『全身詩人、吉増剛造』出版記念トーク&パフォーマンス「詩と身体II」林浩平vs倉石信乃+吉増剛造

2024年3月8日(金)19:00〜21:00


詩人、批評家、文学研究者として活躍する林浩平氏は、2007年に『裸形の言ノ葉—吉増剛造を読む』を発表し、近年、吉増の自伝『わが詩的自伝』と『詩とは何か』の聞き手をつとめました。本書では、新たに書き下ろした吉増剛造論を中心に往復書簡、対話などをまとめ、写真、映像、パフォーマンスと多様に活躍する詩人の「現在」を示します。

今回は、同じく詩人、批評家として活躍する倉石信乃氏を迎えて、林氏と倉石氏が吉増剛造氏を徹底解剖。さらに、吉増剛造氏が、渾身のパフォーマンスを行います。詩と言葉、文学、そして舞踏など身体表現に関心のある方々、ぜひともお立ち会いください。

今回は赤瀬川原平などでも有名で、かつて土方巽、笠井叡、澁澤龍彦なども教壇に立った神田神保町の美学校で行います。

志賀信夫


講師:林 浩平(詩人、批評家)
    倉石信乃(詩人、批評家)
特別出演:吉増剛造(詩人)
司会:志賀信夫(編集者、批評家)
日時:2024年3月8日(金)19:00〜21:00(延長の可能性あり)
会費:1,500円
定員:30名40名
申込み:定員に達したため申し込みは締め切りました。
会場:美学校 本校 2階教場(地図
     東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル2F
問合せ:butohart@gmail.com 09024522116(shiga)

論創社 2023年12月刊行
『全身詩人 吉増剛造』
 林 浩平/著
Total poet, Gozo Yoshimasu
Kohei Hayashi

体裁:四六版、上製、288頁
本体:2,600円+税
ISBN978-4-8460-2306-5 C0092(詩歌)
https://ronso.co.jp/book/%E5%85%A8%E8%BA%AB%E8%A9%A9%E4%BA%BA%E3%80%80%E5%90%89%E5%A2%97%E5%89%9B%E9%80%A0/

プロフィール

吉増剛造(よします・ごうぞう)

1939年、東京阿佐ヶ谷に生まれ、福生市で育つ。詩人。詩の朗読パフォーマンスの先駆者としても知られ、国内外で朗読ライブを行う。パノラマカメラや多重露光による写真、銅板を用いたオブジェ、映像作品など多様な表現活動を展開。慶應義塾大学、サンパウロ大学など国内外の大学で教鞭をとる。妻は歌手Marilya。主な著作『黄金詩篇』(高見順賞)、『熱風 a thousand steps』(藤村記念歴程賞)、『オシリス、石ノ神』(現代詩花椿賞)、『螺旋歌』(詩歌文学館賞)。『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(芸術選奨文部大臣賞)、『表紙』(毎日芸術賞)、2015年、日本芸術院賞・恩賜賞。他に『王國』、『わが悪魔祓い』、『熱風 a thousand steps』、『花火の家の入口で』、『The Other Voice』、『裸のメモ』、『怪物君』、『キセキ-gozoCine』、『GOZOノート』(全3巻)、『Voix〔ヴォワ〕』など。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%A2%97%E5%89%9B%E9%80%A0

吉増剛造

倉石信乃(くらいし・しの)

1963年生まれ。詩人・批評家。明治大学理工学研究科総合芸術系教授。1989年「ユリイカの新人」に選定、以降詩作を発表。2001年演出家藤田康城、アクター安藤朋子らと劇団ARICAを設立、今日までテクスト・コンセプトを担当。批評家として美術・写真雑誌等に多数寄稿。1988〜2007年、横浜美術館学芸員としてマン・レイ展、ロバート・フランク展、中平卓馬展、李禹煥展などを担当。主な著書に詩集『使い』(2017年)、論集『スナップショットー写真の輝き』(日本写真協会学芸賞、2010年)『反写真論』(1999年)など。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%80%89%E7%9F%B3%E4%BF%A1%E4%B9%83

林浩平(はやし・こうへい)

1954年和歌山生まれ。詩人、文芸評論家、日本文学研究。現代詩、文学、美術、ダンス、ロックを論じ、ロックに関する著書もある。灘高等学校、東京大学法学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。卒業後7年間NHKでディレクターとして勤務。現在も時折、NHKや放送大学などで企画制作を行う。NHK「ナイトジャーナル」キャスター(1993年4月〜1994年3月)。恵泉女学園大学にて10年間特任教授をつとめ、現在、早稲田大学法学部、跡見学園女子大学、名古屋芸術大学で非常勤講師。四季派学会会員。
著書など:詩誌『麒麟』『ミニヨン』『ミニヨン・ビス』、詩集『天使』『光の揺れる庭で』『心のどこにもうたが消えたときの哀歌』、評論・エッセイ『裸形の言ノ葉–吉増剛造を読む』『折口信夫・霊性の思索者』『テクストの思考 日本近現代文学を読む』『ブリティッシュ・ロック 思想・魂・哲学』、『Lyrical Cry(リリカル・クライ)—批評集成』、共編著『レッスン : poemes collectifs』『やさしい現代詩』『生きのびろ、ことば』『ロック天狗連 東京大学ブリティッシュロック研究会と七〇年代ロックの展開について知っている二、三の事柄』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E6%B5%A9%E5%B9%B3

志賀信夫(しが・のぶお)

批評家、編集者。吉増剛造『舞踏言語』、林浩平『Lyrical Cry(リリカル・クライ)—批評集成』(ともに論創社)等を編集。
https://butohart.jimdofree.com/