インスタレーション/パフォーマンス「燃える人影」のお知らせ


燃える人影 Burning Shadow of a Man


moreru_.jpg


現在開催中のTRANS ARTS TOKYO会場にて、「絵と美と画と術」講師・佐藤直樹さんプロデュースのインスタレーション/パフォーマンス「燃える人影 Burning Shadow of a Man」が開催されます。TRANS ARTS TOKYOでは、その他にも美学校から「絵と美と画と術」と「天才ハイスクール!!!!」が展示で参加しています。是非お越しください。 


期 間: 2012年11月22日(木)〜25日(日)
開 演: 22日(木)18時│19時30
     23日(金・祝)15時★│16時30│18時│19時30
     24日(土)13時30★│15時
     25日(日)15時★│16時30│18時│19時30  ★は子ども連れ可
入場料: 予約1200円/当日1500円/中高生700円(小学生以下無料)
     [各回定員25名、先着順]
場 所: 旧東京電機大学校舎11号館 B1 B111号室
      東京都千代田区神田錦町2-2
予約・問い合わせ先:workbookmail@gmail.com

*ご予約は日時を記入の上、お申し込み下さい。
(定員制のためお早めにご予約ください)
*19時30上演を除き、入館には別途TAT参加費500円(期間中何度も使えるパス)が必要です。
*受付は開演30分前、開場は開演の10分前です。
*会場には靴を脱いでご入場いただけます。また上演中
*完全暗転になるシーンがあります。
*上演時間は30分程度予定。


インスタレーション/パフォーマンス

燃える人影 Burning Shadow of a Man

旧東京電機大学でのイベント「TRANS ARTS TOKYO」で、演出家・美術家・映像作家の生西康典が、この作品のために集めたクリエイターたちとの共作を、4日間計12回上演で発表する(各回限定25名の定員制)。
[詳細]http://burningshadowofaman.tumblr.com/

プロデュース:佐藤直樹(ASYL)
演出:生西康典

言葉/声:五所純子
声:首 くくり栲象
出演/歌:山崎阿弥
出演:関根麻郎

美術/装置:佐々木文美(快快)、小野亜斗子(ドゥイ)、轟岳(ドゥイ)
音/録音/編集:雨森諭司、小田将大
音響協力:WHITE LIGHT、Taguchi、池田野歩
照明協力:伊藤啓太
制作協力:印牧雅子
協力:桑原史香、吉原航平、白倉由貴、安藤雄康、YAMA(鎌倉山ナワールガーデン)、菊地昌隆(ASYL) 


五所純子(言葉/声)

時間が信じられません。
すべての追悼を疑っています。
誰とも一緒に歌えません。

生者として。いや、死なれた者として。

佐藤直樹(プロデュース|ASYL)

後数日もしたら取り壊され、跡形もなくなるであろう場所で、残るものや残らないもののことを考えていたら、生西康典の顔が浮かんだ。気がついた時には、この、インスタレーションのような、パフォーマンスのような、うまく説明できないものが、動き出していた。

印牧雅子(BAL)

地下の部屋に現れる言葉、声、音、歌、動きのあわいに起こるいくつもの影。影が交差して写像を繰り返す先に、抽象的であるはずの言葉がプリミティブな実在として知覚される手触りをもたらす。そのとき、所在のない感覚――その手触りにこそ宿る空間が積み重なる、無神論者の反現象学的インスタレーション/パフォーマンス。

生西康典(演出)

『燃える人影』の人影とは、人間の影では無い。あくまで「人影」なのだ。そして「人影」とはコピペされて、どこまでも神性を剥ぎ取られた神なのだ。その神には、もう顔も無ければ名前も無い。人類にどんなことが起ころうとも、太陽は沈み、また昇る。生物のサイクルとは比較にならない、僕たちからは無限のようにも思える時間。人はその永遠のような反復に耐えられるのか。鏡と鏡が向き合って起こす乱反射を見たときのような気が遠くなる時間。ゴッホは他を押し殺してまで自分に生きる価値があるとは思えずに自ら死んだに違いない。ウィリアム・ブレイクのような天才の手紙がほとんど借金の申し込みなのは何でだ ? カラスは食べても不味いから価値が無いと言うのか。おい、どうなんだ。どれだけ悪い冗談を続けるのか。トルストイは幸福になるには幸福を信じなければならないと書いた。それを信じることが出来るのは、どんなやつなんだ。アッシジの聖フランチェスコか明恵か。前世とか来世とか信じてるのか、お前は馬鹿か ? と山塚アイにピーター・ミッシングは言ったはずだ。