意志強ナツ子、伊藤桂司らによる新規6教程が開講!
このたび当校では、第53期2021年度生徒募集を開始いたします。1969年の創立以来、絵画・版画・写真・現代美術・ファッション・演劇・音楽など、さまざまな分野の講座を開講してきましたが、今期は6つの講座が新たに加わり、全31教程を開講します。
新設6教程の講師を務めるのは、いずれも一線で活躍する表現者たち。『魔術師A』『アマゾネス・キス』などの作品で注目を集める漫画家・意志強ナツ子による「意志を強くする時〜漫画の作話精神論〜」。数々のグラフィックワークやアートディレクションを手掛けてきた伊藤桂司による「テクニック&ピクニック〜視覚表現における創作と着想のトレーニング〜」。2004年の立ち上げ時から2012年まで快快の中心メンバーとして演出・脚本・企画を手掛けた篠田千明による「劇のやめ方」。東京・三鷹で「蟻鱒鳶ル」を建設する建築家の岡啓輔と、「中央本線画廊」の運営や数々の展示を手掛ける美術家・建築家の秋山佑太による「建築大爆発」。2019 年に自身のカンパニー「PLAYS and WORKS」を旗揚げした劇作家の岸井大輔による「「おもちゃ」と「テストプレイ」のアートへ〜ポストコンテンポラリーアート実践編〜」。シンガーソングライターで、映画音楽の制作や文筆、プロデュースなども行う入江陽による「実践!自己プロデュースと作品づくり」。以上6教程を新規開講いたします。
これらの新設教程に加え、岡田裕子、三田村光土里、遠藤一郎、菊地成孔、numb、横川理彦らが講師を務める、美術・音楽・様々な分野の教程も昨年に引き続き開講します。なお、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、音楽系の一部講座はオンラインで開講いたします。遠方にお住まいの方も、この機会にぜひご受講ください。
募集概要・説明会
募集:2020年12月19日〜2021年3月31日
学期:2021年5月〜2022年3月
教程:絵画4教程、版画/写真5教程、現代美術5教程、様々な分野8教程、作曲/作詞4詞教程、DTM4教程、研究室1教程、全31教程+オープン講座1講座
定員:各教程10名程度(教程ごとに異なる)
資格:受講に際して学歴・年齢・性別その他の制限はありません
説明会
【絵画、版画/写真、現代美術、研究室】
2021年1月17日(日)15時~/2月12日(金)19時~/3月14日(日)15時~
【様々な分野、研究室】
2021年1月15日(金)19時~/2月15日(月)19時~/3月12日(金)19時~
【作曲/作詞、DTM】
2021年1月11日(月)19時~/2月14日(日)15時~/3月15日(月)19時~
詳細:https://bigakko.jp/entrance/open_campus
新教程紹介
「意志を強くする時~漫画の作話精神論〜」
講師:意志強ナツ子
定員 8 名 毎月第三日曜日(年間12回):13:00〜17:00
詳細: https://bigakko.jp/course_guide/variousgenres/ishiwotsuyokusurutoki/info
意志強ナツ子
1985年山形生まれ。日本大学芸術学部美術学科彫刻コース中退後、Academy of Fine Arts, Pragueコンセプチュアルメディア学科(Prof.Milos Sejn)入学。同アカデミー、インターメディア学科(Prof.Tomas Vanek)修士課程卒業。2010年第9回漫画アクション選外奨励賞受賞。2014年リイド社トーチwebにて『女神』が掲載され商業デビュー。代表作に『魔術師A』『アマゾネス・キス』『黒真珠そだち』など。
「テクニック&ピクニック〜視覚表現における創作と着想のトレーニング〜」
講師:伊藤桂司
定員 10 名 毎週月曜日:19:00〜22:00
詳細: https://bigakko.jp/course_guide/variousgenres/techniqueandpicnic/info
伊藤桂司
1958年東京生まれ。’80年に雑誌 ”JAM” ”HEAVEN” でのデビュー以来、グラフィックワーク、アートディレクションを中心に活動。2001年東京ADC賞受賞。テイ・トウワ、スチャダラパー、キリンジ、バッファロー・ドーター、高野寛、ohana、オレンジペコー、愛知万博EXPO2005世界公式ポスター、イギリスのクラヴェンデール、SoftBank キャンペーン他多数のヴィジュアルを手掛ける。
