「デザインソングブックス」修了生座談会


参加者:平山文子(1期生)、矢野華子(2期生)、岡野乃里子、(2期生)、岡本沙智子(3期生)、永島誠記(3期生)
進行:木村奈緒(美学校スタッフ)
写真:皆藤 将(美学校スタッフ)、デザインソングブックス
収録:2016年12月18日 美学校にて


1969年の開校以来、美術や音楽だけでなく、演劇や服飾など、多様なジャンルの講座を開講してきた美学校。そんな美学校の中でも、“デザインについて考え、実践する”異色(?)の講座が2014年に開講し、今年で開講3期目を迎えます。今回はそんな「デザインソングブックス」(以下、デザソン)の修了生・現役生のみなさんにお集まりいただき、講座について、デザインについてお話いただきました。

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お集まりいただいた皆さん

――まずは、自己紹介をお願いします。

矢野 矢野華子です。2期生です。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科の4年で、今は卒業制作を作っています。広告代理店に就職が決まっています。

平山 平山文子です。1期生です。受講当時は印刷会社でDTP制作をしていて、今は大原のところで働いています。

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写真左から矢野さん、平山さん

岡野 岡野乃里子です。2期生です。今はラッピング会社で商品企画をしています。

岡本 岡本沙智子です。3期生です。今はデザイン事務所のアシスタントとして働いています。

永島 永島誠記と言います。3期生です。受講時はちゃんとした仕事はしてなくて、たまにジャムを売ってたんですけど、来週からDIYの工房で働きます。

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写真左から岡野さん、岡本さん、永島さん

――早速ですみませんが、ジャムというのは……。

永島 ジャムは、僕が子どものときから父親がハンドメイドで作ってたんです。しかも、ブログで10年くらいジャムについてひたすら書いていて(笑)。前の仕事を辞めた後に10年分の記事を読んで、これは結構面白いから世に出したいなと思ったんです。最近デザソンの人にお願いしてパッケージをデザインしてもらったので、よければInstagramでnagajam1985をフォローしてください(笑)。

一同 (笑)。

美学校「デザインソングブックス」との出会い


――みなさんが、美学校と「デザインソングブックス」を知ったきっかけを教えていただけますか。

矢野 私は、毎年アートブックフェア(※1)に行ってるんですけど、そこで大学の同級生を見かけて、声をかけたら美学校のデザソンを受講していて、お店を出しているって聞いて。すごく面白そうだなと思いました。広告系の会社に就職しようと思ってたので、たくさん作品を作らなきゃいけなかったんですけど、そういう制作とは別に、頭を柔らかくする場所がほしいなと思って、デザソンに入りました。

平山 どこかで美学校のチラシを見て、美学校の存在は知っていたんですけど、そのときはピンとくる講座がなくて。たまたまTwitterでフォローされた人のタイムラインを見たら、なぜかデザソンの告知をしていたんです。大原大次郎って名前は聞いたことがあったので、気になってリンク先の大原さんの講座紹介文を読んで、これなら行きたいかもと思ったのが最初だと思います。仕事上、デザインのことをもう少しちゃんと知らないといけないなと思ってたところだったので受講しました。

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1期生が参加したアートブックフェアのデザソンブース

 

岡野 私は大学(武蔵野美術大学)在学中から、外部の舞台を手伝ったりしていて、卒業して会社に入っても、会社の仕事だけじゃないところでも頭を動かしたくなって。基礎デザイン学科に在籍していたんですけど、ゼミがすごく居心地の良いところだったんです。先生の言いなりではなく、自分たちのやりたいことを先生が見守ってくれる感じで、ああいうことをもう一回やりたいなと思って学校を探しているときに、ふと、学生時代に出会った人で、美学校に通っていた人がいたなって思いだして。それで大原さんの講座を見つけて見学に行きました。当時は1期生が受講中で、平山さんもいらっしゃいましたけど、修了展の話をしていて、みんなで考えて決めている空気を感じたし、集まっている人も魅力的だったので、その場で受講を決めました。

