高田マルさん(超・日本画ゼミ、銅版画工房 修了生)個展のお知らせ


高田マル 個展「感情確認」


kanjokakunin


超・日本画ゼミ」を修了し「銅版画工房」の現役受講生である高田マルさんの個展「感情確認」が、KOMAGOME 1-14 casにて開催されます。是非お越しください。


日 程:2015年2月28日(土)〜3月8日(日)[会期中無休]
時 間:13:00~20:00
会 場:KOMAGOME 1-14 cas(東京都豊島区駒込1-14-6 株式会社 東京スタデオ1F)
※会期中、屋外での展示を行います。展示場所や時間についてはTwitterアカウント@nebo_333でお知らせします。

《オープニングレセプション》
2月28日(土)18:00~20:00


1年ほど前から、人の顔をやわやわとした布に描いたり、紙に刷るようになりました。今回はそれらを中心に展示をします。

当初は、やわやわとした布にだけ人の顔を描いていましたが、そのほかの素材・方法でも人の顔を描くようになるにつれ、「自分がなぜ人の顔を描くのか」ということについて考えるようになりました。人の顔を描くことについて、意味を後付けしたいのではなく、理由を掘りあてたいと思うのですが、そう深く掘らずとも思い至りました。あらためて言うのもバカバカしい気がしますが、「人」が「描くに値する価値ある存在」だということです。さらに言えば、私は肉体ではなく、感情の方に興味があります。

「人」は、いまも昔も山ほど描かれているモチーフです。それでもやはり、日本で生活しているいまの私は、「感情を描く」という点で「人」が描かれてしかるべき対象だと感じます。実際にかたちとして表すのは顔という体の一部ですが、描こうとしているのは肉体ではなく、感情であるということ。また、記号化・言語化の網目から落ちた表情に、感情を探っているということ。その作業を違和感なく進める自分に、イマドキらしい欲求を感じています。

…とは言うものの、「感情」にかたちは無いわけで。