「四次元を探しに/ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)など他数々の国内外展示に参加。個展多数。作品集に『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『DAYS OF PAST FUTURE』(Alex Besikianとの共著)他多数。京都芸術大学大学院教授。UFG代表。http://site-ufg.com/
「劇のやめ方」
講師:篠田千明
定員10名 隔週火曜日:18:30〜22:00
詳細: https://bigakko.jp/course_guide/variousgenres/gekinoyamekata/info
篠田千明
2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。「四つの機劇」「非劇」と、劇の成り立ちそのものを問う作品や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園「ZOO」、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする「道をわたる」などを製作している。2018年Bangkok Biennialで「超常現象館」を主催。2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker’s lab参加。
「建築大爆発」
講師:岡啓輔+秋山佑太
定員 10 名 隔週金曜日:19:00〜22:00(日曜に外部実習行う場合があります。)
詳細: https://bigakko.jp/course_guide/variousgenres/kenchikudaibakuhatsu/info
岡啓輔(建築家)
1965年九州柳川生まれ、一級建築士、高山建築学校管理、蟻鱒鳶ル建設中。ウイークポイントは、心臓、色覚、読書。1995年から2003年まで「岡画郎」を運営。2005年、蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)着工。2018年、筑摩書房から「バベる!自力でビルを建てる男」を出版。2019年「のせでんアートライン2019」に参加。
秋山佑太(美術家・建築家)
1981年東京都生まれ。株式会社サウンドオブアーキテクチャ代表。建造物を扱い「移動」「集積」といった方法で、複雑な時を刻んで来た建物に「地霊」を呼び起こす作品を制作。2016年より「中央本線画廊」を運営。近年の主な企画展示に、2020年「芸術競技」展(FL田SH・東京 )、2018年「モデルルーム」展(SNOW Contemporary・東京) 「新しい民話のためのプリビジュアライゼーション」(石巻のキワマリ荘ほか・宮城)、2017年「超循環」展(EUKARYOTE・東京)「グラウンドアンダー」展(SEZON ART GALLERY・東京)、 2016年「バラックアウト」展 (旧松田邸・東京)など。
「「おもちゃ」と「テストプレイ」のアートへ 〜ポストコンテンポラリーアート実践編〜」
講師:岸井大輔
定員 10 名 隔週火曜日:19:30〜22:30
詳細: https://bigakko.jp/course_guide/variousgenres/postcontemporaryart/info
岸井大輔
1970年生。劇作家。他ジャンルで遂行された形式化が演劇でも可能かを問う作品群を発表している。代表作「potalive」「東京の条件」「好きにやることの喜劇(コメディー)」「始末をかく」
2019年に自身のカンパニー「PLAYS and WORKS」旗揚、ポストコンテンポラリーアートについて考えている。
https://www.kishiidaisuke.com/
「実践!自己プロデュースと作品づくり」
講師:入江陽
定員 8 名 隔週木曜日:19:00 〜 21:30
詳細: https://bigakko.jp/course_guide/art_mediation/irie
入江陽
1987年、新大久保生まれ・育ち。シンガーソングライター。映画音楽の制作や、文筆、プロデュースなども行う。2017年に4枚目となる最新アルバム「FISH」を発表したほか、雑誌『装苑』で Netflix などの配信コンテンツを紹介する「はいしん狂日記」を、雑誌『ミュージック・マガジン』で、毎号ゲストが選んだ 10 曲について対談する「ふたりのプレイリスト」を連載中。泉まくら、Have a Nice Day!、TAMTAM、本日休演、宇宙ネコ子、後藤マスヒロなど、多彩なジャンルの音楽作品に、歌手としての客演多数。