【8/26】土方巽《疱瘡譚》シリーズ上映+座談



舞踏家・土方巽の代表作「疱瘡譚」の公演から50年を記念して当校にて記録映像《疱瘡譚》の上映会を開催します。土方巽は1970年ごろに当校にて講義を行いました。今回は土方が講義を行った当時と同じ教室での上映となります。ぜひご来場ください。

◉「疱瘡譚」から50年

2022年は土方巽の舞踏の代表作「疱瘡譚」の公演から50年です。アートシアター新宿文化での舞踏公演〈四季のための二十七晩〉(1972年10月〜11月)から半世紀ということになります。そこで、本年は「疱瘡譚」の舞台の記録映像《疱瘡譚》の連続上映を実施することとなりました。コロナから疱瘡へと遡及しつつ、半世紀前の土方巽の舞踏に立ち帰ることになります。

◉焼け跡の彷徨

土方巽は1948年の初上京時には、高輪のお寺の屋根裏部屋に下宿します。その後は、焼け跡の東京を転々とします。こうして、土方巽の1950年台は野犬のごとき彷徨の日々、時に「美貌の青空」を仰ぎ見つつ、麻布三之橋のドヤ(簡易宿泊所)をはじめ、友人・知人のアパートやダンススタジオなどに潜り込みます。そして行き着くのがアスベスト館でした。

◉「疱瘡譚」と《疱瘡譚》

11968年の「肉体の叛乱」から4年、土方巽は舞踏の舞台に帰ってきます。この4年に何があったのか。第2の舞踏宣言とともに、この年1972年にあらためてダンスの革命が始まります。その最初の舞踏作品「疱瘡譚」を16ミリで撮影した《疱瘡譚》は、土方巽出演の舞踏の舞台のうち、完全な形で残された唯一の映像記録で、20世紀のダンス史に燦然と輝いています。


日 程:2022年8月26日(金)
時 間:19:00〜
会 費:1,000円
会 場:美学校 本校(地図
     東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F

問合せ・予約:butoh.japan@gmail.com(土方巽アスベスト館)

※予約は定員に達したので締め切りました。

企画・運営:土方巽アスベスト館
主催:特定非営利活動法人舞踏創造資源