講師一覧

絵画

■ 造形基礎I 鍋田庸男

NabetaTsuneo

1972年関西美術院油絵科卒業。1978年美学校石版画工房修了。1990年~美学校造形基礎講師。1982年より個展画廊春秋、AXISギャラリー・アネックス、NWハウス他。グループ展多数。

■ 細密画教場 田嶋徹

1969年東京生まれ。1987年美学校細密画教場に学び絵を描き始める。1991年より個展。彩林堂画廊、ギャラリーアートもりもと他グループ展多数。2001年より美学校細密画教場講師。

■ 生涯ドローイングセミナー 丸亀ひろや(+OJUN+宮嶋葉一)

丸亀ひろや

丸亀ひろや
1961年熊本県生まれ。1986年東京造形大学造形学部美術学科卒業。88-90年ドイツ・デュッセルドルフ美術アカデミー絵画専攻。91-94年ドイツ・デュッセルドルフ大学美術史専攻。おもに平面作品を制作。目の前の対象や印刷物の図像から抽象的な事柄まで様々なテーマを雑食的にドローイング、そこを足掛かりにした絵画作品は抑制が効いているがどこか即興の愉楽がある。

宮嶋葉一

宮嶋葉一
画家。1954年大阪府生まれ。1982年東京藝術大学大学院美術研究科油画修士課程修了。1988-98年ドイツ・デュッセルドルフ滞在。具体的な対象をモティーフに簡略化された線と強いストローク、対象に意味を持たせないスタイルが特徴。簡素化された構造と内包するユーモアのセンスが楽しめる作品を一貫して制作。

OJUN

OJUN
1956年東京都生まれ。1982年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻修士修了。1984-85年スペイン・バルセロナ滞在。1990-94年ドイツ・デュッセルドルフ滞在。絵画・ドローイング・版画と、さまざまな媒体の平面作品を制作し、身の回りの日常的な対象を自身の視点で新鮮に捉え、その絶妙な線や色、空間は、見る者に新たな視点を与える。

■ 超・日本画ゼミ 間島秀徳+小金沢智

間島秀徳

間島秀徳
1960年茨城県生まれ。1986年東京藝術大学大学院美術研究科日本画修士課程修了。2000~2001年フィラデルフィア、ニューヨークに滞在。水と身体の関わりをテーマに、国内外の美術館から五浦の六角堂、二条城、清水寺、泉涌寺、大倉集古館に至るまで、様々な場所で作品を発表。現在、武蔵野美術大学日本画学科教授。

 

小金沢智

小金沢智
キュレーター。1982年群馬県前橋市生まれ。2008年明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻博士前記課程修了。世田谷美術館(2010-2015)、太田市美術館・図書館(2015-2020)の学芸員を経て、2020年4月より東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース専任講師。「現在」の表現をベースに据えながら、ジャンルや歴史を横断するキュレーションを得意とする。

香久山雨

香久山雨
1989年東京生まれ。2013年東京藝術大学絵画科油画専攻卒業。2017年度、2018年度超・日本画ゼミ受講。芸大の油画専攻に進学するも、「日本人としての肉体を持って生まれた以上、日本の美術、芸術のことを知らないまま画家になることはできない」と感じ、卒業後は日舞や能の勉強に勤しみながら美学校の超・日本画ゼミで学ぶ。2020年以降、絵画教室を主宰しながら墨絵を軸に作品発表を行っている。

■ ペインティング講座 – 油絵を中心として 長谷川繁

1963年滋賀県生まれ。1988年愛知県立芸術大学大学院絵画科油画専攻修了、1989~92年ドイツデュッセルドルフクンストアカデミー、1992~94年オランダアムステルダム デ・アトリエーズ在籍、1996年帰国。東京を中心に個展、グループ展多数。帰国後自由が丘に展示スペースを設立し2004年まで若手アーティストの展覧会を企画継続した。

