授業日:2018年〜2019年/年6回/日曜日[第1回6月10日(日)、第2回8月5日(日)、第3回9月23日(日・祝)、第4回12月2日、第5回2月3日(日)、第6回3月10日(日)]
授業時間:13:00〜18:00
受講料:通し受講30,000円/各回6,000円/在校生各回4,000円
※1回ごとに受講可能です。
現代的な表現として独自の進化を続ける「フィギュア/デザイン」の世界を実践的なカリキュラムに沿って体験。
様々な表現に応用可能な「立体デッサン」を基礎技術として身につける為の集中講義。
授業内容
・客観視点による立体デッサン [紙・ペン] 1回
・骨格から作る人体造形 [樹脂粘土] 4回
・インプットとアウトプット [講義] 1回
講師プロフィール
メチクロ[SF inc. ]
デザイナー/造形家
クリエイティブブランド『MHz』の主宰として、オリジナルプロダクトを製作販売する他、マンガ・音楽・オーディオ分野におけるデザインワークも多数手がける。http://sfinc.tokyo/
講座レポート
唯一にして最強の講座―スクラッチビルダー養成講座「フィギュア/デザイン」
文・写真=木村奈緒
※このレポートは、正規講座として年間27回開催していた時のものです。特別講座として開催される2016年度の授業とは異なる場合があります。
スクラッチビルダー養成講座「フィギュア/デザイン」は、美学校でしか受けられない講座だ。それは、講師のメチクロ氏が美学校でしか講師をしていないという単純な理由によるものではない。美大などのアカデミックな場ではなく、職人の現場で技術を身につけたメチクロ氏。ゆえに、そのメソッドは独自のもので、一般の教則本の内容とは異なる。そういう意味で、美学校でしか受けられない授業なのだ。
作るものがアクセサリーだろうが、現代美術作品だろうが、「ものを作る」ということに変わりはない。実は、スクラッチビルダー養成講座は、美学校で唯一、立体造形に特化した講座。フィギュア作りは興味がないという人も、まずは記事を読んでみてほしい。
「スクラッチビルド」とは?
レゴ、プラモデル、フィギュア。いずれも最終的に何かの形をつくる「構築物」であることに変わりはない。しかし、その構築方法はそれぞれ異なる。「限定されたフォーマットを組み合わせて形にする」レゴ。「順番通りに組み立てて完成させる」プラモデル。
「そこから先は、自分の工夫がいる構築物になります。既存のプラモデルを改造して違う形をつくる。つまり、あらかじめ存在するベースをもとに、オリジナルのものをつくること。それをホビーの世界では〈セミスクラッチビルド〉といいます。そして、既存の形が全くない状態から形を作ることを〈フルスクラッチビルド〉と言って、おそらく一番難しいとされている技術です。」この、「一番難しい」フルスクラッチビルドを実践しているのが、本講座である。(「 」内はいずれもメチクロ氏による解説。)・・・続きを読む
▷授業日:日曜日(年間6回)13:00〜18:00
現代的な劇作表現として独自に進化を続ける「フィギュア/デザイン」の世界をより実践的なカリキュラムに沿って学習する…「立体デッサン」を基礎技術とし、自由な世界観を構築する為の考え方やコツを講義。
▷授業日:木曜日(半年開催・全6回)19:00〜21:30
この講座では、映画における音/音楽の歴史や方法論、その効果を読み解く技術、すなわち『映画の聴き方』を身につけていきます。講師の所有する膨大な映像アーカイブをプレイバックしながら、20世紀以降の映像の発達史から、21世紀現在にまで繋がる音と映像の発展史を解読し、概念と方法論を体系化していきます。