「久利屋グラフィックの仕事・日仏会館講演会ポスター300点」1980-2001
「シルクスクリーン工房」講師の松村宏さんが主宰するシルクスクリーンスタジオ・久利屋グラフィックの日仏会館講演会ポスター展が、gallery TENにて4月27日から開催されます。是非ご来場ください。
1980年4月、右も左も分からず、何のあても無く、只々自分たちの仕事のスペースを求めて、シルクスクリーン版画工房久利屋グラフィックは設立されました。工房のインフラを整えながら、友人が設立祝いに出してくれる細々とした仕事をこなし2ヶ月が過ぎた6月中旬、連絡を取っていた、いろいろな所との回路が偶然繋がり、その後20年の仕事となる日仏会館ポスターシリーズが始まりました。スタート当初は、関係者の誰もが20年・150作家・300点以上のシリーズになるとは想像していませんでした。私も多くの作家と接する機会を得て、今に繋がる貴重な経験をさせていただきました。
日仏会館の講演内容は多岐にわたっており、80年10月17日「機械的無意識と分子革命」はフェリックス・ガタリであり、83年10月24日「バベルの塔ーヴァルター・ベンヤミンと翻訳の問題」はジャック・デリダだったりします。今までに何度もポスターならびに作家のサイン入りエディションの展示会は開催してきましたが、全作品が一度に展示されたことはありません。いつか時を経て、300点を一堂に披露するチャンスが巡って来ることを夢見ています。
今回展示できるのはポスター100点ですが、ファイルでは全てご用意します。ゆっくりとご覧ください。
日 程:2016年4月27日(水)〜5月1日(日)
時 間:11:00~18:00(最終日は16時まで)
会 場:gallery TEN(東京都台東区谷中2-4-2)
▷授業日:毎週月曜日 13:00〜17:00
カリキュラムは非常に厳しく設定してあります。1年目では困難だがまずは基本的なトレーニングから始める。同時に意図した色が確実に定着出来るメリットを生かして色彩研究にも取り組みます。