■ テクニック&ピクニック 伊藤桂司

伊藤桂司

1958年東京生まれ。’80年に雑誌 ”JAM” ”HEAVEN” でのデビュー以来、グラフィックワーク、アートディレクションを中心に活動。2001年東京ADC賞受賞。テイ・トウワ、スチャダラパー、キリンジ、バッファロー・ドーター、高野寛、ohana、オレンジペコー、愛知万博EXPO2005世界公式ポスター、イギリスのクラヴェンデール、SoftBank キャンペーン他多数のヴィジュアルを手掛ける。
「四次元を探しに/ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)など他数々の国内外展示に参加。個展多数。作品集に『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『DAYS OF PAST FUTURE』(Alex Besikianとの共著)他多数。京都芸術大学大学院教授。UFG代表。http://site-ufg.com/

版画/写真

■ シルクスクリーン工房 松村宏

1978・79年美学校シルクスクリーン工房にて修業。1980年久利屋グラフィック設立。日仏会館ポスターシリーズの制作に携わり、150作家300エディションを制作(~2001年)。1994年より美学校シルクスクリーン工房講師。1998年より沖縄県立芸術大学非常勤講師。

■ 石版画工房 佐々木良枝+増山吉明

佐々木良枝
1949年大分県生まれ。1971年明治大学文学部卒業。1978年美学校阿部浩石版画工房にて学ぶ。1984年より個展活動開始。銀座画廊春秋、ぎゃらりいセンターポイント、大分えだ画廊他、グループ展多数。2002年より美学校石版画講師。/p>

 

増山吉明
桑沢デザイン研究所卒業。個展 1996,97,98,00年ギャラリー代々木(東京)、2004年ギャラリーハーフノート(東京)他。グループ展 2002年ELEMENT展(東京)、2002年新跳躍展(韓国)、2003年マメホンマンボ展(東京)、2006年互通展(中国)他。

■ 銅版画工房 上原修一

1963年長野県生まれ。2000年第5回さっぽろ国際版画ビエンナーレ展。2005年第3回山本鼎版画大賞展。2007年PRINTS TOKYO 2007、あおもり国際版画トリエンナーレ2007。2008年11月第4回山本鼎版画大賞展(上田市長賞)。2010年「第7回 大野城まどかぴあ版画ビエンナーレ展」(池田満寿夫大賞)。

■ 版表現実験工房 清野耕一

1957年東京都生まれ。1980年早稲田大学社会科学部卒業。1992年美学校銅版画工房修了。2002-03年文化庁派遣芸術家在外研修(カナダ・カルガリー大学にて研究活動)。2011年第8回高知国際版画トリエンナーレ展にて優秀賞受賞。その他、日本国内だけでなく、ヨーロッパ・北米にて、個展や国際的グループ展に多数出品する。

■ 写真工房 西村陽一郎

1967年東京生まれ。美学校で写真を学び、撮影助手を経て1990年に独立。モノクロのフォトグラムを中心に、植物や水、昆虫、ヌードなどをモチーフとした作品を発表している。期待される若手写真家20人展、ヤング・ポートフォリオ展、’99 EPSON Color Imaging CONTEST、PHILIP MORRIS ART AWARD 2000、TPCCチャレンジ、2003京展などに入選。

現代美術

■ アートのレシピ 松蔭浩之+三田村光土里

松蔭浩之
現代美術家。1965年福岡県生まれ。1988年大阪芸術大学写真学科卒業。1990年アートユニット「コンプレッソ・プラスティコ」でベネチア・ビエンナーレに世界最年少で出展以降、写真家、アートディレクター、空間デザイナー、ライター、俳優など多岐に渡り活動。2006年シンガポール・ビエンナーレ出展。現代美術家集団「昭和40年会」では会長を務める。

 

Mitamura Midori

三田村光土里
1964年愛知生まれ。東京在住。2005年、文化庁海外派遣芸術家(フィンランド)。日常の記憶を題材に、写真、映像、言葉、日用品など様々な材料を組み合わせ、「人が足を踏み入れられる三次元のドラマ」と称するインスタレーションを展開する。近年の主な展覧会に、「そらいろユートピア」(十和田市現代美術館、青森、2014)、「虹の彼方―こことどこかをつなぐ、アーティストたちとの遊飛行―」(府中市美術館、東京、2012-2013)、個展「夜明けまえ」(GALLERY TERRA TOKYO、東京、2013)などがある。また、ライフワークとして滞在型アートプロジェクト「Art & Breakfast」を世界各地で開催している。

