第一回、第二回と多くの方に参加いただいたインディペンデント・キュレーター長谷川新の「アンインストール:インスタレーションから見る日本近現代美術史」ついに第三回の開講が決定いたしました。
これから日本で制作を行う全てのアーティストに必聴の講義となること請け合いです。是非ご参加ください。
以下、長谷川さんからのコメントです。
日本にインスタレーションがインストールされたとき、同時に何がアンインストールされたのかを軸に、これまで話を進めてきました。第1回は反歴史的にならざるを得ないインスタレーションの特性について触れつつ、彫刻/立体/インスタレーションそれぞれの語彙の関係を見ていきました。第2回は大阪万博前後の連続性に焦点を当て、オプアート、発注芸術、環境芸術などを再考することで、アーティストたちのコンセプチュアリズムの全面化、管理社会の進行とインタラクティヴィティの並走関係について見ていきました。第3回(最終回)では、「ランドアート」と「アースワーク」に着目します。多様性と物質主義の引き裂かれのなかで、インスタレーションは今、どのように展開しているのでしょうか。
日 時:第1回 インスタレーション概論
2016年12月26日(月)19:00〜21:00
第2回「切断としての万博」再考
2017年1月17日(火)
※会場は美学校ではなくSHIBAURA HOUSEとなります。
第3回「n番目の地球(ランドアートとアースワーク)」
2017年4月18日(火)19:00〜21:00
参加費:1,000円(レジュメ付き)
※第一回・第二回のレジュメを販売(500円)いたします。
定 員:30名(予約不要)
会 場:美学校 本校(地図)
東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F
主 催:齋藤恵太(@k_satio)
講師プロフィール
長谷川新
1988年生まれ。キュレーター。京都大学総合人間学部卒業。専攻は文化人類学。2013年から2014年にかけ、大阪、東京、金沢にて開催された「北加賀屋クロッシング2013 MOBILIS IN MOBILI-交錯する現在-」展においてチーフキュレーターを務める。同展は2014年カタログを出版(constellation books)。主な企画に「無人島にて―「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014年)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015年)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-2017年)など。twitterのアカウントは@rob_art。