岡本 私は、多摩美術大学の夜間のデザイン学部に通っていて、そこは佐藤直樹さんが教授をされているんですけど、授業で佐藤さんが過去に美学校に通っていた話を聞いて、美学校を知りました。大学3年の頃、紙媒体のグラフィックをやっていきたいなと思ったときに、印刷をちゃんと勉強したくて、美学校のシルクスクリーンの講座を受けはじめたんです。そのときにデザソンの1期生が授業をしていて、隣の教室の隙間からのぞいてたんですよ。なんだ、このキャピキャピしている楽しそうな授業はって(笑)。それで、いつか受講できたらって思っていました。しばらくして社会人になって美学校に遊びに来て、デザソンの見学をして、それでようやく受講することを決めました。

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3期の授業の様子

永島 僕は、前に務めていた会社を辞めたあと、自分で商いをしたいなと思って、まずホームページを作る勉強をしたあと、自分のアイディアを具現化するために、デザインについて知りたいと思ったんです。美学校自体は、姉が美大受験で浪人しているときに行こうとしていたか何かで、名前は聞いたことがあって、ネットで調べました。大原さんの講座紹介文がとても面白くて、僕が工学部の学生時代にやっていたような問題と近いかなと興味をもって。そのときは大原さんがどんな人かも分からなかったんですけど、あとあと、10代のときによく聞いていたSAKEROCKのジャケットをデザインした人だって知って親しみを感じて。それで、実際に見学に来たときに、すごくいい意味で(美学校が)汚かったんですよ。

一同 (笑)。

永島 俺、おしゃれじゃないから、おしゃれっぽいところだったら嫌だなと思ったんですけど、これなら大丈夫そうだ、と。あるじゃないですか、綺麗すぎると生き物って死んじゃうというか。そういう生物的な感覚も手伝って受講しました。

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講座について


――講座で実際に何をやっていくかをお聞きしたいのですが。期によって内容は違いますか。

岡野 根底は通じていると思います。

平山 1期は、「秒写」とか「誘導画」(※2)とか、大原さんが別の場でやったことのあるワークショップを試した後、いくつかのデザインの演習を経て、夏前にそれぞれが1冊の本を課題として作りました。アートブックフェアとリトルエキスポ(※3)が終了した後期は、ここでしかできないこと、例えば大きな紙を使い、手を動かして描いてみることをやろうということで、「全身演習」という、新たな試みが始まりました。これは、授業が始まる直前に、大原さんから発表されるお題(例えば「あなたの全身を、輪郭でとらえなさい」 )を模造紙(1091mm×788mm)と好きな描画材を使い、制限時間内につくりあげていく演習です。1期はこの演習を、修了展直前まで毎週行っていました。この演習は、今も条件や制約をアレンジしてレギュラーの演習として続いています。

――美大で学ぶデザインとは、やはり違いがあるんでしょうか。

矢野 私の学科は、先生たちに作品を見せる、アドバイスをもらう、見せる、アドバイスをもらう、最終的に展示がある、みたいな感じなんですけど、デザソンは、大原さんの意見が正解じゃなくて、全員で全員のものに対して感じたことを言うんです。それによって作品がめちゃめちゃ良くなるかどうかはともかくとして、いろんな視点を持ち帰れるのは、なるほど面白いな、と思います。

岡野 デザソンは、「そもそも作る必要ある?」みたいな話もしていいところが大きな違いかな。たとえば美大でポスターを作るとなると、写真を撮って、イラレで作業して、出力してっていう流れが前提としてあるんですけど、デザソンは方法自体から作ることもあるので、「一枚一枚手書きとかもありじゃない?」みたいな提案もできます。

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永島 僕が感じたのは、デザソンの場合は、課題に取組む過程で何を得られたかとか、どういう体験があったかとか、目に見えないものをアウトプットしたり、みんなが持ち帰ったりするような講座なので、僕みたいに技術が拙くても、過程に発見があると、それはそれで良いというか。良い悪いという評価もないんですけど。毎回どんな課題が出るか分からないので、いつも良い意味での緊張感があります。こうなるんだろうなって予測ができないところが面白いです。

