21世紀の映画音楽を語る!コメンタリー上映 +オンラインレクチャー。
第一部:2時間23分
第二部:1時間46分
20世紀の大衆芸術の花形ともいえる映画。
21世紀も四半世紀に近づくこれから、その表現がどのように進化していくのか?
映画における『音楽』という切り口から考えていくトークイベントです。
映画と音楽に造詣の深い4名の出演者を迎え、2001年から現在までの20年の間に生まれた新
しい(=未だ古典になっていない)映画音楽について語っていきます。
語り手には本校講師より菊地成孔、入江陽が登壇。いずれも映像音楽を数多く手がけ、ユーザー/作り手両方の立ち位置から映画音楽を切り取ります。
ゲストとして気鋭のビートメーカーにして映画にも造詣が深い荘子it(from Dos Monos)が参加。司会は本校コーディネーター/講師の岸野雄一が努め、それぞれの視点を掘り下げます。
また、選んだ映画のうちいずれか一本を見ながらの副音声上映を合わせて実施いたします。
歴史を学び、歴史となっていく作品を語りながら、これからの表現に繋げていきましょう。
☆本校音楽講座では授業やイベントを通して『映画と音楽』の関係を学ぶ機会を数多く提供してきました。今回のトークは2001年の開講から20年を迎えた本校音楽講座の節目の年度のイベントとしてお届けいたします。
※アーカイブ動画の概要欄から講師がセレクトした作品のサウンドトラックがご確認いただけます。
イベントの流れ
コメンタリー上映+トークの2部構成での開催となります。
【進行】
第一部:「パワー・オブ・ザ・ドッグ」コメンタリー上映(youtubeライブにて配信/無料)
第二部:トーク(ZOOMにて配信/有料)
→第一部
登壇者チョイス映画の中からいずれか一本を選び、youtubeライブにて同時視聴の副音声配信を実施します。
受講生はNetflixで視聴しながら、登壇者の副音声を同時に楽しんで頂きます。
※この第一部は無料/予約不要でどなたでも視聴可能です。
→第二部
第二部からは有料のトークパートとなります。
出演者が選ぶ『音楽が興味深い21世紀以降の映画』について岸野雄一司会のもとトークしていきます。
第二部の予約はこちらから
※作品リスト
菊地成孔
・「パワー・オブ・ザ・ドッグ」:音楽・・・ジョニー・グリーンウッド
・「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」:音楽・・・ミカ・レビ
入江陽
・「アンカット・ダイヤモンド」:音楽・・・ダニエル・ロパティン(O.P.N)
・「マリッジ・ストーリー」:音楽・・・ランディ・ニューマン
荘子it
・「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」:音楽・・・ジョニー・グリーンウッド
・「モノス」:音楽・・・ミカ・レビ
・「アンカット・ダイヤモンド」:音楽・・・ダニエル・ロパティン(O.P.N)
・「マンク」:音楽・・・トレンド・レズナー、アティカス・ロス
・「メッセージ」:音楽・・・ヨハン・ヨハンソン
INFO
◆講師:
菊地成孔、入江陽、荘子it、岸野雄一
◆再生時間:
第一部:2時間23分
第二部:1時間46分
◆参加費:
[アーカイブ受講]
一般・・・1,500円
美学校在校生&卒業生・・・1,000円
※アーカイブ動画ではプレイバックされた楽曲部分はカットや映像の差し替えを行います、予めご了承ください。
◆申込:こちらのPeatixのページからお申し込みください。
アーカイブ動画視聴に関して
※誠に申し訳ございませんが一部音声に聞き取りづらい箇所がございます、予めご了承ください。
アーカイブ申し込み期間:2022年3月01日〜2022年9月30日
視聴期限は2022年10月31日までとなりますのでご注意ください。
講師プロフィール
菊地成孔
東京ジャズシーンのミュージシャンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、極度にジャンル超越的な活動を展開。音楽、映画、服飾、食文化、格闘技など、その対象は多岐に渡る。
「機動戦士ガンダム サンダーボルト」「岸辺露伴は動かない」など様々な映像作品で音楽を手がける。
岸野雄一
音楽家、オーガナイザー、著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗る。