■ ビジュアル・コミュニケーション・ラボ 斎藤美奈子

東京生まれ。1988年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。1992-95ニューヨーク滞在。2002-03文化庁派遣芸術家在外研修にてベルリン、キールに滞在。2005年アーティスト・イン・レジデンス“Culture Study Wien”にてウィーン滞在。自身の記憶を原体験とし、鑑賞者の記憶に語りかけてくるような風景を写真や映像により表現している。

■ 芸術漂流教室 倉重迅+田中偉一郎+岡田裕子

倉重迅
1975年神奈川県生まれ。フランス国立高等芸術大学マルセイユ(ボ・ザール)DNSEP課程修了。トリノ・トリエンナーレ、シドニー・ビエンナーレ、「笑い展」(森美術館)など、国内外の展覧会に参加。
また複数のa.k.a.にて、CMやPV、TV番組などのディレクションなどにも携わっている。
面白そうなことに積極的に関わっていった結果、運営や経営、関連する企業、NPOなどは多岐にわたる。近年は飲食店や食品輸入などにも鋭意参画中。

 

田中偉一郎
このせかいのほとんどに意味はない。その“ほとんど”を扱っています。1974年生まれ。2000年より《ハト命名》《板Phone》《マネースケッチ》といった無意味に立脚した作品を展開。写真作品《ストリート・デストロイヤー(2004~)》は、2018〜22年にEテレ番組内でコーナーになり、制作・出演。また、広告のアートディレクターとして、数多くのTVCMからパッケージデザインまで幅広く企画制作。絵、写真、音楽、動画、パフォーマンス、書籍、広告など、媒体を問わず無意味な作品を乱れ撃ちしている。

 

岡田裕子
未来予想的でかつ独創性の高い作品をチャレンジングな手法で展開する。国内外の美術館展、アートイベント、レジデンス事業に多数参加。主な作品に、再生医療をテーマとした《エンゲージド・ボディ》、男性の妊娠を描いた《俺の産んだ子》、自分の葬送を仮想体験するXR作品《Celebrate for ME 》など。個人活動のほかに他者と協働するアートプロジェクトも立ち上げる。<オルタナティブ人形劇団「劇団☆死期」>主宰。 家族(会田誠、寅次郎、岡田)のアートユニット<会田家>、Art×Fashion×Medicalの試み<W HIROKO PROJECT>。1970年生まれ。

■ 未来美術専門学校 遠藤一郎

1979年、静岡県生まれ。未来へ号ドライバー、カッパ師匠、DJじゃみへんさん、未来龍大空凧、マグマ農場、for you、未来美、ドラゴンリリース、等を進行中。 車体に大きく「未来へ」と描かれたバス『未来へ号』で車上生活をしながら全国各地をはしり、アートイベントで展示やパフォーマンスを行う。主な参加イベントに「別府現代芸術フェスティバル混浴温泉世界」わくわく混浴アパートメント、「TWIST and SHOUT Contemporary Art from Japan」BACC(バンコク)、「愛と平和と未来のために」(水戸芸術館)「六本木アートナイト」(六本木ヒルズアリーナ)他。2008~2017『美術手帖』(美術出版社)に連載。

■ 現代アートの勝手口 齋藤恵汰+中島晴矢

齋藤恵汰

齋藤恵汰
1987年東京生まれ。2008年、ランドアートプロジェクト「渋家」設立。2016年、1990年前後に生まれた批評家・研究者が手売りで販売する批評誌「アーギュメンツ #1〜#3」(2016-2018)創刊。2020年、金沢に移住しアーティストインレジデンス「CORN」(2021-)設立。渋クリエイション株式会社(シブハウス)代表取締役。アーツカウンシル金沢ディレクター(2022-)。展覧会の企画販売を行う株式会社BUCCHIGIRI Production取締役・キュレーター。

 

