「超・日本画ゼミ」公開講座 ゲスト:田野倉康一

2022年3月20日(日)15:00〜17:00




田野倉康一さんは明治大学文学部文学科フランス文学専攻を卒業、セールスマン、ペンキ屋の見習いなどを経て杉並区役所に入庁、主に土木、保健所、図書館などに勤務、今日に至ります。一方、1986年に、役所の都市行政をネタにした詩集でデビュー、その後、日本史を複線化するような偽史あるいは擬史とでも言うべき叙事詩的な詩で注目されます。2002年には詩集『流記』にて第13回歴程新鋭賞を受賞、これは法隆寺などの古代寺院に伝わる、いわゆる流記資材帳に想を得て、時間あるいは歴史がひたすら加算されていくこと自体を作品化したものでした。また、1980年代半ばから主に現代美術に関心を持ち、1993年には佐賀町エキジビット・スペースで開催された詩と美術のコラボ展に参加、詩と美術とのリアルタイムの関係を分析することで詩の批評を展開してきました。美術批評はしないことを身上とし、多くのアーティストやキュレーター、ギャラリストと、一美術ファンとして親交を重ね、近年ではそのような立場から、カタログテキストなどの執筆も増えてきています。
超・日本画ゼミ公開講座では、ご自身の作品制作や活動などについてお話いただきます。公開講座はどなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください。


ゲスト:田野倉康一
日 程:2022年3月20日(日)
時 間:15:00〜17:00
入場料:無料
申込み:不要(※公開講座はどなたでもご参加可能です。お気軽にご参加ください。)
会 場:美学校 本校(地図
    東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F

ゲストプロフィール


田野倉康一

1960年生まれ。明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒、2002年第13回歴程新鋭賞受賞、現代詩文庫『田之倉康一詩集』をはじめ、単行詩集5冊、共著4冊、編書1冊のほか、山田正亮展(東京国立近代美術館)、イケムラレイコ展(ヴァンジ彫刻庭園美術館)など展覧会のカタログテキストの執筆多数。


超・日本画ゼミ(実践と探求) 間島秀徳+小金沢智+香久山雨 Majima Hidenori

▷授業日:毎週土曜日18:30〜21:30(毎月第三週は日曜日13:00〜17:00)
本講座では自立した作家として歩み出せるように、制作実践のための可能性を探究し続けます。内容は基礎素材論に始まり、絵画制作に必要な準備の方法を習得するために、古典から現代までの作品研究等をゼミ形式で随時開催します。