東京藝術大学大学院映像専攻、立教大学現代心理学部、広島市立大学芸術学部にて「映画におけるサウンド・デザイン」の教鞭を執る。音楽レーベル運営として“Out One Disc”を主宰し、OORUTAICHIやGangpol&Mitなど個性豊かなアーティストをプロデュース。オーガナイザーとしてはSparks、Max Tundraなどの海外アーティストを招聘。アーティストとしては、音楽劇『正しい数の数え方』が文化庁第19回メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞した。近年では、都内コンビニにDJブースを持ち込んだ『レコードコンビニ』や、盆踊りをアップデートするプロジェクトが話題を呼ぶなど、常に革新的な『場』を創造している。
入江陽
1987年、新大久保生まれ・育ち。シンガーソングライター。
映画音楽の制作や、文筆、プロデュースなども行う。映画音楽家としては「街の上で(今泉力哉 監督)」「月極オトコトモダチ(穐山茉由 監督)」「最低。(瀬々敬久 監督)」「タイトル、拒絶(山田佳奈 監督)」など多数の作品を手がける。
雑誌『装苑』でNetflixなどの配信コンテンツを紹介する「はいしん狂日記」を連載するなど、映像コンテンツに造詣が深い。
荘子it
1993年生まれ。
2019年3月20日に1st Album『Dos City』で米LAのDeathbomb ArcからデビューしたHip HopクルーDos Monosのリーダーとして、全曲のトラックメイクとラップを担当。プログレやフリージャズ、哲学やサブカルチャーまで奔放なサンプリングテクニックで現代のビートミュージックへ昇華したスタイルが特徴。様々なアーティストへのトラック提供に加え、ドラマや映画の劇伴音楽、文芸誌での執筆や映画評など、越境的に活動している。
〈配信中のオンライン講座〉
〜ゼロから聴きたいフランク・ザッパ〜講師:須川 宗純 ゲスト:石原 剛一郎 今井 研二 竹内 理恵 岸野 雄一
▷放送時間:4時間20分
※検索用楽曲リスト付き。
天才、奇才、変人といった肩書きがついて回るフランク・ザッパ。彼は何をめざしていたのでしょうか? あるいは何を見すえていたのでしょうか? 現在の盛り上がりを見るにつけ、それをふつうに見直す環境が整うまでに(日本では)30年近くという時間が必要だったのかもしれないと思わされます。前半ではザッパの歩みを年代順に追い、後半では「いま考えるザッパの聴きどころ」というかたちでお話を進めていきます。
増補改訂版〜ゼロから聴きたいシティポップ 〜講師:柴崎 祐二 ・長谷川 陽平・モーリッツ・ソメ・加藤 賢・岸野 雄一
▷放送時間:4時間23分
※柴崎さんによる楽曲リスト付き、前回のシティポップ講座も概要欄からご視聴いただけます。
厳密なジャンル用語としてでなく、ある特定の「ムード」として把握されがちな<シティポップ>というのは、改めていったいどんな音楽(文化)なのか。それはどこからやってきたのか。どのように発展/拡散をとげ、現在のような状況を準備するに至ったのか。そして、これからどこへ向かうのか。 一口に「主に80年代の日本で作り出された都会的ポップミュージック」と理解するだけでは足りないこのシティポップ(文化)を、音楽的な面、歴史/社会的な面、業界構造や受容意識の変遷から眺め直し、より深く鑑賞/理解するための道筋を探ります。
〜ゼロから聴きたいプログレッシヴ・ロック〜 講師:松山 晋也 ゲスト:岸野 雄一 横川 理彦 yuichi NAGAO
▷放送時間:3時間46分
曲名リストや「日本(のオタクカルチャー)におけるプログレ の影響」レジュメ付き。
この講座では、『プログレのパースペクティヴ』の著者である音楽評論家の松山 晋也が、誕生から50年を超えた「プログレッシヴ・ロック」と呼ばれ得る領域の概観・大まかな流れを解説していきます。
〜ゼロから知りたいレコードの聴き方・明治 大正 昭和初期編〜 講師:毛利 眞人・山田 参助・細馬 宏通・岸野 雄一
▷放送時間:2時間49分
アーカイブの重要性を提唱している音楽評論家・音楽史家の毛利 眞人がSPレコードという記録物からどのように情報を引き出すか?リスニングと鑑賞を経てどのように批評するか?どのように収集、保存、体系化し、どのように後世に伝えていくかを考えます。
レコードというメディアを軸に歴史を読み解き、過去を辿る事で未来へ繋げていきましょう。
映画音楽の現在形 2001-2021 講師:菊地成孔、入江陽、荘子it、岸野雄一
▷放送時間:第一部:2時間23分 第二部:1時間46分
20世紀の大衆芸術の花形ともいえる映画。21世紀も四半世紀に近づくこれから、その表現がどのように進化していくのか?
映画における『音楽』という切り口から考えていくトークイベントです。映画と音楽に造詣の深い4名の出演者を迎え、2001年から現在までの20年の間に生まれた新しい(=未だ古典になっていない)映画音楽について語っていきます。