中島晴矢

中島晴矢
1989年神奈川県生まれ。現代美術、文筆、ラップなど、インディペンデントとして多様な場やヒトと関わりながら領域横断的な活動を展開。主な個展に「東京を鼻から吸って踊れ」(gallery α M, 2019-2020)、キュレーションに「SURVIBIA!!」(NEWTOWN, 2018)、グループ 展 に「TOKYO2021」(TODA BUILDING, 2019)、アルバムに「From Insect Cage」(Stag Beat, 2016)、著書に『オイル・オン・タウンスケープ』(論創社, 2022)など。http://haruyanakajima.com/

■ アンビカミング: シャドーフェミニズムズの芸術実践 遠藤麻衣

1984年兵庫県生まれ。映像、写真、漫画、演劇などのメディアを横断し、おしゃべりや演技など自らの身体を通じたクィアフェミニスト的な芸術を実践している。近年のグループ展に「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか? 」(国立西洋美術館、2024年)、「フェミニズムズ/FEMINISMS」(金沢21世紀美術館、2021年)など。演劇やパフォーマンス出演に第21回AAF戯曲賞受賞記念公演 「鮭なら死んでるひよこたち」(愛知県芸術劇場ほか、2023)や「Stilllive」(ゲーテ・インスティトゥート東京ほか、2019-)。2023年に「Scraps of Defending Reanimated Marilyn」(oarpress)刊行。2018年に丸山美佳と「Multiple Spirits(マルスピ)」を創刊。2021年東京藝術大学美術研究科博士後期課程美術専攻修了。2022年文化庁新進芸術家海外研修制度でニューヨーク滞在。

■ サウンドアート・入門と実践 〜電子音響音楽、サウンドコラージュ、フィールドレコーディング〜 渡辺愛

作曲家。フィールド・レコーディングの素材を含む電子音響音楽を中心に活動する。東京音楽大学大学院作曲専攻修了、パリ国立地方音楽院修了。東京藝術大学大学院博士後期課程修了。リュック・フェラーリ研究で博士号取得(学術)。JAPAN2011受賞(イタリア)、国営ラジオでの放送(フランス)、ICMC2018(韓国)、RADIO SAKAMOTO(presented by 坂本龍一)での放送等、国内外で評価を得る。音響装置アクースモニウムの演奏も行う。現在、東京藝術大学、昭和音楽大学、玉川大学各非常勤講師。 日本電子音楽協会理事。先端芸術音楽創作学会会員。JWCM女性作曲家会議メンバー。

■ 立体・空間制作ゼミ 時空を超えて〜彫刻からインスタレーション 利部志穂

利部志穂

美術家、彫刻家、サンライズサーファー2004年文化女子大学立体造形コース卒業2007年多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
2017年より2年間文化庁新進芸術家在外派遣にてイタリア、ミラノで活動。国内外の美術館やギャラリーなどで発表。
生活の中で不要となったものや、壊れて廃棄された拾得物、建築資材など様々な既製品を使用し組み替え彫刻作品を作る。サイトスペシフィックなインスタレーション、映像、写真、パフォーマンス、音、言葉、を用いて、モノと人との距離や時空に触覚的に関わっていく。日々の細やかな機微と大規模なスケール感とが同率、様々な言語感覚が物理的、詩的に混在、展開される作品世界。近年は世界の地形から見る神話、民話、口伝伝承、旅や食、生活活動を通して世界の共通言語を探求、制作、発表。
http://www.kagabu.com/

様々な分野

■ 実作講座「演劇 似て非なるもの」 生西康典

生西康典

1968年生まれ。舞台やインスタレーション、映像作品の演出などを手がける。作品がどのようなカタチのものであっても基本にあるのは人とどのように恊働していくか。自分自身を形作っていると信じられている殻がとけた時にはじめて現れる「その人」が見たい。その時「人」はありとあらゆるものと触れあっているだろう。近作は『抱えきれないたくさんの四季のために』(2022、SCOOL)、『棒ダチ 私だけが長生きするように』(2021、Tokyo Real Underground)。主なインスタレーション作品に『おかえりなさい、うた Dusty Voices , Sound of Stars』(2010、東京都写真美術館)。書籍:『芸術の授業 BEHIND CREATIVITY』(中村寛 編、共著、弘文堂)。

