演劇に関する活動をするチーム「サハ」が主催する「演劇エリートスクール」のオープンキャンパスを美学校にて開催します。
「演劇エリートスクール」は、2018年にスタートしました。
受講生は講師演出家らと国内各地をめぐり、半年かけて観劇とWSそして対話をつみかさねていきます。
知る人ぞ知る講師陣と、プログラムの絶妙な密度とに、各地から参加者がつどいました。
第2期の公募は4月1日(月)からスタートです。
「オープンキャンパス」では第1期の講師演出家を招き、昨期エリートスクール内で実施されたワークショップの一部を公開で行ないます。
ヴェールに包まれたスクールの、一端をかいま見るチャンスです。
ふるってご参加ください。
サハ
「使えるプログラム」(京都国際舞台芸術祭KYOTOEXPERIMENT2013、2014)の運営を担った1989年生まれの人々を中心に、演劇に関する活動をするため組まれたチーム。2018年度より「演劇エリートスクール」を企画・運営。編集協力に『集まると使える―80年代運動の中の演劇と演劇の中の運動』(ころから、2018)がある。チーム名はメンバーの頭文字に由来する。http://saha.fun/
第1回「身体と劇の程度について考えるWS」
講師:澄井葵(,5)
日時:2019年3月29日(金)19:00〜
入念なマッサージによって骨と肉を意識し、自身にとってのフラットな身体、コントロール可能なゲージを認識する。その上で、ある質感を実現するような一瞬のシーンを繰り返し稽古していく。
第2回「Jポップという上演」
講師:高橋永二郎(Whales)
日時:2019年4月2日(火)19:00〜
Jポップは、歌謡曲から引き継がれる「未練」という情念を再演し続けている。きわめて詳細な歌詞の分析から、楽曲それぞれが何を立ち上げているのか観察し、劇伴として短いシーンを創作する。
参加費:各回500円
会 場:美学校 本校(地図)
東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
申込み:件名を「オープンキャンパス参加申込」とし、1)氏名 2)参加希望日程 を記入の上、saha.library@gmail.com までお申し込みください。
主催・問い合わせ:サハ saha.library@gmail.com http://saha.fun/
講師プロフィール
澄井葵
岐阜県出身。演出家。明治大学文学部演劇学専攻卒業。自身のユニット「,5(てんご)」を旗揚以来、東京で活動していたが、2011年から地元に戻り、名古屋を中心とした活動を始める。人の持つ感覚や普通さに働きかけ、観客俳優問わず感覚を足したり引いたりして、よく台無しにする。最近は名古屋演劇祭2016やNAVILOFTクリエーション企画①「さかさま」などで演出。
高橋永二郎
1979年東京都生まれ。BゼミLearning System修了。エレクトロニクスを用いて、 動く作品はもちろんのこと、光ったり音が出たりする作品もつくる。また Theater Company ARICAほか舞台作品の機械装置設計も行う。2015年にWhalesを立ち上げ、演出・脚本・あらゆる装置を担当する。