「アートのレシピ」、「映像表現の可能性」合同修了展のお知らせ


「アートのレシピ」+「映像表現の可能性」合同修了展

「傷だらけのDropbox」


「傷だらけのDropbox」


このたび、美學校におけるふたつの現代美術講座「松蔭浩之のアートレシピ」第6期生(2015年度)と「映像表現の可能性」第6期生(2015年度)による合同修了展「傷だらけのDropbox」を開催いたします。
美學校は、46年間にわたって神保町の雑居ビルの3階を教場としており、年季が刻み込まれた学舎です。また、両講座の共通項は、講義・実習・講評を通して現代美術を広く理解し、多角的に捉えることで「自分自身の言葉」を持ちながら、活動の領域と生き方を広げることでした。
本展では、この教場を「傷だらけのDropbox」に見立てた展示空間に変貌させ、現代美術という正解のない世界に触れてきた私たち9名が、試行錯誤しながら辿り着いた答えや問いかけを詰め込んだ新作を発表いたします。

チューリッヒでの「ダダ」誕生から100年にあたる2016年──、美學校という孵卵の場にインストールされた揺籃「傷だらけのDropbox」から上がる産声と、意味以前の、あるいは無意味な泣き声に、ぜひアクセスしてほしい。彼らはいったい何者なのか!

阿部謙一


出展者:野村はる/HOLICO/田中萌子/アキオコボリ/高橋宏忠/立岩有美子/渡邊悠太/田田野/猿渡太郎
会 期:2016年5月3日(火・祝)〜5月5日(木・祝)
時 間:12:00〜20:00
会 場:美学校 本校(地図
    東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F


◎関連イベント

毎年恒例好評講評会 5月5日(木・祝)18:00〜

各講座担当講師(松蔭浩之/三田村光土里/倉重迅/田中偉一郎/阿部謙一)とゲスト講師に会田誠さんをお招きして「毎年恒例好評講評会」を行います。

※講評会終了後、クロージングパーティとなります。

Matsukage Hiroyuki

▷授業日:毎週土曜日 13:00〜17:00
俗にいう「現代アート」に限らず、音楽、映画、サブカルもアングラも含めた文化全般を視野に入れた講義、ワークショップを実施します。かならずしもアーティストを養成することが目的ではないですが、節々でアートの実践を体験してもらうことで、クリエイティビティー(=創意工夫)の本質を知ることを目指します。

Kurashige Jin

▷授業日:毎週月曜日 19:00〜22:00
現代美術においての「映像(動画メディア)」に特化しながら、実際に作品制作を行っていきます。発想の幅を広げ、技術や理論を身に着け、アイデアを具現化していくなかで、映像の魅力や可能性を感じることができるはずです。