■ 劇のやめ方 篠田千明

篠田千明

2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。
以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。「四つの機劇」「非劇」と、劇の成り立ちそのものを問う作品や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園「ZOO」、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする「道をわたる」などを製作している。
2018年Bangkok Biennialで「超常現象館」を主催。2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker’s lab参加。

■ 特殊漫画家-前衛の道 根本敬

根本敬

1958年東京生まれ。81年月刊漫画『ガロ』9月号で漫画家デビュー。以後「平凡パンチ」に「生きる」などを連載。漫画の代表作は「怪人無礼講ララバイ」収録の「タケオの世界」とされる。「因果鉄道の旅」「人生解毒波止場」「ディープコリア(同盟との共著)」など文字の本は漫画本より読者が多い。2009年「真理先生」で第11回みうらじゅん賞受賞。幻の名盤解放同盟(昭和歌謡の澱を掬うコンピ「解放歌集」を編纂)の一員であり、東京キララ社の特殊顧問であり、マルセイユを拠点とするアート運動体 ル デルニエ クリの一員でもある。

■ 意志を強くする時 意志強ナツ子

意志強ナツ子

1985年山形生まれ。日本大学芸術学部美術学科彫刻コース中退後、Academy of Fine Arts, Pragueコンセプチュアルメディア学科(Prof.Milos Sejn)入学。同アカデミー、インターメディア学科(Prof.Tomas Vanek)修士課程卒業。2010年第9回漫画アクション選外奨励賞受賞。2014年リイド社トーチwebにて『女神』が掲載され商業デビュー。代表作に『魔術師A』『アマゾネス・キス』『黒真珠そだち』『るなしい』など。

■ 建築大爆発 岡啓輔+秋山佑太

岡啓輔

岡啓輔
1965年九州柳川生まれ、一級建築士、高山建築学校管理、蟻鱒鳶ル建設中。ウイークポイントは、心臓、色覚、読書。
1995年から2003年まで「岡画郎」を運営。2005年、蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)着工。2018年、筑摩書房から「バベる!自力でビルを建てる男」を出版。2019年「のせでんアートライン2019」に参加。

 

秋山佑太

秋山佑太
1981年東京都生まれ。株式会社サウンドオブアーキテクチャ代表。建造物を扱い「移動」「集積」といった方法で、複雑な時を刻んで来た建物に「地霊」を呼び起こす作品を制作。2016年より「中央本線画廊」を運営。近年の主な企画展示に、2020年「芸術競技」展(FL田SH・東京 )、2018年「モデルルーム」展(SNOW Contemporary・東京) 「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」(石巻のキワマリ荘ほか・宮城)、2017年「超循環」展(EUKARYOTE・東京)「グラウンドアンダー」展(SEZON ART GALLERY・東京)、 2016年「バラックアウト」展 (旧松田邸・東京)など。

■ アートに何ができるのか 荒谷大輔

江戸川大学基礎・教養教育センター教授。専門は哲学/倫理学。主な著書に『資本主義に出口はあるか』(講談社現代新書)、『ラカンの哲学:哲学の実践としての精神分析』(講談社メチエ)、『「経済」の哲学:ナルシスの危機を越えて』(せりか書房)、『西田幾多郎:歴史の論理学』(講談社)、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(共著、平凡社)など。演劇の脚本を書いたり、ダンス作品のドラマトゥルクを担当したり、自分で暗黒舞踏を踊ったりしています(https://bigakko.jp/event/2021/engeki-shuryokoen)。

