出 演: 原雅明、ドミニク・チェン
日 程: 2012年10月14日(日)
時 間: 18:00~20:30(途中休憩含む)
会 場: 美学校
東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
料 金: 1500円
インターネットによる情報の共有が盛んになった昨今、音楽やイラスト等の分野を中心に、創作の可能性が多いに広がりました。
技術やアイディアはオンラインでシェアされ、自由な創作を促す。そうして作られた作品はインターネット上で発表され、再び別の制作者のインスピレーションとなっていく…
そのような創造力の循環が生まれている今、改めて『学校』というアーキテクチャの新たな可能性が求められています。
例えば、原雅明氏も深い関わりをもつ『RedBull Music Academy』は、錚々たるアーティストが講師を務め、生徒自身もまた一線のアーティストであるなど、オルタナティブな『教育』の場を提供しています。そして本校もまた、従来の『教える/教わる』という関係を超えた、創作者同士のコミュニケーションと継承を行なってきました。
クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのドミニク・チェン氏をお招きし、インターネット時代におけるフリーカルチャーの見取り図を示しながら、『学び』の可能性を探っていきます。
原 雅明
本校『サウンドを巡る生態系』講師。corde inc.代表/音楽評論家。音楽ジャーナリスト/ライターとして執筆活動の傍ら、soup-disk及びdisquescordeレーベルの運営、イベント・プロデュースなどを手がけ、近年はLOW END THEORYの日本ツアーのオーガナイザー、非営利ネットラジオ局Dublab、Creative Commonsのアート・プロジェクトINTOINFINITYの日本側キュレーターも務める。単行本『音楽から解き放たれるために──21世紀のサウンド・リサイクル』(フィルムアート社)。
ドミニク・チェン
1981年、東京生まれ。2004年よりメディアアートセンターNTT InterCommunication Center研究員として映像アーカイブの構築や美術展示企画に携わりながら、日本におけるクリエイティブ・コモンズの立ち上げに参加し、2007年よりNPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパン設立理事。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用した多数のプロジェクトの立案・企画・支援に従事してきた。2012年5月に初の単著となる『フリーカルチャーをつくるためのガイドブック – クリエイティブ・コモンズによる創造の循環』(フィルムアート社)をリリース。
関連イベント:CCサロン#4「フリーカルチャーとマネタイズ」(10月20日開催)