【レポート】美学校 写真工房「泉谷 恵・宮坂 泰徳展」


文・写真=皆藤将


_MG_3421_

3月2日から8日にかけて、写真工房の受講生二名よる展覧会「泉谷 恵・宮坂 泰徳展」が新宿のPlace Mにて開催されました。(告知ページはこちら

このレポートでは、展覧会の様子を記録写真をメインにご紹介したいと思います。「写真工房」では、フィルムカメラやピンホールカメラによるモノクロ銀塩写真やフォトグラム、そして暗室での現像作業などを学んでおり、今回出展されている作品は、現像からプリントまですべて暗室で手作業で制作されたものです。

▼まずは会場全体の風景から。右と正面が泉谷さん、左が宮坂さんの作品です。

_MG_3367__1

▼こちらが泉谷さんの作品。靴箱で自作したピンホールカメラで多重露光して撮影されています。ネガ画像と、紙ネガから密着反転させて制作されたポジ画像が二枚セットで展示されています。

_MG_3385__1

▼近くで見るとこんな感じ。多重露光で象が重なることによって、風景がグラフィカルな要素に分解されて奥行きを持ち、それが見るものを惹きつけます。

_MG_3380__1

▼こちらは宮坂さんの作品。オーソドックスながらも、一枚一枚を安心して見ることができるのは、一年間撮り続けてきたその積み重ねが経験として蓄積されているからでしょう。

_MG_3375__1

▼こちらはフォトグラムの作品。

_MG_3447_

展示の紹介は以上です。とっても充実した展覧会でした。

蛇足ですが、写真を専門とする講座の展示だけに、会場風景の撮影も気合が入りますね。この記事を書いていたら自分も写真作品を制作したくなってきました。

あ、それと、ここまで来るともはや無関係の域ですが、instagramの美学校アカウントもあるんで良かったら見てみてください。自分もちょこちょこアップしています。
https://instagram.com/bigakko/

このついでに宣伝する癖なんとかならないかな〜。

Nishimura Yoichiro

▷授業日:毎週金曜日 13:00〜17:00
カメラの持ち方やフィルムの入れ方など、順を追って実習を進めていきます。「銀塩フィルム」による撮影、ケミカルをつかった手現像、バライタ印画紙への手焼きプリント、筆と墨による修正などが中心のカリキュラムです。