■ POP ILLUSTRATION 塾 スージー甘金+小田島等

スージー甘金

スージー甘金
1956年東京生まれ。元祖マンガイラストレーター、コミック画家。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻卒業。
1982年に雑誌「宝島」でデビュー後、多くの雑誌や広告、TVCMなど多くの媒体にイラストを提供。吹き出しやキャラクターなどのマンガ的要素や企業ロゴ、現代アートのモチーフを徹底的に引用した諧謔的作風は、後進の作家たちに多くの影響を与える。また、多摩美術大学非常勤講師、京都精華大学特任教授、その他多くの専門学校での講師を歴任する。
音楽業界のクライアントワークも多く、電気グルーヴのロゴやジャケットワークをはじめ、KUWATA BAND、山下達郎、村松邦男、LÄ-PPISCH、The Collectors、河内家菊水丸、平松愛里などのジャケットに数多くのイラストレーションを提供。主な著作に『POPPO ART』(荒地出版社)、『少年ポンチ』(ジャパンミックス)、『塗COMIX』(音楽出版社)などがある。
1980年代より個展も多数開催し、2022年 FAITH GALLERYで開催した2人展『艺术包』では、デュシャンの「泉」とウォホールの「キャンベル缶」を足して商業で割った”極東POP”オブジェ『艺术包缶』150缶を完売。
昨年、小田島等とともに“日本ポップアート協会”を結成。60年代ポップアートを再評価すると同時に、その精神を受け継いだ2020年代対応の新型ポップ・イラストレーター&ポップ画家の発掘および育成を行っている。

 

小田島等
1972年東京生まれ。デザイナー、イラストレーター。ギャラリーVOID/FAITH運営。
桑沢デザイン研究所卒業。15歳の時にポップアートと出会い明確な意志を持って絵を描きだす。高校時代に雑誌『イラストレーション』誌上コンペ「ザ・チョイス」にて印刷物デビュー。専門学校時代にスージー甘金のコガネ虫スタジオで修行し、“POP”の矜恃に触れる。
1995年より音楽ジャケットや書籍装丁、広告物などのデザイン及びアートディレクションをスタート。音楽系では遠藤賢司、はっぴいえんど、ムーンライダーズなどのベテランから、サニーデイ・サービス、シャムキャッツ、くるりなど幅広く手がける。MVのディレクション・ワークも多数。近年では小説家・吉本ばななの装丁を手がける。
主な著作にデザイン作品集「ANONYMOUS POP」(P-vine books)、漫画作品「無 FOR SALE」(晶文社)、監修本「1980年代のポップ・イラストレーション」(アスペクト)がある。音楽ユニットBEST MUSICとしても活動し、2007年発表の『MUSIC FOR SUPERMARKET』は「早過ぎたVaperWave」と評され、近年では海外でも評価が及ぶ。

作曲/作詞

■ 楽理基礎科/中等科 菊地成孔

東京ジャズシーンのミュージシャンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、極度にジャンル超越的な活動を展開。音楽、映画、服飾、食文化、格闘技など、その対象は多岐に渡る。音楽講師としては、東京大学、国立音楽大学、東京芸術大学、慶応義塾大学でも教鞭を執る(04年~09年)。 

■ 作曲演習 高山博

作曲家としては、NHK銀河テレビ小説『妻』、TV朝日 『題名のない音楽会』(出演)、国際交流基金委嘱『ボロブドゥールの嵐』、香川県芸術祭『南風の祭礼』、自らのバンドCharisma『邂逅』(キングレコード)など、イベント、放送、CD作品など多岐にわたる。 執筆では、『ポピュラー音楽作曲のための旋律法』『ビートルズの作曲法』などの、音楽理論書や、 『Pro Tools 11 Software徹底操作ガイド』『Logic Pro X for Macintosh徹底操作ガイド』などのDAWのテクニカルな解説など、音楽雑誌でも健筆をふるう。 東京藝術大学大学院非常勤講師。

■ 歌う言葉、歌われる文字 鈴木博文

1954年5月19日、東京都生まれ。1973年より、松本隆、矢野誠らとムーンライダーズ(オリジナル・ムーンライダーズ)として音楽活動を始める。実兄・鈴木慶一に誘われ、1976 年に moonriders に参加。バンドではベースを担当、また多くの作詞・作曲も手がける。レーベルのプロデューサーとしてさまざまなミュージシャンの輩出を支え続ける一方、アーティスト、アイドルへの作詞・楽曲提供、The Suzuki(w/鈴木慶一)、Mio Fou(w/美尾洋乃)、政風会(w/直枝政広)などユニット活動もあり。

