実作講座「演劇 似て非なるもの」第12期生 修了公演

2025年3月16,29,30,4月5,6日


美学校 実作講座「演劇 似て非なるもの」第12期生の修了公演が3作品ほか上演されます。

3月16日(日) Uptown Koenji Galleryにて
木檜朱実「旅の途中」

3月29日(土), 30日(日) Uptown Koenji Galleryにて
成瀬遠足「声を渡す」

4月5日(, 6日) 美学校本校にて
黒木洋平「タイトル未定」
「似て非」祭(仮)
詳細は決定次第、本ページに掲載します。

木檜朱実「旅の途中」

木檜朱実「旅の途中」

遠き日の約束を果たすためにここまで来た。どこに辿りつくのか楽しみだね。

出演 木檜朱実(ダンス)
   高安 悠菜(声)
   廣瀬 寛(Tuba)

日 程:2025年3月16日(日)
 昼の部 14:00開演
 夜の部 18:00開演
 (開場は各回30分前)
料 金:予約3,000円・当日3,500円
会 場:Uptown Koenji Gallery(東京都杉並区高円寺南3-23-16, 2F)
問合せ:office.hatch8@gmail.com
予 約:https://forms.gle/TpGS6fvBFG5fLrEf7

すごくひさしぶりに自主企画で一人で踊ります。

今年度は自分の中の大きな転機で、いろいろやりたかったことをやれました。
その締めくくりとして踊ります。
締めくくりといっても大層なことができるわけでもなく、今の流れに乗っていこうと思います。

連れ合いは、Juzuはじめ各所で活躍している几帳面な風貌なのになかなかの変人Tubaの廣瀬寛さんと、合唱をやっているのになぜかこんなところに入りこんでしまった低音のはるなさんです。

よかったらぜひ見に来てください。
(20名キャパの小さなギャラリーなので、早めに予約をいただけるとありがたいです。)
ご来場お待ちしています。

木檜朱実

木檜 朱実(こぐれ あけみ)
1993年より踊りはじめる。大野一雄、大野慶人、高井富子の元で舞踏を学ぶ。2003年よりコンテンポラリーダンスの黒沢美香&ダンサーズとして多くの作品に出演。2016年より花崎三千花の元で地唄舞を学ぶほか、<即興セッション ぞめき>の運営、フリーのダンサーとして活動している。2024年にはドイツにて日独仏共同プロジェクト「Space Time ―Shifting Constellations―」公演に出演。また美学校の実作講座「演劇似て非なるもの」第12期を受講。

高安 悠菜(たかやす はるな)
東京都生まれ、東京都出身。高校時に所属していた音楽部の卒業生で構成されているアマチュア音楽グループ・ヴォーカルアンサンブルSole/ソールに所属。多言語で様々な歌を歌うのが特徴。2024年、美学校第11期生修了公演「さちこさん」に音響効果兼演者として参加。趣味は映画鑑賞と絵を描くこと。

廣瀬 寛(ひろせ ゆたか)
東京都生まれ、鳥取県育ち。中学校の吹奏楽部でチューバを始める。2011年頃より即興演奏のワークショップや公募の音楽イベントに参加するようになり現在に至る。
近年の参加バンドは渋さ知らズ、AOSABA、ざやえんどう、tailなど。参加音源に管楽器トリオtailのCD2作品、韓国打楽器奏者の香村かをり氏との即興デュオのCDなどがある。

協力
藤波 璃一矢

Special Thanks
生西 康典、黒木 洋平、成瀬 遠足、首藤なずな、朝日、板垣 朝子、Uptown Koenji Gallery

成瀬遠足「声を渡す」

成瀬遠足「声を渡す」

作:成瀬遠足
出演:小山薫子 成瀬遠足 首藤なずな 嶺川貴子

日 程:2025年3月29日(土)、30日(日)
 3/29 昼の部 15:00開演
 3/29 夜の部 19:00開演
 3/30 昼の部 14:00開演
 3/30 夜の部 18:00開演
 (開場は各回30分前)
料 金:予約2,000円・当日2,500円
会 場:Uptown Koenji Gallery(東京都杉並区高円寺南3-23-16, 2F)
問合せ:koewowatasu@gmail.com
予 約:https://forms.gle/m8xHrSRTN6GPwFrj6

声は一枚の幕をくぐるとき
かすかに足跡を残すだろう
なぜこの日は用意されたのか
人間には少し先にあるものは見えず
少し先にある音は聞こえず 手は届かないから
フィクションという膜をスクリーンにして
あるいは反響板にして
存在そのものを見たり 聞いたり 触れることができる
なぜ 見たり 聞いたり 触れることができるようにするのか
なぜ受け渡された声を象るのか
それはその声が世界と同じ重さを持っているからだ
それは空洞ではないからだ
わたしは聞いていると知らせるためである

テキストがテキストになったときにこぼれ落ちるものとはいったい何か
切り取られた世界はもう一度世界を復元することが果たしてできるのでしょうか
わたしは世界を切り取らない方法を考えます
どこまでがその人の話で どこまでがその人の声で
どこまでがその人の歌で どこまでがその人なのか

成瀬遠足

成瀬遠足

2000年生まれ。詩人。2016年頃より短歌を作りはじめ、その後、詩や小説も書いている。大学では哲学を学び、現在は新聞社に勤めている。2023年より笠井叡氏主宰の天使館に通っている。言葉と身体、人間のことを考えている。美学校実作講座「演劇 似て非なるもの」第12期生。

小山薫子

1995年生まれ。俳優。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科卒業。環境を構成する物質やその肌理を観察し、声と身体でうつす表現を試みる。重度訪問介護の経験から身体・環境・社会の複合的観点で他者との共創のあり方を考えている。2018年、劇団ままごと所属。演劇ユニットhumunusを結成し、現在は福島県富岡町と東京の2拠点で作品制作を行う。

首藤なずな

1994年生まれ。音や身体のことを考えながら舞台作りを少しずつ続けている。平日は福祉の仕事。鈴木健太 作・生西康典 演出『ロングショット』出演(2023年)、美学校実作講座「演劇似て非なるもの」第11期生「さちこさん」作・演出・出演(2024年)、IE-イエ-『灰色の牛』出演(2024年)

嶺川貴子

1990年頃より歌うことを始める。様々な表現者とのコラボレーション/音楽制作を経て、近年は即興演奏のパフォーマンスを行なうなど活動は多方面にわたり、2023年より川口貴大とのグループ ‘跡の前’ としても活動。物語の断片のような音像風景を模索している。

照明設計:小駒豪
宣伝美術:絵・多賀盛剛 デザイン・鈴木健太
講師:生西康典
協力:黒木“師匠”洋平 木檜朱実 朝日 荒谷大輔「アートに何ができるのか」ゼミのみなさん

感謝:山田せつ子 白井剛 清原惟 雨森諭司 枇杷沼 冨田学 Uptown Koenji Gallery


実作講座「演劇 似て非なるもの」 生西康典

▷授業日:毎月1回 日曜日 12:00〜17:00
「演劇」は既成のイメージされているものよりも、本当はもっと可能性のあるものなんじゃないかと僕は思っています。それを確かめるためには、何と言われようとも、自分達の手で作ってみるしかありません。全ては集まった人達と出会うことから始めます。