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【9/18】実作講座「演劇 似て非なるもの」第6期『日々の公演を振り返る』

【9/18】実作講座「演劇 似て非なるもの」第6期『日々の公演を振り返る』


実作講座「演劇 似て非なるもの」第6期

『日々の公演を振り返る』



美学校のアートプログラム『ギグメンタ』の一環として、ワークショップ形式の公演『日々の公演』を渋谷区神宮前にあるBLOCK HOUSEで行ないました。期間は7月21日から29日まで9日間。
「その日集まった人たちと、その場でつくり、その日の夜に公演します。」
参加者は昼過ぎに集合し、「はじめまして」から5時間ほどの稽古をして、その夜には観客を迎えて公演をしました。
今回、共同でワークショップをした鈴木健太君、そして参加者の方々と一緒にそれぞれが観た9日間の風景をもう一度立ち上げ直してみたいと考えました。

『日々の公演』では5つのシーンで構成されている台本を鈴木君が書き、僕は演出をしました。シーンの順番を組み替えることはあったものの、台本そのものを大きく改変することはありませんでした。
参加者には演劇経験者もいれば未経験者もいる。人数も日によって1人から4人、その組み合わせは本当に様々でした。
9日間同じ台本を使ったにも関わらず、全く異なるカタチを持った作品が生まれました。それは意図してというよりも、日々異なる人たちと台本を間に挟んで向き合い、協同してつくっていく中で自然と新しいカタチが生まれていったのではないか。
『日々の公演』の体験は僕にとっても大きいものでした。では参加してくださった皆さんにとってはどのような体験だったのだろうか。公演終了後、参加者の方々に感想を書いてもらいました。どの方の文章も本当に興味深いものでした。同じ時間と場所を共有しつつも、それぞれが少しずつ違う風景を観ている。
鈴木君はその日の公演が終わると印象に強く残ったシーンを絵に描いて、翌日会場に飾るということをしていましたが、そうした絵や記録の写真も見つつ、あの場所で何を思い描き、体験したのか。それぞれ一度過去のモノとなったはずの『日々の公演』をもう一度皆で立体的に立ち上げ直してみることで、まだ見ぬ風景を見出せるのではないかと思っています。

追記
新潮10月号に日々の公演についてのエッセイを書きました。ご興味ある方はぜひ、こちらも読んで頂ければ幸いです。

生西康典


出演:生西康典、鈴木健太
日程:9月18日(火)
開演:19:00〜(22時終了予定)
入場料:500円(※日々の公演 ワークショップ参加者は無料)
申込み:不要
会場:美学校 本校(地図
    東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F

 

 

プロフィール


生西康典(いくにし・やすのり) 1968年生まれ。舞台やインスタレーション、映像作品の演出など。 インスタレーション作品:『風には過去も未来もない』『夢よりも少し長い夢』(2015、東京都現代美術館『山口小夜子 未来を着る人』展)、『おかえりなさい、うた Dusty Voices , Sound of Stars』(2010、東京都写真美術館『第2回恵比寿映像祭 歌をさがして』)など。空間演出:佐藤直樹個展『秘境の東京、そこで生えている』(2017、アーツ千代田3331メインギャラリー)。書籍:『芸術の授業 BEHIND CREATIVITY』(中村寛編、共著、弘文堂)。

 

鈴木健太(すずき・けんた) 2014年度美学校実作講座「演劇 似て非なるもの」第2期修了。修了公演『遠くで狼煙があがってる』作・演・出演。以降、たまに発表をするようになりました。近作は『祝日』(2017)。最近は重度訪問介護のバイトと、グラフィックデザインの仕事をしています。

 

 

▷授業日:毎週金曜日 19:30〜22:30
「演劇」は既成のイメージされているものよりも、本当はもっと可能性のあるものなんじゃないかと僕は思っています。それを確かめるためには、何と言われようとも、自分達の手で作ってみるしかありません。全ては集まった人達と出会うことから始めます。