディアや媒体がある。基礎というのはABCDではなくて形を造る「基」であって、それをもう一回掘り起こし、考え直し、思い出し、色んな行為として経験していくことを造形基礎と言ってみたんです。・・・続きを読む

 

 

過去の修了展など


 

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〈絵 画〉
NabetaTsuneo

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
モノ(事柄)を観察し考察し描察します。モノに対する柔軟な発想と的確な肉体感覚を身につけます。それぞれの「かたち」を模索し、より自由な「表現」へと展開する最初の意志と肉体の確立を目指してもらいます。

Tajima Toru

▷授業日:毎週火曜日 18:30〜21:30
細密画教場では目で見たものを出来るだけ正確に克明にあらわす技術の習得を目指します。この技術は博物画やボタニカルアート、イラストレーションなどの基礎になるものです。

Miyajima Yoichi

▷授業日:毎週火曜日 18:30〜21:30
Drawing「線を引く。図面」などを意味します。美術の世界では、紙などに鉛筆やペン、水彩などで描かれた表現形式を言います。描ける材料ならどのような画材でも持参してください。毎回ドローイングの制作を行います。

Majima Hidenori

▷授業日:毎週土曜日18:30〜21:30(毎月第三週は日曜日13:00〜17:00)
本講座では自立した作家として歩み出せるように、制作実践のための可能性を探究し続けます。内容は基礎素材論に始まり、絵画制作に必要な準備の方法を習得するために、古典から現代までの作品研究等をゼミ形式で随時開催します。

Sato Naoki

▷授業日:毎週木曜日19:00〜22:00
とにかく描きます。そういう講座です。でも「描く」ってどういうことでしょう。時代や場所によっても異なります。この講座ではそこのところをできるだけ広げて考え、実践し、各自の力にしてもらいたいと思います。