LL教室が講師を務める講座『ポピュラー音楽批評』
こちらの公開ガイダンスとして「リズム&ブルース&ニッポン」を開催いたします。
参加費無料でどなたでもご参加いただけます。本講座への参考にもぜひお申し込みください!
講 師:LL教室(森野誠一・ハシノイチロウ・矢野利裕)
放送時間:2時間13分
※アーカイブでは楽曲再生部分をカットしております。予めご了承ください。
「リズム&ブルース&ニッポン~R&B大国ニッポンの今と昔~」-講師:LL教室より
J-POPという概念は、実はさまざまな音楽ジャンルに由来する成分で構成されています。
この講座では、美学校「ポピュラー音楽批評」の講師を務めるLL教室が、J-POPの成分のひとつとして無視できない存在感を持つ「R&B(リズム&ブルース)」について、日本における受容と発展の歴史を掘り下げます。
日本人にとってR&Bとは何だったのか、どのようなシーンで聴かれ、どのように歌われてきたのか。
それぞれの時代を象徴する楽曲を紹介しながら、「ポピュラー音楽批評」の本講座でも使用している分析フレームを用いて、その背景や参照元、後の世代に与えた影響などを振り返っていきます。
講義内容
00:04 自己紹介
07:53 分母分子論
13:15 なぜいまR&Bなのか
18:14 R&B(リズム・アンド・ブルース)とは
21:56 日本におけるR&Bのはじまり(1960年代)
38:26 R&B要素の定着と発展(1970年代)
46:53 ディスコ、シティポップ、ブラコン(1980年代)
1:06:12 「ディーバ」ブーム(1990年代)
1:24:56 ゼロ年代以降のR&B(2000年代)
2:00:33 本講座「ポピュラー音楽批評」のご紹介
本講座へのお申込み
講師プロフィール
LL教室
2015年、構成作家の森野誠一、日本語カヴァー曲研究家のハシノイチロウ、批評家の矢野利裕の3人によって結成されたユニット。
音楽イベントのDJ、ラジオ番組の選曲、J-POPについてのトークイベントを主催するなどの活動をしている。現在、市川うららFMで「LL教室の試験に出ないJ-POP講座」(土曜深夜25時〜)放送中。・森野誠一…構成作家として主に音楽・バラエティ番組を担当。テレビ東京『ゴッドタン』の人気企画「芸人マジ歌選手権」ではマキタスポーツ presents Fly or Dieにベーシストとして参加、「ROCK IN JAPAN FES」「COUNT DOWN JAPAN FES」などにも出演している。「Pop’n music」「太鼓の達人」などのリズムアクションゲームにも楽曲提供。
・ハシノイチロウ…「洋楽の日本語カヴァー曲」研究の第一人者として、収集したレコードをブログやラジオなど各メディア上で紹介している一方、酸辣湯麺を食べ歩く活動では『マツコの知らない世界』(TBS)にも出演。
・矢野利裕…作家・DJ。音楽と文学を中心に批評活動をおこなう。2014年、「自分ならざる者を精一杯に生きる」で第57回群像新人文学賞優秀作を受賞。
著書に『コミックソングがJ-POPを作った』(P-VINE)、『ジャニーズと日本』(講談社現代新書)、『学校するからだ』(晶文社)、『今日よりもマシな明日 文学芸能論』(講談社)など。
〈オープン講座〉
◆講師:LL教室(森野誠一・ハシノイチロウ・矢野利裕)
▷この講座では、あなたの好きな音楽について、何か文章を書いてみたい、あるいは作詞や作曲を始めたいといった方を対象に、J-POPや歌謡曲、シティポップなど、過去50年間の日本のポピュラー音楽におけるトレンドや作り手の狙いを学び、音楽の聴き方、語り方の引き出しを増やすことを目指します。
文章執筆や作詞作曲の経験は問いません。未経験者から経験者の方まで幅広く歓迎します。
◆講師:岸野雄一
▷この講座では、映画における音/音楽の歴史や方法論、その効果を読み解く技術、すなわち『映画の聴き方』を身につけていきます。
授業では講師の所有する膨大な映像アーカイブをプレイバックしながら、20世紀以降の映像の発達史から、21世紀現在にまで繋がる音と映像の発展史を解読し、概念と方法論を体系化していきます。