ブギウギ、戦前〜戦後の日本のリズム
笠置シヅ子と服部良一をテーマに、それぞれ新刊を上梓した輪島裕介『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』、佐藤利明『笠置シヅ子ブギウギ伝説』の両名に、『ODORI ONDO』をプロデュースした岸野雄一を迎えてお送りする新春特別トーク。
戦前/戦後の歌謡曲の魅力を、リズムをキーワードに縦断的に語ります。
対面とオンラインでの開催になります。地方や国外在住の方もぜひお気軽にご参加ください。
オンライン参加に際しては最新版のZOOMをインストールの上、ご自宅の環境を予めご確認ください。
講義内容(予定)
◎戦前篇
【戦前のジャズ・ソング】
◎昭和20年代篇
【1945年8月15日 敗戦】
【ブギの女王 笠置シヅ子】
【三木鶏郎とあきれたぼういず】
【天才少女歌手の時代】
【戦後ジャズ・ブーム】
◎昭和30年代篇
【ジャズからロカビリーへ】
【洋楽と邦楽のミクスチャー ニューリズムの到来】
【節(ぶし)道】
◎昭和40年代篇
【60年代ポップス】
【GSから歌謡曲へ】
講 師:輪島裕介 佐藤利明 岸野雄一
日 程:2024年1月20日(土)
時 間:13:00〜16:00 ※延長の可能性あり。
開 催:リアル観覧/オンライン
参加費:リアル観覧・・・2,024円(税込み) ※先着25名
オンライン・・・1,650円(税込み)
アーカイブは残しません事予めご了承ください。
会 場:美学校2F教場
東京都千代田区神田神保町2-20-12 第二冨士ビル 2階
https://goo.gl/maps/th8HqeciE7dRfDdK8
※会場まではビル内の階段を利用してご来場ください。
主 催:美学校
講師プロフィール
輪島裕介(わじま・ゆうすけ)
1974年石川県金沢市生まれ。音楽学者。大阪大学文学部・大学院人文学研究科教授。
専門はポピュラー音楽研究、近現代音曲史、アフロ・ブラジル音楽研究。東京大学文学部、同大学院人文社会系研究科(美学芸術学)博士課程修了。博士(文学)。2010年に刊行した『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』(光文社新書)で、2011年度の国際ポピュラー音楽学会賞、サントリー学芸賞を受賞。著書に『踊る昭和歌謡 リズムからみる大衆音楽』(NHK出版新書)『昭和ブギウギ 笠置シヅ子と服部良一のリズム音曲』(NHK出版新書)など。
佐藤利明(さとう・としあき)
娯楽映画研究家・オトナの歌謡曲プロデューサー。
ハナ肇とクレイジーキャッツ、渥美清などの昭和のアーティストの魅力を、さまざまなメディアで発信を続ける「昭和のエンタテインメントの伝道師」。音楽プロデューサーとしても活躍、CD「ブギウギ伝説〜笠置シヅ子の世界」監修・選曲・解説、由紀さおり&PINK MARTINI「1969」のスペシャル・アドヴァイザー、小泉今日子・浜田真理子「マイ・ラスト・ソング」構成・プロデュースなどを手掛ける。2015 年文化放送特別賞受賞。著書に『番匠義彰 映画大全: 娯楽映画のマエストロ 佐藤利明の娯楽映画研究所』(佐藤利明事務所)『映画にかけた夢 石原プロモーション58年の軌跡【石原裕次郎・渡哲也】』(朝日新聞出版)『笠置シヅ子ブギウギ伝説』(興陽館)など。
岸野雄一(きしの・ゆういち)
音楽家、オーガナイザー、著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称としてスタディスト(勉強家)を名乗る。
東京藝術大学大学院映像専攻、立教大学現代心理学部、広島市立大学芸術学部にて「映画におけるサウンド・デザイン」の教鞭を執る。音楽レーベル運営として“Out One Disc”を主宰し、OORUTAICHIやGangpol&Mitなど個性豊かなアーティストをプロデュース。オーガナイザーとしてはSparks、Max Tundraなどの海外アーティストを招聘。アーティストとしては、音楽劇『正しい数の数え方』が文化庁第19回メディア芸術祭エンターテインメント部門で大賞を受賞した。近年では、都内コンビニにDJブースを持ち込んだ『レコードコンビニ』や、盆踊りをアップデートするプロジェクトが話題を呼ぶなど、常に革新的な『場』を創造している。