講師 藤城嘘氏の退職と「現代アートの勝手口」の再編につきまして


2021年4月3日

当校講座「現代アートの勝手口」の講師を務める藤城嘘氏が3月26日をもって退職いたしましたので、以下に藤城氏の退職の経緯と、それに伴う「現代アートの勝手口」の再編についてお知らせいたします。5月の開講を前に講師の退職と講座再編となりましたことを心よりお詫び申し上げます。

藤城氏の退職について

2020年8月に、当時藤城氏が社員であった合同会社カオスラでのハラスメント被害を訴える告発文が公表されました。本告発文には藤城氏の名前も含まれており、その後、藤城氏が代表社員となった同社が告発者を提訴したことから、当校では藤城氏の講師継続の妥当性について、労働問題の相談に応じる都の機関への相談なども踏まえ、随時協議を重ねてまいりました。「ハラスメントに関する基本方針」を掲げる当校としても、本件は看過できるものではなく、藤城氏には問題への誠実な対応を求めてまいりました。
しかしながら、係争中であり意見が対立していること、また、藤城氏に前掲方針を遵守のうえ講師継続の意志があることを踏まえ、当校代表・藤川公三の判断のもと、藤城氏の講師継続という当初の決定に至りました。当該問題を軽視する意図は毛頭ありませんでしたが、本決定が被害を訴えた方を一層孤立に追い込むものであり、問題を矮小化する危険性をはらむものであるという認識が著しく欠けておりました。その背景には、これまで多くのハラスメント被害者が職場を追われるなどの不利益を被ってきたこと、ハラスメント被害者が多大なリスクを負って被害を訴えてなお、問題が矮小化されてきたこと、そうした現状に対する当校の問題意識の欠如があったと認識し、深く反省しています。
このほど、被害を訴えた方からいただいたご指摘や、当校にお寄せいただいたご意見を重く受け止め、再協議を行った結果、2021年3月26日をもって、藤城氏の退職を決定いたしました。今期の「現代アートの勝手口」は4月2日が最終講義でしたが、藤城氏は出席せず、齋藤恵汰氏・中島晴矢氏の2名で講義を行いました。

2021年度「現代アートの勝手口」について 

来期(2021年度5月期)「現代アートの勝手口」につきましては、現講師の齋藤氏、中島氏の講座継続の意志を踏まえ、2人体制で開講いたします。なお、3人体制からの変更にあたり、講義内容を見直すなど講義の一部再編を行ったうえで、新たに生徒募集を行います。再編内容につきましては4月6日に公表予定です。すでに受講申込みをされている方へは上記説明を行い、受講キャンセルを希望される場合には返金を行うなど、申込者の方の不利益が生じないよう善処いたします。

今後の美学校について

美学校は、1969年の創立以来、一貫して受講生の学歴・年齢・性別・国籍を問わず、多様な人が行き来する場としてあり続けてきました。一方で、時代や社会の変化に合わせて絶えず変化を重ねてきたからこそ現在の美学校があると考えます。藤城氏の講師継続にかかる決定が、被害を訴えた方にご心労をおかけし、多くの方々にご心配をおかけした事実を真摯に受け止め、あらためてここにお詫び申し上げます。今後は、ハラスメントへの意識を新たにするとともに、美学校に集うすべての受講生、講師、来校者、スタッフが一人の人間として尊重される場であるよう、絶えず努力を続けてまいります。

美学校 本校/事務局
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