国上寺本堂「イケメン官能絵巻」
木村了子さんは、東京藝術大学大学院修士課程壁画専攻を修了され、現代東洋のイケメンをモチーフとした絵画作品を発表されています。伝統的な日本画の技法や絵画のスタイルを継承しながら、独特の画風を形成され、最近は「イケメン官能絵巻」を発表され、話題を呼んでいます。
超・日本画ゼミ公開講座では、ご自身の作品制作や活動などについてお話いただきます。公開講座はどなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください。
ゲスト:木村了子
日 程:2020年2月29日(土)
時 間:18:30〜20:00
入場料:無料
申込み:不要(※公開講座はどなたでもご参加可能です。お気軽にご参加ください。)
会 場:美学校 本校(地図)
東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
ゲストプロフィール
木村了子
木村了子は、伝統的な日本画の技法や絵画のスタイルを継承しつつ、「美人画」という古くから親しまれたカテゴリーの逆転的発想により、2005年ごろより一貫して東洋の現代美男子(俗称イケメン)を描き続けています。木村にとって異性であり愛の対象である「男性」を描くことは、ヘテロセクシュアルの女性であり、画家として至極自然なことだと考えており、時にはエロティックに、時にはコミカルに、様々なテーマで「男性(イケメン)像」を表現しています。
木村の描く男性像は、アイドル風の現代イケメンからクラシカルな王子様、ターザンやカウボーイなどあくまで女性目線でファンタジックな表現をされながらも、その画面は過去と現在、和と洋が絶妙に交錯する独特の画風を形成し、スペクタルな作品世界をつくりだしています。
近年は仏画に着手し、京都での個展「多情仏心」展に「イケメン仏画」として発表。その仏画がきっかけとなり、昨年は新潟県燕市の国上寺より依頼を受け、寺院の本堂の四方外壁に描いた総幅28mの「イケメン官能絵巻」を発表、賛否両論の話題を呼びました。
▷授業日:毎週土曜日18:30〜21:30(毎月第三週は日曜日13:00〜17:00)
本講座では自立した作家として歩み出せるように、制作実践のための可能性を探究し続けます。内容は基礎素材論に始まり、絵画制作に必要な準備の方法を習得するために、古典から現代までの作品研究等をゼミ形式で随時開催します。