東京「美學校」がPEPPERLANDにやってきます!!
岡山「美學校」との合同イベントを開催します。講師の中島晴矢氏と齋藤恵汰氏、さらに受講生10名程が岡山に来訪し、岡山「美學校」の講師、卒業生、受講生とのトークセッションが行われます。東京「美學校」で人気の「現代アートの勝手口」の出張教場を軸に貴重な講義やディスカッションをぜひご体験ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております!
【コメント】
能勢伊勢雄さんとは昨年夏にDOMMUNEのイベントでご一緒しました。その時に初めて能勢さんの語りの一端に触れます。もちろん数々の尊敬すべき表現者たちからその名は耳にしていました。しかも僕も携わっている美學校で岡山校を開いている。ただそれらの実態を僕はまだよく分かっていません。DOMMUNEで能勢さんはリモート出演だったこともあり、これは岡山の地に赴き直接お会いして話さなければならないと決意しました。そこでコンタクトを取ったところ、なんと今年はPEPPERLANDの50周年だということで、気づけば美學校の東京校と岡山校による合同イベントを開催する運びに。当日は能勢さんとPEPPELANDの歩みや思想についてたっぷりと伺った上で、美學校の受講生たちも交えてディスカッションできればと考えています。炎天下の終戦記念日にぜひわれわれと「陽謀」を企てましょう。(中島晴矢)
登 壇:
⚫︎美学校・東京校「現代アートの勝手口」
中島晴矢、齋藤恵汰
⚫︎美学校・岡山校
能勢伊勢雄、岡茂毅、木村匡孝、森美樹
…and more!!
日 程:2024年8月15日(木)
時 間:OPEN:PM 5:00 – PM 11:00
トークイベント:PM 6:30 – PM 9:30
※トークイベントの前後では美學校生によるポップアップなどを予定しています
料 金:2,000円 + 1drink
会 場:PEPPERLAND(岡山市北区学南町2-7-4)
※JR 岡山駅西口より車で10分、徒歩25分
JR 法界院駅より車で5分、徒歩10分
プロフィール
岡山・美學校
http://www.pepperland.net/okym-bigakko.html
能勢伊勢雄(のせ・いせお)
1947年生まれ。山﨑治雄氏に師事した写真家。活動の核となるLive House PEPPERLANDを1974年にオープンした。松岡正剛氏が編集したオブジェクト・マガジン『遊』に70年代から参画し執筆などを行う。また、阿木譲編集の『ロック・マガジン』の編集やライターを終刊まで務めた。
そのほか、美術展企画としては『龍の國・尾道-その象徴と造形』(尾道市立美術館開館20周年記念展)の監修や水戸芸術館で開催された『X-COLOR グラフィティ in Japan』展、2016年、大分県立美術館『OPAM×能勢伊勢雄 シアター・イン・ミュージアム』企画・監修・出品、等の美術展企画を行うと共に、シュタイナー派写真家、コンセプチュアル・アーティストとして作家活動でも注目されている。また写真関係ではPhotographers’Gallery企画として『能勢伊勢雄写真展「PORTOGRAPH」』展、奈義町現代美術館にて『能勢伊勢雄写真展』、2014年、大阪のGallery NOMART 25周年記念イヴェントにて5イベントが開催された。
映画の分野では1994年、水戸芸術館で開催された「ジョン・ケージ展」にて、8作品が上映され1995年、山形国際ドキュメンタリー映画祭の“日本ドキュメンタリー映画の格闘-70年代“部門に『共同性の地平を求めて』が撰出上映、先行上映としては1980年イメージフォーラムにて上映された。2001年、実験映画大回顧展『アンダーグラウンド・アーカイブス1958→in Kobe Kyoto Osaka』にて上映など多数。2006年、東京「美學校」の『最終美術思考工房 -未来への軌跡-』講師を務め、2010年から公認校として「美學校・岡山校」を開校。このような多岐に渡る活動の全貌を紹介する展覧会『スペクタル能勢伊勢雄 1968-2004』が岡山・倉敷市連携文化事業として開催された。2018年、福武文化賞受賞。2019年、慶應義塾大学アート・センター収蔵作家。
【主著・共著】
岡山・倉敷市連携文化事業『スペクタル能勢伊勢雄1968-2004』(和光出版刊)、『サイバーレボリューション』(第三書館刊)、『E』(ノイプロダクト出版刊)、『新 音楽の解読』(DUBOOKS刊)、写真集『ISEO NOSE:MORPHOLOGY 能勢伊勢雄:形態学』(赤々舎刊)、第63回文化庁芸術祭参加作品選定CD book JINMO『ASCENSION SPECTACLE』(ペパーランド刊)、高橋巖『HARMONIA』(ペパーランド)企画制作・執筆、CD book『Prologue to ANOTHER WORLD』(水戸芸術館)編集・寄稿…など多数。
東京・美學校「現代アートの勝手口」
中島晴矢(なかじま・はるや)
1989年神奈川県生まれ。アーティスト。現代美術、文筆、ラップなど、インディペンデントとして多様な場やヒトと関わりながら領域横断的な活動を展開。現在、美学校「現代アートの勝手口」講師。主な個展に「東京を鼻から吸って踊れ」(gallery αM, 2019-2020)、キュレーションに「SURVIBIA!!」(NEWTOWN, 2018)、グループ展に「TOKYO2021」(TODA BUILDING, 2019)、アルバムに「From Insect Cage」(Stag Beat, 2016)、著書に『オイル・オン・タウンスケープ』(論創社, 2022)など。
HP:http://haruyanakajima.com/
齋藤恵汰(さいとう・けいた)
1987年、東京生まれ。アーティスト、キュレーター、美学校講師。2008年、渋谷でシェアハウスムーブメントに先駆け、アーティスト集団の住まうシェアハウス、渋家を創設。 一時は50人超が共同生活を送るコミューンとして2020年に閉所するまで運営に携わる。2010年代中頃より渋家のメンバーと設立した株式会社を経営。渋家を運営していく間に知り合った様々な人々と数多くのプロジェクトを展開。代表的なプロジェクトに演出家篠田千明との上演作品「機劇・非劇」、批評誌「アーギュメンツ」、また複数の展覧会をキュレーション。現在は金沢でアーティストインレジデンスを運営。アーツカウンシル金沢ディレクター。