【6/11】都市と共生するパーティとは?




このところDJ/パーティカルチャーはクラブという空間を飛び出し、都市型フェスやブロックパーティなど、大小様々な規模で都市と結びついたパーティが増えています。その背景には、現在のシーンを取り巻く様々な問題意識が存在します。

今回は、言わずと知れた超大型都市音楽フェス「Re:animation」を主宰するちへ、盆踊りという伝統的な祝祭と結びついた「中州ブロックパーティ」や、コンビニでのDJイベントを主宰する岸野雄一、埼玉県志木市の商店街でラーメン店を舞台に、”寛容で多様性のあるオープンな場”をテーマに毎月ブロックパーティを開催しているアボカズヒロの三者が、三者三様の立場と問題意識で「都市と共生するパーティ」についてディスカッションします。

ディスカッションの後は、各パーティでプレイするDJたちが出演するアフターパーティも行われます。


日 程:2017年6月11日(日)
時 間:15:30開場/16:00第一部トークセッション開演/18:00第二部パーティ開演(23:00頃終了)
出 演:
トーク・・・ちへ、アボカズヒロ、岸野雄一
DJ・・・DJ aLive 、Dee-S、MASAKARI、TOMC、DJ Pigeon、弱パンチ佐藤
場 所:神楽音(〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-48)
料 金:¥2.000/美学校在校生¥1.500※当日入り口にで在校生の旨を申し出てください

 

出演者プロフィール


岸野雄一

音楽家、オーガナイザー、著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗り活動中。自身のレーベル“Out One Disc”では、OORUTAICHIやGangpol & Mitなど個性豊かなアーティストをプロデュース。また、Max Tundra日本ツアーのアテンドやコンビニエンスストアを利用した”コンビニDJ”、盆踊りの場をDJパーティにしてしまうなど、常に革新的な『場』を模索している。音楽劇『正しい数の数え方』にて2015年度文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞受賞。

杉本真之(ちへ)

都内を中心に活動するアニソン系DJイベントのプロデューサー兼オーガナイザー。

2005年頃、当時ブームになっていたSNSの「mixi」で開催したアニメファンのオフ会が人気を集め、そこで知り合った友人たちと、近年盛り上がりを見せるアニソン系DJイベント(通称”アニクラ”)の黎明期における”伝説的”イベントとなった「GEKKO NIGHT」を開催。

2010年には、新宿歌舞伎町で超都市型野外DJイベント「Re:animation」を旗揚げ。同イベントはアニメファンとクラブファンのクロスオーバー、繁華街の中心やターミナル駅の至近距離での野外レイヴ、クラウドファンディングによるイベント入場料無料化など、思いもよらないコンセプトがヒットし、中野区役所敷地と中野サンプラザ前広場を使用した「Re:animation 8」では約3500人が集結。翌年には旧コマ劇場跡地再開発が完了した歌舞伎町での帰還公演「Re:animation 9」を成功させ、2017年は第10回イベントをお台場を舞台とした本格DJフェスとして計画中。

Twitter:@tommy_zina

 

KAZUHIRO ABO / アボカズヒロ

1984年生まれ。青森県八戸市出身。

1998年よりDJ/トラックメイカーとして活動を開始。その後進学した東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科にて様々なアートや文化に触れる。クラブにとどまらない様々な現場で年間100本を越えるギグをこなし、全国津々浦々で老若男女、多種多様な人々を踊らせ続けている。

サウンドクリエイターとしてもダンストラックのみならず、美術作品のための音響製作や、パフォーマンスガールズユニット「9nine」のライブ音源制作、ファッションショーや映像作品のための音楽/音響制作、アニメ劇伴なども手がける。

2012年からはマンツーマン個人指導のDJクリニックの講師して活動。桜木DJアカデミーを開校し、2016年からは同校の代表として後進の育成や、より豊穣なDJ文化の発展に尽力している。

ライフワークにしている子供に向けたDJ活動は、TBSラジオ、朝日新聞、雑誌「ソトコト」などのメディアで取り上げられた。

2016年からは、「街角と日常にパーティを」をテーマに埼玉県志木市の志木ニュータウンにある商店街にて「柳瀬川ブロックパーティ」を毎月開催中。