モトカワマリコによる読合卓「ｄリアの庭」を美学校スタジオにて開催します。ぜひお越しください。
モトカワマリコ
読合卓「ｄリアの庭」
会 期｜
2025年11月16日（日）
14時～/17時～（開場は各回30分前）
参加無料、要予約
予約フォームURL： https://forms.gle/jcceBA1wwP39BTNT6
★詳細はnoteをご覧ください→https://note.com/inukowa/n/n9404b73884c5
会 場｜
美学校 スタジオ（地図）東京都千代田区西神田2-4-6宮川ビル1階（袋小路奥）
⚫︎ステートメント
美学校の講座「劇のやめ方」受講中から戯曲を書き始め、この新作「dリアの庭」で5作品目になります。今回は参加者と卓を囲んで読み合わせる「読合卓」で行い、上演というより実験に近い感じです。シンプルにテキストを音読するだけですから演技経験がなくても楽しめます。参加ご希望の方は大変お手数ですがご予約いただければと思います。
※戯曲には一部暴力的な表現がありますので、ご参加いただく場合にはご注意ください。
・概要
【１幕６場】
プロローグ
１場 ロングイェールビーン
２場 ７時半起床/１回目
３場 ダリアの庭
４場 テオブロマ
５場 清子さん
６場 ７時半起床/２回目
エピローグ
１幕１場 ロングイェールビーン（一部抜粋）
・K１がいる Z１が登場して話を始める
Z１「人気（ひとけ）がない道で誰かを追っているだろう。すると相手がいつの間にか
気配もなく後ろに立っていることがある。うっかり二人きりになると、怖いね」
K１「あなた、私の後をつけていましたよね」
Z１「どこへいくのかと思ってね」
K１「あなたは誰ですか」
Z１「さあ、探偵かもしれないし、襲撃者かもしれない。だがね、今日の新宿駅が昨日と同じ駅とは限らない。明日の私が今日の私と同じだとか、あてにしちゃあだめだ。それはそうと、 どこかに行くんですか」
K１「オスロ経由でロングイェールビーンに行こうと思って。スヴァールバル諸島のスピッツベルゲン島にあるんです」
Z１「その島に何があるんだね」
K１「植物の種の貯蔵庫があるそうです。今は種の谷と呼ばれていて、植物学者やマニアの収集家はそこに植物の種を探しに行くんですよ」（続く…）
