この講座では「自分に着せる服」をテーマに、あなたのお気に入りのワンピースorシャツを自分の体型に合わせてリメイクしていきます。コムデギャルソンの元パターンナーである濱田謙一による指導の中で、アパレルの現場で実際に行われているもの作りを体験していただきます。参加にあたって経験の有無は問いません。
全6回の講座では、シーチング(仮の生地)を使ってトワル(仮縫い)を組む作業までとなりますが、オプションにて縫製をパリコレクション等を手がけるサンプル工場に依頼できます。※
※ 生地代+縫製工賃として別途12,000〜16,000円程度かかります。
講 師:濱田謙一
日 程:2013年8月24日、8月31日、9月7日、9月14日、9月21日、9月28日(毎週土曜/全6回)
時 間:18:30〜21:30
場 所:美学校 本校(地図) 東京都千代田区神田神保町2-20第二富士ビル3F
料 金:29,800円
※ サンプル工場に縫製を頼む場合は、生地代+縫製工賃として別途12,000〜16,000円程度かかります。
定 員:6名(先着順)
【スケジュール】
8/24 オリエンテーション 制作物、デザインの決定
8/31 パターン製作
9/7 パターン 生地、裁断
9/14 トワル(仮縫い)→ミシン縫製
9/21 縫製
9/28 縫製・トワル完成
<以下、講師:濱田謙一のインタビューより引用>
“普通の大学とか専門学校だったらその分野のエキスパートになろうと思って勉強するんだろうけど、この学校はそうではなくて、長所であり短所なのかもしれないけど、洋服って何なのかな、ちょっと体験してみよう、絵画って何なのかな、じゃあ一緒に受講してみようというように、まだ方向が決まってない人が来るわけだよね。自分がどこに行き着くのかまだわからない。けれども興味があるから扉を叩いてくれる。それに対して何ができるのかということが大事だと思っている。
本当に洋服一筋で行くんだったら、学校法人に行ってください、大学に行ってくださいということになるだろうけどね。とは言っても僕の教室にはアパレルのプロも学びに来ているし、逆にそうじゃない人も来ている。だからそれでいいのかなと。
だけど一つの方向性を、例えば洋服を作って商売するのを実験的にやってみようという提案を投げかけると、勝手に動き出す。なぜ勝手に動き出すかというと、やりたいことがあるからだと思うんだ。それでやりたいことがあるっていうことは覚えなくちゃいけないことがあるっていうことなんだよね。それはやらせるんじゃなくて、自分で見つける。それが美学校なのかなと思うね。”
濱田謙一
1967年東京都生まれ。1988年東京デザイナー学院卒業。PASHU、丸紅、COMME des GARÇONSを経て現在フリー。映画、舞台、CM、衣装デザイン制作多数。東京を中心に、パリ、横浜等にて個展、グループ展。2010年ロシアモード誌にファッション論を連載、美学校も紹介される。