サウンドアート・入門と実践「2025年度 作品発表会」講師:渡辺愛

2026年3月8日(日)

受講生作品の発表会を行います

本講座では1年を通して、ミュージック・コンクレート、サウンドスケープ、録音実習など多角的に学んできました。その成果を作品発表として公開します。
当日は講師講評のほか、ゲストとして打楽器奏者・永田砂知子さんの演奏も予定しています。
※微細な音を扱う作品もございますので、現地でのご参加をおすすめします。

講師:渡辺愛より

今回はスペシャルゲストにお越しいただきます。
打楽器奏者の永田砂知子さんです。
今年度の講座内(3回目、7月13日)で音響彫刻バシェについて取り上げた際、永田さんの演奏を紹介したこともありますので、覚えていらっしゃる受講生の方も多いと思います。
永田さんはかねてより美学校の講座に関心を寄せてくださっていて、今回念願のご招待が叶いました。
はなむけ演奏もしていただける予定ですので、お楽しみにしてください。

永田砂知子
打楽器奏者
90年代よりデレク・ベーリー、ブッチ・モーリス、ジョン・ゾーンのセッションに参加、実験的、前衛的な活動を始める。
楽器以前の素材に興味を持ち、竹、鉄、陶などのサウンドアート作品にかかわる。97年に出会った鉄のスリットドラム「波紋音(はもん)」の演奏で国内外で活動。
フランスのサウンド・アーティスト、バシェが大阪万博に残した音響彫刻を広める活動もしている。2015年~2025年 バシェ協会会長。


日 程:
2026年3月8日(日)

時 間:
開場13:50/開始14:00

形 式:
現地観覧/オンライン

参加費:
無料

申込み:
こちらのPeatixからご予約ください

会 場:
美学校本校4F音楽室
東京都千代田区神田神保町2-20第2富士ビル4F


出演者(受講生)

カトシュ
「電子音響・作られた雑音・録音した音などのための即興-殆ど音に意味はないかも-」
コーディングによる電子音響、録音、雑音などの音を使った即興パフォーマンスです。
サウンドアートコースで電子音響芸術作品を聴いたり、考え方や歴史を1年間学ぶうちに、普段やってるライブパフォーマンスなどの中に特段何も劇的な事が起こらなくても良いのではないかという気持ちが芽生えてきたりもしてまして、そんな気持ちを細やかに持ちながらパフォーマンスする予定です。

金子淳平
「『音世界の創造』—メディアとエモーションの探究」
音を「固定された楽曲」という枠組みから脱構築し、デジタル情報に「不可逆性」と「物質性」を吹き込む『音世界の創造』という試みについて発表する。
本プレゼンでは、写真や絵画といった視覚情報を、AIやUnityを用いて「自立した音響空間」へと更新するプロセスについて言及する。
また当日は、木製額縁に振動スピーカーを取り付け、物質の震えを通して音を空間に放つ実演パフォーマンスを交えて発表を行う。

白井賀子
「周縁の痕跡」
発表という場の周縁に生じた、複数の時間層の音や映像を別の枠組みで配置することで、前景と周縁のあいだでその在り方がどのように変わるかを探るインスタレーション。

高橋利明

塚本仁志
「convivial particles」
流体の中を自由に泳ぐ粒子の運動を空間音響で表現します。

フジタカツミ
「レシート・サウンド・ショー / receipt sound show」
自著(写真集)「レシート・モンスター・ショー」の個展会場で流すサウンド・アート。
さまざまな「レシートを握った音」を電子加工して制作。

松本紀子
「美の在処」
セルフポートレート写真シリーズに添えるため、自身の声を素材にした作品を制作しました。

Edenshi
「都市山歌」
旅した時録音した都市の音を使って山のイメージを模倣する試みです。

Kana Nishizawa
「matataki」
電車や車に乗っている時に外を見ると、日差しが木や建物の陰に隠れたり出たりする、その時の光の様子や質感を表現したくなり、作りました。

Kana Nishizawa + Yuichiro Kase
「都市の介入」
電車内から送信されるGPSのデータを変調機の一つとして扱い、それによって変化させた音とともに会場でセッションを行います。

Ryo Miyazaki
「Grain Ghost Party」
自作のデジタルグラニュラーシンセ・エフェクターを用いて楽曲を作成。


サウンドアート・入門と実践 渡辺愛

▷授業日:毎月1回日曜日 14:00〜16:30
この講座では、音や音楽を考えるうえでの基礎的な学びとして、広く現代音楽や電子音についての知見を深め、音自体の構造を理解し、電子音響による音づくりを通じて「音とは何か」を考察します。