――毎回違う球が投げられてきて、それを打ち返すみたいな感じでしょうか。

永島 そうです。今日はこんな球が来た!みたいな。限られた時間の中でやらなきゃいけないので、普段と違う頭の使い方になるんです。そうすると、自分も知らないもうひとつの自分の姿じゃないですけど、「俺、こんなこと表現したんだ」みたいな驚きとか発見は結構ありますね。

岡本 この間、「雑然を作る」っていう演習があったんですけど、最初に「雑然」とされる本をたくさん見せてもらったうえで、A3の紙とクリップを一掴みもらって、紙の上でクリップを使って「雑然」を作るというお題が出されたんです。しかも5分でやるという制限付きで。考えている暇がないので、みんなの素の考えが出た気がします。

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全身演習「雑然」は、「A3コピー用紙の上にゼムクリップを配置し「雑然」とした空間を作りなさい」というもの

 

――かなり限られた素材ですけど、みなさん違う「雑然」になるんでしょうか。

永島 それは毎回驚かされるところです。他の人が作ったものにもすごい教えられるというか、刺激を受けます。そういう意味では、みんな受講生でもあり、影響を与える存在でもありますね。

矢野 演習の講評では、最後に大原さんが「みんなにこういう感覚を持ち帰って欲しいんだよ」とか、「こういうところがこういうところに生かせると思うんだよ」といった話をしてくださるので、その場で何を得て、得たものを次にどう使えるかを大原さんの言葉で理解する感じですね。

外とのつながり


――デザソンは、アートブックフェアなど、積極的に外部とのつながりを作っていますね。

平山 1期はブックフェアと修了展とワークショップかな。棚ガレリ(※4)で展示をして、それだけだとお客さんが集まらないかもしれないからワークショップもやろうっていう流れだったと思います。

岡野 2期は、ブックフェアへの参加や、商店街のロゴの制作演習をやりました。ブックフェアをきっかけに、韓国のフェアにも出品したり、ZINEショップのギャラリー「MOUNT ZINE」から展示のお話をいただいて、私ともう一人の受講生で「気配のあそびかた」という展示をしたりしました(展示の記録はTwitter@howtoplay_hehaiで閲覧可能)。

矢野 あと、菊地敦己(※5)さんをお呼びしたときは、私たちだけで話を聞くのはもったいないので、外部の人も参加可能な演習を2週連続でやりました。

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菊地敦己さんをゲストに招いての公開授業の様子

岡本 3期は、ブックフェアで出品した本を営業しに行きました。友人が代官山蔦屋で働いていて、アートブックフェアに出品するって話をしたら、「お店に売りに来て」と言ってくれて。それから、営業しなくっちゃなって思い始めて、いくつか営業にいってます。今は代官山蔦屋さんと、大阪のスタンダードブックストアさんに置いてもらっています(注:代官山蔦屋での取り扱いは2017年1月半ばで終了)。

永島 デザソンのウェブショップも開設されて、ヤッホーてぶくろ(※6)とか、我々の本とかを販売しています。

――自分たちで作ったものを売って反応を得るのは、いかがですか。

岡本 めちゃくちゃ勉強になりますね。他にも交渉の場面で偉そうな人に見えないかな、とかも気にするようになりました(笑)。

永島 接客のシミュレーションとかディスプレイの仕方とか、そこは実務的と言っていいくらいですね。そういう意味では、普通の「デザイン」よりも幅広く活動しているかもしれないです。いくら儲けを出すかも自分たちで決めています。

多様な受講生


――矢野さんは、4月から広告代理店で働くんですね。

矢野 はい、アートディレクターとして働きます。

永島 デザソンは、就活の役にたったんですか。

矢野 デザソンを受けずに作品を作ってたら、たぶん受からなかったんじゃないかなと思ってます。というのも、大原さんの話や演習は、「デザイン」そのものについて考える内容なので、学科の授業だけではカチカチになっていた「デザイン脳」みたいなものがほぐされて、普通に就活しているよりは苦しくなかったと思うんです。ひとつの視点じゃなくて、複数の視点を見つけ出すような講座だったから、詰まったときに、これでも大丈夫、あれでも大丈夫って思えるアイディアの原点みたいなものがあって助けられました。就職試験では、人と被らないことが一番の強みなんですけど、デザソンには、大学では起こらない会話とかがあるので、そういう部分が生きたかなと思ってます。あと、大原さんにもめちゃめちゃアドバイスをもらったので……。

