トーク「レコード・ジャケットと青春〜根本敬×伊藤桂司×小田島等」

2025年9月13日(土)15:00〜17:00

レコジャケトーク

レコード好きなら一度は経験する「ジャケ買い」。中身の音は知らなくても、ジャケットのインパクトだけで手が伸びてしまう──そんな時代の音楽体験を振り返るトークイベントを開催します。

アナログ盤のジャケットは、音楽の顔であり、同時に創作の最前線でもありました。写真・グラフィック・イラスト・タイポグラフィ──すべてが凝縮された一枚は、ヴィジュアルの最新ニュースであり、時代の空気そのものでもあったのです。

出演は、“幻の名盤解放同盟”の特殊漫画家・根本敬さんと、数々の名ジャケットを手がけてきたアートディレクター・伊藤桂司さん。お二人はDJでもります。司会は、自身も多くのレコジャケを手がけてきたデザイナー・小田島等さん。

懐かしの名作から、思わず二度見する珍盤、出演者の実作まで──アートと音楽、時代と記憶が交差するレコジャケ〜音楽談義をどうぞお楽しみに。


出 演:根本敬、伊藤桂司
司 会:小田島等
日 時:2025年9月13日(土)15:00〜17:00(延長の可能性あり)
参加費:一般1,800円/美学校受講生1,000円
申込み:定員に達したため申し込みは締め切りました。
会 場:美学校 本校 4階教場(地図
     東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル4F

プロフィール

根本敬

1958年東京生まれ。81年月刊漫画『ガロ』9月号で漫画家デビュー。以後「平凡パンチ」に「生きる」などを連載。漫画の代表作は「怪人無礼講ララバイ」収録の「タケオの世界」とされる。「因果鉄道の旅」「人生解毒波止場」「ディープコリア(同盟との共著)」など文字の本は漫画本より読者が多い。2009年「真理先生」で第11回みうらじゅん賞受賞。幻の名盤解放同盟(昭和歌謡の澱を掬うコンピ「解放歌集」を編纂)の一員であり、東京キララ社の特殊顧問であり、マルセイユを拠点とするアート運動体 ル デルニエ クリの一員でもある。

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伊藤桂司

1958年東京生まれ。’80年に雑誌 “JAM” “HEAVEN” でのデビュー以来、グラフィックワーク、アートディレクションを中心に活動。2001年東京ADC賞受賞。テイ・トウワ、スチャダラパー、キリンジ、バッファロー・ドーター、高野寛、ohana、オレンジペコー、愛知万博EXPO2005世界公式ポスター、イギリスのクラヴェンデール、SoftBank キャンペーン他多数のヴィジュアルを手掛ける。 「四次元を探しに/ダリから現代へ」(諸橋近代美術館)など他数々の国内外展示に参加。個展多数。作品集に『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)、『DAYS OF PAST FUTURE』(Alex Besikianとの共著)他多数。京都芸術大学大学院教授。UFG代表。
http://site-ufg.com/

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Instagram:@keijiitokeijiito

小田島等

1972年東京生まれ。デザイナー、イラストレーター。ギャラリーVOID運営。
桑沢デザイン研究所卒業。15歳の時にポップアートと出会い明確な意志を持って絵を描きだす。高校時代に雑誌『イラストレーション』誌上コンペ「ザ・チョイス」にて印刷物デビュー。専門学校時代にスージー甘金のコガネ虫スタジオで修行し、“POP”の矜恃に触れる。
1995年より音楽ジャケットや書籍装丁、広告物などのデザイン及びアートディレクションをスタート。音楽系では遠藤賢司、はっぴいえんど、ムーンライダーズなどのベテランから、サニーデイ・サービス、シャムキャッツ、くるりなど幅広く手がける。MVのディレクション・ワークも多数。近年では小説家・吉本ばななの装丁を手がける。
主な著作にデザイン作品集「ANONYMOUS POP」(P-vine books)、漫画作品「無 FOR SALE」(晶文社)、監修本「1980年代のポップ・イラストレーション」(アスペクト)がある。音楽ユニットBEST MUSICとしても活動し、2007年発表の『MUSIC FOR SUPERMARKET』は「早過ぎたVaperWave」と評され、近年では海外でも評価が及ぶ。

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