日 程: 2012年12月23日(日)
時 間: 19:00~21:30
出 演:中村公補 宮崎貴士、高山博、岸野雄一
場 所: 美学校
東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
参加費: 1500円(ワンドリンク付き)
第一部:Bootlesがやって来る、ヤァヤァヤァ!
出演:中村公補 宮崎貴士、岸野雄一
※ 2011年、Beatlesの未発表音源が発売されるという噂がTwitterを中心に駆け巡った。アルバムタイトルは「red」。実はこれは2ch発信のデマで、Beatlesが未発表音源を出すことなどないのだった。Beatlesが未発表音源を出さないなら、自分たちで作ってしまえ!と3人のミュージシャンが立ち上がり、the Bootlesの名の下にアルバム「red」を作り上げてしまった。
そのthe Bootlesの中心人物である中村公輔氏をゲストに、マルチトラックのプレイバックによる検証、レコーディングの秘密などを解き明かすことによって、ビートルズ・サウンドの謎に挑もうという試みである。
the Bootlesについては、こちらのサイトもご参照ください。
http://kangaroo-paw.com/bootles.html
第二部:ビートルズの革新性~同時代を体験しないと見えなかったもの、もしくは、同時代であるがゆえに見えなかったもの
出演:高山博、宮崎貴士、岸野雄一
※ビートルズの曲作りにフォーカスを当て、その革新性とオリジナリティの源泉を探っていくクロストーク・セッション。「ポールだったらこうするね」を実践するシンガーソングライター、宮崎貴士と、先月「ビートルズの作曲法」を上梓した作編曲家の高山博、そしてスタディストの岸野雄一によって、実際に楽器を使って音を出しながら、ビートルズの楽曲の魅力を探っていきます。
出演者プロフィール
中村 公輔(なかむらこうすけ)
Neinaや繭といったエレクトロニカ・ユニットでデビュー後、KangarooPaw名義でソロ作を発表。現在はレコーディング・エンジニア、アレンジャーとして数々のアルバム制作に携わっている。サウンド&レコーディングマガジン誌上で「カンガルー・ポーのマイク1年生」を連載中。Bootlesでのパートは作曲(M5,7,8)ボーカル(M3,4,5,7,8)ギター、ベース、アレンジ、Rec、Mix。
高山 博(たかやま ひろし)
大阪出身。学生時代よりバンド活動を開始、その後、大阪芸術大学に進学、クラシックの作曲及び、民俗音楽学、電子音楽の技法を学ぶ。作編曲家として、テレビ、CM、イベントなどで広く活躍。また、バンドやアーティストへの楽曲提供も行う。執筆活動も並行しており、DAWやシンセサイザーなどのテクニカルな記事から、作曲や編曲理論の解説まで著書多数。近著に『ポピュラー音楽作曲のための旋律法』『ビートルズの作曲法 名曲に隠されたメロディ/コード/アレンジの秘密を解明する )がある。また、東京藝術大学大学院非常勤講師、美学校音楽講座講師を務め、後進の指導にもあたっている。
宮崎貴士(みやざきたかし)
2001年にアルバム「少太陽」でデビュー、続く「アステア」もジム・オルークに激賞されるなど、コンテンポラリーでノスタルジックなポップスという相反する領域に常にチャレンジしているシンガーソングライター。他に、田中亜矢、近藤研二、イトケンとのユニット「図書館」や「グレンスミス」といったユニットでも活動中。
岸野雄一(きしのゆういち)
俳優・音楽家・著述家等、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗り活動中。美学校/音楽学科のコーディネイターでもある。WATTS TOWERSやヒゲの未亡人などのユニットでも活躍中。岸野プロデュースのレーベル”Out One Disc”も話題を呼んでいる。