【延期】「生涯ドローイングセミナー」2019年度修了展のお知らせ


延期となった修了展は、11月3日に有志よってドローイング報告会“Hecke”として開催されました。報告ページ。(11/10)


コロナウィルスの影響により、当初予定していた会期での開催ができなくなりました。現在、延期や会場変更などを検討中です。詳細が決まり次第、本ページにてお知らせいたします。(3/19)


「生涯ドローイングセミナー」2019年度修了展
「左右される」



2019年度「生涯ドローイングセミナー」の修了展がターナーギャラリーにて開催されます。2019年度受講生の他、修了生や講師も出品予定です。是非ご来場ください。


生涯ドローイングセミナー 2019年度修了展 「左右される」

左と右はところ変わればなくなってしまうという。指し示す語彙がない、そういう言語社会もあるそうで、代わりに地理的な環境を反映した別の言葉が空間を分ける役目を担っている※。いまここで仮に左と右を捨て、山と川で代用するなら。

心臓があるのは山のほう、心臓がないのは川のほうです……。廻り舞台が一転し、そこに自分のひとつの身体が佇んでいる。両手を拡げてみる。山の手と川の手がのびる… …。

こうと決めてかかっていたことに揺さぶりがかかる、ドローイングにはそういう瞬間がある。言葉と認識、線と面、1枚目と2枚目、様々な関係性の結び目がゆるみ、入れ替えたり編み直したり、断片的に、連続的に、描き手のなかで再編成が起こる。

2019年から2020年に描かれた22人のドローイングを白い空間に持ち出す。一部は平置きのMappe(ドローイングブック)の形式で、一部は壁面のぐるりに。展示という仮初めの環境の中で、受け手が思いがけない場所に佇む瞬間があるとしたら、描き手として願ってもないことだ。

※参考文献『もし「右」や「左」がなかったら 言語人類学への招待』井上京子著(大修館書店)

Title:北野麻矢・DM Design:大垣 彩・Text:泉水仁輪


出 展:

2019年度ゼミ生
大垣 彩、長 雪恵、北野麻矢、泉水仁輪、立野陽子、常田みさと、山口優歌

既卒生
梅田よしの、海野 薫、大原 苣、小林辰哉、齋藤永次郎、高瀬きぼりお、
辻 真人、西 菜々子、西脇伊作、森はるみ、山岡めい子、行元陽平

講師
O JUN、丸亀ひろや、宮嶋葉一

日 程:2020年4月8日(水)〜4月18日(土)[日曜休廊]
時 間:10:00~18:00(最終日は16:00まで)
会 場:ターナーギャラリー(東京都豊島区南長崎6-1-3)

《イベント》
4月11日(土)15:00〜17:30 レセプション/Talk&more…
4月8日(水)16:00〜16:30 Tokida Show 

※期日が近くなってもコロナウィルス感染症予防対策が引き続いている場合、会場の判断で開催状況が変わる可能性もあります。その場合はターナーギャラリーサイト、当ページに掲載しますので、ご来場前に必ずご確認ください。


生涯ドローイングセミナー 宮嶋葉一+OJUN+丸亀ひろや Miyajima Yoichi

▷授業日:毎週木曜日 18:30〜21:30
Drawing「線を引く。図面」などを意味します。美術の世界では、紙などに鉛筆やペン、水彩などで描かれた表現形式を言います。描ける材料ならどのような画材でも持参してください。毎回ドローイングの制作を行います。