【アーカイブ動画の受付は4/30〜5/9まで】オープン講座「映画を聴く 番外編・黒沢清の音響/音楽を語る」講師:ゲイリー芦屋、岸野雄一



 ▷本講座は参加費無料です。5/9までアーカイブ動画による後追い視聴が行えます。

※リアルタイム受講はおかげさまで満席となりました、有難うございます!!

放送時間:3時間5分



岸野雄一が講師を務める本校『映画を聴く』の公開ガイダンスとして、『黒沢清における音響と音楽』をテーマにしたオープン講座を行います。

ゲストには、黒沢清監督「CURE」「LOFT」「ニンゲン合格」他、現在までに50作を越えるドラマ・映画の劇伴を手がける作曲家のゲイリー芦屋氏を迎え、黒沢清監督の諸作品を具体例に、映画における音響の思考やプロセスを解説します。

聞き手は美学校「映画を聴く」講師の岸野雄一氏。岸野氏は立教大学時代から黒沢監督の自主制作映画に関わり、黒沢監督の「地獄の警備員」「893タクシー」「打鐘・男たちの激情」の音楽プロデューサーを手掛けています。

黒沢監督の音楽的な嗜好や、発注の独自なセンス、ダビング(MA)でのこだわりなど、実際の現場を見てきた二人が、黒沢映画の音響/音楽の魅力を、時に分析的に、時に趣味的に、縦横無尽に語り尽くします。

また、2人が手掛けていない作品、例えば最新作の「スパイの妻」などについても、トピックは及びます。黒沢作品を通して、映画における音響/音楽の役割が浮かび上がる講座となります。


講 師:ゲイリー芦屋、岸野雄一
参加費:無料
申込み:こちらのpeatixよりお申込みください。

オンライン講座に関して


本講義はオンライン授業です。

・リアルタイムでのご参加のほか、アーカイブによる後追い視聴も可能となっております。当日参加が難しい方も是非アーカイブ視聴をご利用ください。

・アーカイブ動画は、講座終了後、用意が出来次第お申込みの方全員に視聴リンクを送付いたします。
アーカイブ動画は5/09までお申し込みいただけます。

・終了後に本講座を知ったという方も、お申し込み期間内であればご視聴頂けます。

アーカイブ動画の申し込み期限は5/09視聴期限は5/10までとなりますのでご注意ください。

講師プロフィール


ゲイリー芦屋

’66年東京生まれ。作・編曲家。トイロ・ミュージック所属。映画・ドラマ・舞台の音楽を中心に活動。黒沢清監督「CURE」「LOFT」他、現在までに50作を越えるドラマ・映画の劇伴を手がけている。近作は今泉力哉監督「愛がなんだ」「mellow」、日テレ「ボイス110緊急指令室」など。作家としての活動の傍、岸野雄一、ALi(anttkc)との映像音楽ユニット、ヒゲの未亡人のメンバーして国内外で精力的に作品を発表している。ソロアルバムとしては映像音楽作品集『ウラムの螺旋』がある

岸野雄一

音楽家、オーガナイザー、著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗る。東京藝術大学大学院映像専攻、立教大学現代心理学部、広島市立大学芸術学部にて「映画におけるサウンド・デザイン」の教鞭を執る。音楽レーベル運営として“Out One Disc”を主宰し、OORUTAICHIやGangpol&Mitなど個性豊かなアーティストをプロデュース。オーガナイザーとしてはSparks、Max Tundraなどの海外アーティストを招聘。アーティストとしては、音楽劇『正しい数の数え方』が文化庁第19回メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞した。近年では、都内コンビニにDJブースを持ち込んだ『レコードコンビニ』や、盆踊りをアップデートするプロジェクトが話題を呼ぶなど、常に革新的な『場』を創造している。

〈研究室・オープン講座〉


ライター講座 〜ライティングのための編集、編集するためのライティング〜 講師:柳樂光隆+ゲスト講師

▷授業日:隔週月曜(全15回+オンライン添削)
 19:00 〜 21:30
座学と実技・添削から成る実践的なライター講座です。授業でのインプットのみならずDiscordを活用したオンラインでの課題添削により、編集的な思考のもと文章を書くスキルを鍛えます。


美楽塾 JINMO+ゲスト JINMO

▷授業日:月曜(月1〜3回/年間20回) 
 20:00〜22:00
本講義は芸術表現の技法や知識といった”情報”の伝授の場ではない。五感、総ての感覚器官で対峙する状況における美の”体験”を実感する場としたい。良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。美しいインプットに貪欲であれ。


映画を聴く 岸野雄一 岸野雄一

▷授業日:2021年 5/11、5/25、6/8、6/22、7/6、7/20、8/3、8/10
全て火曜日 20:00~22:00(全8回)
この講座では、映画における音/音楽の歴史や方法論、その効果を読み解く技術、すなわち『映画の聴き方』を身につけていきます。講師の所有する膨大な映像アーカイブをプレイバックしながら、20世紀以降の映像の発達史から、21世紀現在にまで繋がる音と映像の発展史を解読し、概念と方法論を体系化していきます。


歌というフィクション(2) 大谷能生 大谷能生

▷授業日:2021年 5/14、6/11、7/09、8/06、9/10、10/8
全て金曜日  19:00 〜 21:30(全6回)
この講義では、近世から現代までの日本における、その時々の「歌」が生み出してきたフォーマットを辿ることを縦軸に、そして、吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』および菅谷規矩雄『詩的リズム』において展開されている言語論を横軸にして、どのような力の合成がフィクションとしての「歌」を成り立たせているのかの解析を試みます。