全日本 無意味塾
〜無意味からはじめる美術とデザイン〜講師:田中偉一郎


定員:20名
期間:2026年5月〜2027年3月
日時:第2、第4木曜日 19:00〜22:00
学費:170,500円 教程維持費:11,000円(年額)
開催教室:オンライン(ZOOM)+年4回対面
※授業は毎回アーカイブし、録画データをVimeoにてストリーミング/受講生限定公開にて提供いたします。

全日本 無意味塾

「すべての作品は“無意味”から生み出される」

現代美術家と広告のアートディレクターを長年並行して続けてきた田中偉一郎が、上記の信条をもとに、美術もデザインも越えたこれからの時代にふさわしい思考法・企画技術・表現を講義・演習する講座です。一年を通じて、美術とデザインに新しい視点“無意味”を加え、進めます。

“無意味”と一言に云ってもその中身は幅広く、実際に過去存在した“無意味”な運動や作品などを観て考えたりもしますし、“無意味”を体感、活用することで、新しい作品をつくったりもします。

1年間で以下のことができるようになる「無意味の日本代表」を目指し、最終的には“無意味”をそれぞれの仕事、勉強、地域、生活に活かせる日本で唯一の“無意味”で新しく、バカバカしくも役立つ、美術・デザインの講座です。

・“無意味”を使えるようになる。
・伝わる表現じゃなく、伝わらないゆえ刺さる企画をつくる。
・コンセプトの無力さを体感して、コンセプトを越えた作品をつくる。
・既存の媒体や展覧会じゃないメディアを見つける。
・演出でも表現でもない何かをつくるアーチストやデザイナーなどになる。

さあ、何かをつくっている人も、何にもつくっていない人も、バカ田大学とバウハウスのちょうど真ん中に開かれた『全日本 無意味塾』で、3時間、無意味に没頭したり、新しい何かを企画したり、3時間を棒に振ったり、見たことのない光景に笑ったりして、ありがちなアート思考やデザイン思考、テクノロジーやAIよりも強力な“無意味”を手に入れましょう。

主にリモートで全国どこからでも受講可能ですが、年に4回ほど集まれる人は対面での演習なども考えています。

授業内容の一例

★各界の無意味を抽出せよ!『無意味ハント』
★この世の無意味をただ写しとれ!『無意味シューティング』
★無意味に改名しよう!『アナグラム命名』
★ほんとうにあった『無意味美術史・無意味デザイン史』
★無意味を得点に。『目指せ!100ヒフミム(非不未無)』
★3時間を無意味に過ごそう!『THE 鑑賞オンチ』
★絵は無意味『無意味デッサン会』
★駄作を無意味に『上書きデスマッチ』
★言葉も無意味に『そのまんまコピー開発』
★疑問からも生まれる『はてな?の果てに!』
★無意味の国をつくろう『Tokyo無意味〜ランド準備室』
★無意味に歌おう『パラレルワールドカラオケ』
★無意味の実践!『無意味化やっつけメーキング』
★石を動かす無意味な学会『日本動石学会』
★すべてはレイアウト『せかいレイアウト教会』
★芸が無いのが芸『無芸の会』
★無意味に集まろう『無意味総会』
など

講師プロフィール

田中偉一郎

このせかいのほとんどに意味はない。その“ほとんど”を扱っています。1974年生まれ。2000年より《ハト命名》《板Phone》《マネースケッチ》といった無意味に立脚した作品を展開。写真作品《ストリート・デストロイヤー(2004~)》は、2018〜22年にEテレ番組内でコーナーになり、制作・出演。また、広告のアートディレクターとして、数多くのTVCMからパッケージデザインまで幅広く企画制作。絵、写真、音楽、動画、パフォーマンス、書籍、広告など、媒体を問わず無意味な作品を乱れ撃ちしている。


〈現代美術〉


アートのレシピ~写真と映像から生まれる表現 松蔭浩之+三田村光土里 Matsukage Hiroyuki

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
本講座では、長年にわたり好評を博してきた現代美術講座「アートのレシピ」のエッセンスを凝縮し、現代美術の表現として最も有用な手段である「写真」と「映像」を活かした作品制作と、さらにその展示方法について実践的に学んでいきます。


ビジュアル・コミュニケーション・ラボ 斎藤美奈子 Saitoh Minako

▷授業日:毎週火曜日 13:00〜17:00
作品制作を中心に、現代美術に関する講義を交えて進む講座です。制作を通して、美術作家としてのものの捉え方や考え方も学んでいきます。まず、ゆるやかな方向性をもったカリキュラムを用意します。とにかく、何か作ってみる。そこからスタートです。


芸術漂流教室 倉重迅+岡田裕子+新講師

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
「芸術漂流教室」は、倉重迅、岡田裕子、新講師を中心に、ゲスト講師も招きながら展開していきます。現代美術の領域で活動しながら他ジャンルにも軸足を持つ、無駄に経験値の高い講師陣とともに「楽しく」「真面目に」漂流しましょう。


現代アートの勝手口 齋藤恵汰+中島晴矢 現代アートの勝手口

▷授業日:毎週金曜日 19:00〜22:00
「現代アートの勝手口」は、この20世紀を総崩れにした30年の後に、改めて勝手に現代アートをやろうという集まりです。私たちは広く深く種々の形式を取り扱います。知的好奇心の赴くままに一緒に遊べる人と、これからの遊び方を再発明したいのです。この講座を通し、三河屋のようにひとの勝手口から勝手に出入りして、その勝手を盗み合えるひとたちと出会えれば幸いです。


アンビカミング:シャドーフェミニズムズの芸術実践 遠藤麻衣+ゲスト

▷授業日:隔週火曜日 19:00〜22:00
アーティスト・遠藤麻衣による講座。フェミニズムの領域でも「ネガティブ」で「パッシヴ」な「シャドーフェミニズムズ」に焦点を当てて学んでいきます。クィア・フェミニズム、ソーシャルプラクティスとしての芸術に関心を寄せるさまざまな方の受講をお待ちしています。


サウンドアート・入門と実践 渡辺愛

▷授業日:第二日曜日 14:00〜16:30
この講座では、音や音楽を考えるうえでの基礎的な学びとして、広く現代音楽や電子音についての知見を深め、音自体の構造を理解し、電子音響による音づくりを通じて「音とは何か」を考察、実践します。


立体・空間制作ゼミ〜時空を超えて 利部志穂

▷授業日:毎週火曜日 13:00〜17:00
この講座では立体や、空間的な制作表現について学びます。作品制作、作品鑑賞体験、美術を考えることは勿論、それぞれの特性や関心がどのようなところにあり、どのように展開していくのか。どのような手段で制作や思考が進められるのかを、実践的に取り組んでいきます。


全日本 無意味塾 〜無意味からはじめる美術とデザイン〜 田中偉一郎

▷授業日:第2、第4木曜日 19:00〜22:00
「すべては“無意味”から生み出される」美術家とデザイナーを並行し続けてきた田中偉一郎が開設。“無意味”で美術とデザインを同時に考える新しい講座です。ありがちなアート思考、デザインメソッドやAIより強力なツール“無意味”を手に入れましょう。


未来美術専門学校 遠藤一郎 Endo Ichiro

▷授業日:不定
未来美術家・遠藤一郎による講座。本当にお前がやりたいことは何なのか。お前の夢を好きなまんまにやれ、わがままに。夢バカ最強宣言。非実力派宣言。最初の一歩。世の中にはへんなやつが必要だ!!