「すべての人間は芸術家である」
ドイツを代表するアーティスト、ヨーゼフ・ボイス。絵画や彫刻のみを芸術とせず、創造的かつ主体的な日常行為こそ芸術であり、「すべての人間は芸術家である」としたボイス。それらの概念は「拡張された芸術概念」「社会彫刻」として、ボイス亡き後も語り継がれている。一方、現代を生きる革命家、外山恒一。07年都知事選での過激な政見放送で一躍注目を集め、先の都知事選でも「原発推進派ほめご…大絶賛キャンペーン」など独自の活動を展開している。
09年~10年に水戸芸術館で開催された「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」展および関連書籍『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』(フィルムアート社)のアートディレクションを手掛けた松蔭浩之氏を講師役に迎え、既存の芸術/政治活動の範疇にとどまらないふたりの「革命家」の活動を振り返る。いま、ふたたび革命はよみがえるか?芸術と政治をめぐる対話がはじまる―。
▶ヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys 1921-86)
ドイツを代表する現代美術家・彫刻家・社会活動家。芸術の概念を拡張し、積極的に社会に関わる芸術家として、「自由国際大学」「緑の党」の設立に携わり、早くから政治経済やエコロジー問題に強い関心をもって活動を続けた。「すべての人間は芸術家である」「社会彫刻」などの独自の概念は、後世に大きな影響を与えつづけている。(『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』フィルムアート社より)
ゲスト:外山恒一、松蔭浩之
聞き手:木村奈緒
日 程:2014年6月29日(日)
時 間:19:00〜21:00
参加費:1500円(1ドリンク付き)
ご予約:定員に達したため申込みは締切りました。(6/18)
会 場:美学校 本校
東京都千代田区神田神保町2-20第2富士ビル3F
企 画:木村奈緒
主 催:美学校
【プロフィール】
ゲスト:
外山恒一(とやま・こういち)
1970年生まれ。九州を活動拠点とする革命家。福岡刑務所卒。マルクス主義、アナキズムを経て03年よりファシスト。07年都知事選の過激な政見放送で、ある種のネットアイドルに。反体制右翼マガジン『デルクイ』編集長。
松蔭浩之(まつかげ・ひろゆき)
1965年12月18日福岡県博多生まれ小倉育ち。87年大阪芸術大学卒業。現代美術家。昭和40年会々長。ミヅマアートギャラリー所属。2009年10月31日〜2010年1月24日に水戸芸術館で開催された展覧会「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」及び関連書籍『ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命』(フィルムアート社)のアートディレクションを手がけた。
聞き手:
木村奈緒(きむら・なお)
1988年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。美学校修了生。これまで企画したイベントに「工藤哲巳ナイト」(2013)、「本田靖春ナイト」(2014)など。