【レポート】「会田誠の月イチぼったくりBAR」第14夜 ゲスト:青柳菜摘


文=木村奈緒 写真=皆藤将


会田誠さんを聞き役に、若手アーティスト等の活動や作品について話をうかがうイベント「会田誠の月イチぼったくりBAR」。第14夜は、アーティストの青柳菜摘さんをゲストにお迎えして、2018年4月24日に開催しました。

ごく簡単にではありますが、当日の様子をレポートいたします。

だつお・青柳菜摘・コ本や


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「だつお」という名前でも活動されている青柳菜摘さん。むしろ「だつお」としての活動が先にあったということで、まずは、だつお時代の作品紹介からスタートしました。インターネット上で絵やイラストを発表し始めたのは2001年、だつおさんが11歳の頃。当時は今ほどネット上で本名を用いて活動している人が多くなかったため、青柳さんも「だつお」というペンネームを使い始めたのだそう。それまで家で描いていた絵をネット上で発表すると、すぐに反応が得られて、そこに「公園で友達と遊ぶのとは違う楽しさを感じた」と青柳さん。高校時代に通っていた美術予備校では、講師を務めていた梅ラボさんから声をかけられ、カオス*ラウンジの展示に参加するなど、発表の場を得ていきます。

美術大学に進学後は、青柳菜摘としても作品制作を開始。虫を探して育てるドキュメンタリー映画の話、大学の授業を漫画としてノートにとり、それをTwitterにアップしたことから磯崎新さんの展覧会に関わることになった話、現在、東京都北区王子で営む「コ本や honkbooks」の話、苦心して書き上げた小説の話など、多岐にわたる活動の一端をご紹介いただきました。コ本やさんは古本屋さんとしても展覧会場としても魅力的なスペースなので、訪問をオススメします。

▼青柳菜摘さん

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▼pixivなどで「だつお」として発表していた頃の作品も紹介

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▼藝大時代のノート

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▼青柳さんが清水玄さん、和田信太郎さんと運営する「コ本や」

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▼青柳さんの小説『黒い土の時間』、だつお名義のイラスト・CG集『ストリートビューで待ち合わせ』も販売

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▼この日の「会田誠お手製謎のツマミ」は青柳さんをイメージしたスープでした!

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▼青柳さんと会田さん。青柳さん、ありがとうございました!

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次回は5/28(月)開催


ということで、今回も盛況だった「会田誠の月イチぼったくりBAR」。次回は5/28(月)開催です。ゲストは美術作家の木村哲雄さんと武田海さんのお二人。詳細はこちらからどうぞ。次回も奮ってご参加ください!