オープン講座「Delicious Movement:Time is Not Eve, Space is Not Empty」講師:尾竹永子

2023年8月8日(火)〜12日(土)


このワークショップは、ニューヨーク在住のムーブメントアーティストによる歴史、身体、時間、空間の認知とあらたな表現の可能性を多角的に探る授業です。探求、気づき、思考のプロセスとして身体を動かし、時間と空間が不均衡でありながら連続していることを触知、経験することを試みます。自他の身体およびその感性を学ぶことを通じて、想像力、感受性、美意識を育てまする。言葉を使わずに何をどのように認知し、あるいはコミュニケートするか?そのようにして学んだことをどのように再び言葉で表現するか? 他者と総合的に学ぶ過程と自己の選択を経験的に探索します。

ダンスや運動の経験は不問。しかし人前で身体を晒すこと、他者を見る意志は必要です。


講 師:尾竹永子
日 程:2023年8月8日(火)〜12日(土)全5回
時 間:14:00〜19:00
受講料:30,000円(初日支払い)
定 員:8名
会 場:美学校 本校 (地図
     東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F

・服装と持ち物
 動きやすい服装、着替えとタオル
 筆記用具(ノートとペンなど)

プロフィール

尾竹永子

中央大学法学部を中退後、1972年に渡欧、尾竹隆とEiko & Koma として活動し、1976年からはニューヨーク在住。振り付け、演出、衣装、舞台美術も二人で共作した作品を世界各地で公演。自ら制作したメディア環境のなかで1ヶ月間、常に肉体を提示するリビングインスタレーションの作品群はホイットニー美術館などでコミッションされ、流れる川の中で公演するRiverでは各地の環境問題に取り組んだ。カンボジアの若いアーチストたちとのコラボレーション, Cambodian Stories (カンボジア物語 2006)はプノンペンで初演後、3ヶ月間全米各都市をツアー。これらの活動で ニューヨークダンス舞台芸術ベッシー賞(1984、1990)、科学、社会活動全域を対象とする、マッカーサー賞(1997)などを受賞。モダンダンスへの生涯にわたる貢献を讃えるアメリカン・ダンス・フェスティバル・スクリプト賞 (2004)とダンス・マガジン賞(2006)をそれぞれアジア人として初めて受賞。アメリカ合衆国芸術家賞(2006)とデューク財団舞台芸術アーチスト賞は、ともに初回を受賞(2012)。

Eiko & Komaの回顧展と公演(2009-2012)の後、尾竹永子は劇場を離れた場所でソロ公演。写真家William Johnstonと福島を重ねて訪れ、多くの写真展を制作。自ら編集した映画 A Body in Fukushima (福島に行く 2014-2019)は ニューヨーク近代美術館で初上映後、各地の映画祭で上映されている。2021年には同名の写真とエッセイ集 A Body in Fukushima)を出版。2017年には自作の映像と共にメトロポリタン美術館で3日間、全日ソロ公演。同年、多くのアーティストと実験的な作品を制作し公演する、デュエットプロジェクトも始めた。2022年からは映像展 I Invited Myselfを各地で展示。

これらの活動で尾竹はベッシー賞特別賞、「Anonymous Was a Woman」賞、「Art Matters」賞, Lower Manhattan Cultural CouncilからSam Miller賞を受賞。

中央大学法学部政治学科中退。ニューヨーク州立エンパイア大学卒業。ニューヨーク大学大学院修士課程修了。修士論文は原爆文学の研究と作家・林京子の作品の翻訳。2006年からはムーブ メント、アート、科学、歴史、政治など多方面から核の問題について学ぶコース、Delicious Movement:Time Is Not Even, Space Is Not Emptyをウェスリアン大学、コロラドカレッジ、ニューヨーク大学、東京大学などで教えてきた。2021年には コロラド大学から名誉博士号を受ける。
Web sites: www.eikoandkoma.org
http://www.eikootake.org