【4/7〜11】「アートに何ができるのか」修了展のお知らせ


「アートに何ができるのか〜次に来る「新しい経済圏」とアーティストの役割を考える」修了展
「A Telescope (To See Place)」


2023年4月7日から11日の期間で、美学校の講座「アートに何ができるのか〜次に来る「新しい経済圏」とアーティストの役割を考える」の修了展「A Telescope (to see place)」を開催します。

講座の受講生/出展作家であるArisa ItoはVRヘッドマウントディスプレイを用いた作品、谷川真紀子は写真を用いた作品を制作していますが、二人の制作には共通してレンズという媒体が関係しています。

レンズというモチーフは従来「見ること」の象徴として用いられてきましたが、レンズの特性は見たままを写し出すことではなく、それを通すことで像の形を変え、色を変え、スケールを自在に操作できることにあるでしょう。その操作は対象に対して直接作用するものではありませんが、レンズ越しに獲得される対象の新たな姿は、わたしたちの慣習的な認識を解体し別様に組み替えることがあります。

遠くを見るためのレンズ「A Telescope(望遠鏡)」のアナグラムには「to see place」(場所を見るための)がありますが、作品とは、そうした再構築を促す場所をわたしたちの目の前に現すことのできるレンズだと言えます。


作 家:Arisa Ito、谷川真紀子
会 期:2023年4月7日(金)〜4月11日(火)
時 間:13:00〜19:00(最終日17:00まで)
会 場:美学校 本校(地図
     東京都千代田区神田神保町2-20第2富士ビル3F
WEB:https://atelescope.github.io/atelescope/

パフォーマンス
荒谷大輔 パフォーマンス 2023年4月9日(日)16:00〜


アートに何ができるのか〜次に来る「新しい経済圏」とアーティストの役割を考える 荒谷大輔 荒谷大輔

▷授業日:隔週火曜日 18:30〜21:00
この講座では、まず現在アートがおかれている社会的な状況を振り返って考えながら「アート」と呼ばれるものの本質を明らかにします。参加者が知らないうちに身に着けている価値観の前提を問い直しつつ、それでも直観的にはおそらく各人が捉えているアートの本質を、ディスカッションの中で明らかにしていければと思います。