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――今のお話にもありましたけど、受講生にはいろんな方がいらっしゃるんですよね。どんな方々か、少しご紹介いただけますか。

平山 1期の受講生の中には、美大生、デザイナー、もしくはデザインの現場に近いところにいる人、デザインに興味はあるけど関わりの少ない人に、おおまかに分かれていたのですが、私が普段から接していた、デザイン周りの人達からは出てこないような、考え方や発想に触れられたことが面白かったです。大原さんの出している課題や、評価の基準も関係していると思いますが、デザインの経験があってもなくても、同じ土俵で臆することなく、アウトプットしていたのが心地良かったです。特に、デザイン経験のない受講生が、修了展に向けて、300ページ越の写真日記本をWordを使い、信じられない速さで仕上げてきたときには、自分の大事なものをいつでもまとめられる形にして残すという、本を作ることの本質を見せられて胸を打たれました。私にとっては、本に関わる仕事に慣れすぎていて、忘れていた感覚でした。

矢野 通信制の美術大学に通われていた方もいたんですけど、それでも解決できない自分のなかの「デザインに関するモヤモヤ」を自分で問題集にしてアートブックフェアで売っていて、それがすごく面白かったです。

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2015年4月に渋谷ヒカリエのaiiimaで開催された1期生の修了展「デザインのしょうたい」

デザソンを受講して


――デザソンを受講してみて、いま思うことなど教えていただけますか。

矢野 小さい頃から、他の人の頭の中を知りたいと思ってたんですけど、それがこんなに体感的に知れる教室はないと思います。もちろん大学でも、広い視野でモノを見ましょうみたいな話はしてるんですけど、デザソンの方が、あらゆる視点からひとつの課題を見られるというか、それをすごく感覚的に理解できるので面白かったです。

平山 デザソンを1年間受けたことで、グラフィックデザインがすごく上手くなるとか、急に空間デザイナーになれるとか、そういうのはないんだけれども、核になるような考え方とか視点の引き出しはどんどん増えていきます。美大に行ってようが行っていまいが、自分が生きてきた経験を生かせるので、そのうえで、もうちょっとデザインを知りたいって言う人は、デザソンに向いているんだろうなって思うことはあります。デザインってなんだろうっていうのは私もまだ分からないんだけれども、みんなが思っている以上に、表面的な美しさだけじゃなくて、物を売る仕組みとか文章とか、そういうこともデザインの領域なんじゃないかって、デザソンを通じてそう思えるようになるのかなと。

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岡野 会社で一緒に仕事をしている、デザインのことを知らない営業さんとか、おじさんたちから、「デザイナーさん」って呼ばれることがあるんです。デザイナーって呼べるような仕事をしてないのに。そういうモヤモヤを抱えつつデザソンに来て、デザインに関わってない人たちと一緒に演習を受けたり、本を作って売ったりするなかで、「デザイン」っていう言葉や仕事をブラックボックスにしておかないというか、悩んで作っている姿とか、デザイナーの人間味みたいなところを、もっと見てもらわないといけないんだなって気づいたというか……要は、デザイナーがデザイナーだけで固まっていてはどうしようもないと思うんです。私が、デザイン事務所でデザイナーとして仕事をしていないのは、自分の会社の人たちがデザインのことをすごく怖がっているのに、自分がデザイン側に行っちゃったら意味がないというか、彼らと同じ立場の人間として、デザインを分かってもらった方が、話が早いって思ったんですよ。デザソンに通うことで、その課題への答えがどんどん返ってくるので、すごく幸せな状況だと思ってます。