実践!自己プロデュースと作品作り 入江陽

1987年、新大久保生まれ・育ち。シンガーソングライター。映画音楽の制作や、文筆、プロデュースなども行う。最新アルバムは4枚目となる「FISH」。映画音楽家としては「街の上で(今泉力哉 監督)」、「月極オトコトモダチ(穐山茉由 監督)」、「最低。(瀬々敬久 監督)」、「タイトル、拒絶(山田佳奈 監督)」など多数。文筆業では『装苑』『ミュージックマガジン』などでも連載中。

DTM

■ 魁!打ち込み道場 numb

HipHop グループ“Buddah Brand”のマニピュレーターとしてキャリアをスタート。90年代後半より、シンセサイザーやコントローラー等のエレクトロニック・デバイスやラップトップを用いた演奏活動を数多く行っている。国内エレクトロニック・ミュージックの立役者として、その黎明期から今日まで活躍。

■ アレンジ&ミックス・クリニック 草間敬

アレンジャー、レコーディングエンジニア。音楽理論からシンセサイザーまで幅広いスキルを有し、AA=, 金子ノブアキ, KenKen, RIZE, [Alexandros], BIGMAMAなど、20年以上に渡って多くのミュージシャンの制作に関わる。国内に6名しかいないableton Live認定トレーナーでもあり、ableton Liveに関するレビューや講演も多数。近年は制作のみならずライブオペレーションでも活躍中で、AA=, 金子ノブアキ, SEKAI NO OWARIなどのステージをサポートする。

■ DTM基礎 〜Ableton Live編〜 yuichi NAGAO

作編曲家。広告音楽等のクライアントワークをこなす傍ら、ビートミュージックやジャズに影響を受けた電子音楽、ボカロ楽曲を制作。電子音楽の分野においてはPROGRESSIVE FOrMやDiverse System等のレーベルから作品を発表、2018年に『ハルモニア』MVが文化庁メディア芸術祭にて優秀賞を受賞。ボカロPとしては先鋭的な合成音声コンピ『合成音声のゆくえ3』に参加。近年は音楽ゲームへの傾倒を深め、太鼓の達人、CHUNITHM、SOUND VOLTEX、ポラリスコードなどに楽曲が収録されている。

研究室

■ 美楽塾 JINMO

書家を母に持ち、幼少期から書を始める。絵画、書、コンピュータ・グラフィックス、アニメーション等、表現のメディアやジャンルに拘らない視覚芸術を創出する一方、ギター奏者としても活動。国内はもとより海外で数百回に及ぶ公演をおこなっている。また、『ギター・マガジン』にコラムを連載するなど、多方面に活躍する。 

■ ライター講座 柳樂光隆

柳樂光隆

1979年、島根県出雲市生まれ。出雲高校~東京学芸大学卒。珍屋レコード(店長)、ディスクユニオンへの勤務を経て、2000年代末から音楽評論家。ときどきDJ・選曲家。
ジャンルを問わず幅広い音楽に関するテキストを中心に新聞、雑誌、ウェブメディアなどに執筆したり、レクチャーをしたり、ラジオで喋ったり。専門はジャズ。
音楽やアーティストの分析、シーンの解説だけでなく、教育機関やNPOなどによる音楽教育や音楽シーンのエコシステムに関するリサーチをライフワークにしている。

■ 世界のリズムとグルーヴ研究〜西アフリカからK-POPまで〜 横川理彦

作編曲、演奏家。80年に京都大学文学部哲学科を卒業後、本格的な演奏活動に入る。4-D、P-Model、After Dinner、Metrofarce、Meatopia等に参加。電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルに至る。海外でのコンサート・プロジェクトも多数。現在は、即興を中心としたライブ活動などのほか、演劇・ダンスのための音楽制作など多方面で活動中。また、コンピュータと音楽に関する執筆、ワークショップなども多い。ヨーロッパ、アフリカ、アラブ、日本と、世界中の音楽のDNAを徹底的に研究し、自身の作品に貪欲に取り入れる。