永島 僕は、子どものときからすごい変わり者って言われて、会社に行っても、自分が普通に言ってることも「本当変わってるよね」とか、そういう扱いをずっと受けてきて、結構キツイなと思ってたんですけど、美学校に来て課題をやって一発目に「すごい面白いね」って言われたんです。だから、デザインとか興味なくても、変わっていて何の取り柄もない人がいれば、デザソンに来てみてもいいと思います。僕もデザインは何もわからないんですけど、今はデザインを知らない人間がデザインすることを結構楽しんでいます。クリエイティブなことをするって言うと、「真っ白なオフィスで黒のTシャツ着てる人がMacをいじってる」みたいなイメージだったんですけど、屋上でひたすら習字をするっていうデザソンの演習で十分ハイになれたんです。iPadがなくても、墨と紙と筆だけでクリエイティブなことできるよって、それは皆に知ってほしいっていうか。そういうことが人生において素晴らしいと思える人は、来たらいいんじゃないかなと思います。

岡本 一生に一回、出くわせるか出くわせないかっていうような、自分だけの「モノづくりをするプレイヤーとしての面白み」みたいなものに早く出会いたくて、修行のような気持ちで来ています。なので、モノづくりをしている人で、自分だけの面白みや強みを見出したい人は、是非いらしてください。

――ますます色んな人が集まるといいですね。みなさん、本日はどうもありがとうございました。

一同 ありがとうございました。

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最後は皆さんで集合写真

 


デザインソングブックスのSNS・サイト
Twitter:@song_books
Instagram:@song_books
オンラインショップ:https://songbooks.theshop.jp/
サイト:http://design-song-books.tumblr.com/


※1 アートブックフェア
正式名称はTHE TOKYO ART BOOK FAIR。アート出版に特化した日本で初めてのブックフェア。2009年にはじまり、2016年で8回目を迎えた。国内外の出版社やギャラリー、アーティストら約300組が一堂に会し、個性豊かなアートブックやZINEが並ぶ。デザインソングブックスも2014年から毎回参加。http://tokyoartbookfair.com/

※2 秒写、誘導画
「秒写」は、超高速スケッチワークショップ。机に紙を置き、手に筆記具を持って、スケッチの準備をする。お題となる画像を見られるのは1秒間だけで、1秒間でスケッチをする。1秒以上手を動かすことは出来ない。その後、時間を3秒、5秒、15秒……10分と伸ばして、同じ絵を描く。「誘導画」は2人ペアで行うワークショップ。1人がある絵を見て相手に言葉で説明して、もう1人は言葉だけで想像して絵を描く。

※3 リトルエキスポ
神保町、水道橋、小川町エリアのギャラリーや飲食店、ショップ、美容室などが協力して行うアートイベント。2008年から開催。

※4 棚ガレリ
美学校の廊下にある本棚を利用したギャラリースペース。最近では、陶器の破片を再利用した「トウジャRe」を、古本の一頁から五・七・五の言葉を拾って一句詠んだ「ブックハイク」で一つずつ包んだプロジェクトをデザソンの受講生とのコラボレーションで展示。http://tanagallerybookshelf.com/

※5 菊地敦己
1974年生まれ。武蔵野美術大学彫刻科中退。在学中よりデザインの仕事をはじめる。2000年にブルーマークを設立。グラフィック、ウェブ、プロダクトのデザインのほか、飲食店のプロデュースなど、多角的な活動を展開。2011年にブルーマークを解散、個人事務所を設立。JAGDA新人賞、ADC賞、ニューヨークTDC賞、講談社出版文化賞ブックデザイン賞など受賞多数。 美学校での授業の模様はこちら

※6 ヤッホーてぶくろ
デザインソングブックスの課題のひとつ「命令くじ」(名詞と動詞が書かれたカードをそれぞれくじ引きし、2つの言葉に関係を持たせて作品をつくるもの)で、名詞〈やまびこ〉と動詞〈つくる〉から生まれた「いつでも、どこでもやまびこを作れる手袋」。各地の書店などで販売しているほか、デザインソングブックスのオンラインショップからも購入可能(売り切れの場合も)。https://yahhotebukuro.tumblr.com/


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