【12/17】祝!齋藤桂太、誕生日鍋会 「アーギュメンツという冊子を創刊しました。」



アーギュメンツ


日 程:2015年12月17日(木)
時 間:19:00~22:00
参加費:1500円(アーギュメンツ+鍋代)+ 投げ銭
    ※ アーギュメンツをお持ちの方は500円
    ※ 誕生日プレゼント&お酒の持ち込み歓迎
会 場:美学校 本校(地図
    東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F


こんばんは、齋藤桂太です!

アーギュメンツという冊子を作りました。
つきましては刊行に際して販売&談話会を行います。

当日は四人の書き手(松本友也・飯盛希・仲山ひふみ・黒嵜想)のうち何名かも遊びにくるとのこと。
冊子の話に留まらず、美術や批評について考えたい方は、是非ともお越しください。

冊子の内容については、ちょっと長いですが、
以下にブログにあげた記事を転載させていただきます。

この冊子は元々、去年の年末から今年の始めくらいに、同世代の人が書いた面白いテキストが読みたい、というモチベーションがあり、それから作りはじめました。

寄稿者は松本友也、飯盛希、仲山ひふみ、黒嵜想の4名、表紙のアートワーク、およびテキスト部分のデザインは小林健太、発行を岡田真太郎、編集を僕が行いました。

同世代の人をと思って始めたのですが、結果的に、僕よりも少し下の世代(とはいえ3,4歳の差なので、大きく見れば同世代ですが)からの原稿を集める形になりました。

冊子というのは不思議なもので、作ってみると、なんだか一纏まりの何かに見えてくるのですが、僕が好奇心で人を選んでいるため、何か特定のテーマやイシューがある訳ではありません。

また、そもそも寄稿者同士も、ほとんどが面識がなかった(冊子をつくるにあたり、オフ会的に打ち合わせをしたりLINEグループを作成したりしたので、つくるまえよりはお互いに「面識はある」といった感じになりました)ので「僕が個人的な興味で冊子を作るので寄稿してくださいという」かなり意味のわからない「お願い」をして、皆さんに書いていただきました。

よく、雑誌なのか、同人誌なのか的な疑問を投げられることが多いのですが、僕としては雑誌というには素朴すぎるし、同人誌というには何も同じではないので、ただ「冊子」と言うようにしています。

ちなみに、それぞれのテキスト一覧は、以下の通りです。

松本友也  モノの領分についてのノート
飯盛希   批評としての注釈ーー荒井美波の「行為の軌跡」
仲山ひふみ 芸術は二度死ぬ(死んだとは言ってない)~赤瀬川原平について~
黒嵜想   仮声のマスク(前)

この冊子は、手売りでの販売を主な(というか唯一の)販売経路にしており、小売店などに置いてもらったり、ネット通販などをするということは、行いません。

なので、もし「読みたい!」という方がいらっしゃいましたら、ツイッターでDMを送っていただいたり、著者の知人の方は、直接アポイントをとるなどして、手に入れていただければと思っています。1冊1000円(定価)です。

1000円という値段に特に意味がある訳ではないのですが、例えば誰かから面白い話を聞けるとして、お茶とかを奢ってあげるとして、自分と相手のコーヒー代なんかを考えると、まあ1000円くらい払うよねって感じでラフに決めました。

なので、千円札片手に、ちょっと気楽な感じで「アーギュメンツ欲しいんだけど」とかいって物々交換のノリで販売されていくことを想像しています。

あと、この冊子は2号目、3号目と、あまり寄稿者を変えずに継続することを視野に入れています。あまり寄稿者を変えずにというのも、よく疑問を投げかけられることが多いのですが、僕としては、かなり厳選して同世代から書き手を選んでみた、というのがありまして、単に他に頼みたい人があまり居ないので同じ人に頼もう、という感じです。

ですので、もし読むだけでなく、書くことにも、ご興味、ご関心おありの方など、いらっしゃいましたら(どっから目線だよって話ですが)是非とも原稿を見せていただいたり、お茶するなどして、次号以降に寄稿していただくことを検討していただければと思っています。原稿をお受けして、薄謝ですが、原稿料もお渡しする方針で活動しております。

とりあえず、作ってみて思ったことは、何事もかもしれませんが、フォーマットを決定するコストは馬鹿にならない、ということで、どういうフォーマットで掲載するのかということもゼロベースで作ったため、そこはなかなか大変でした。

中に書かれているテキストも、かなりバラエティというか、それぞれ方向性が違うので、美術批評をメインに、ということはあったのですが、結果的に美術に直接的に関わっている原稿は半分かな、といった感じです。しかし、それで良いと思っています。

最近は(大袈裟にも)「アーティストなので、不特定多数の前に出ることなら何でも」というのをモットーに活動しているので、この本が、まだ見ぬ不特定多数、こういう本や寄稿者の皆さんを、面白がってくれるような人の手に渡ることを期待します。

ご連絡は、以下の各人まで。
1000円札を持って、面会ください。

松本友也 @matchamttm
飯盛希 @ngmrsk
仲山ひふみ @sensualempire
黒嵜想 @kurosoo
小林健太 @kentacobayashi
齋藤桂太 @satoketa
岡田真太郎 @scattaro

開催日は、ぼくの誕生日前夜です!

\(^o^)/.。oO(AGE28☆)

齋藤桂太のブログ http://keitasaito.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

プロフィール


齋藤桂太 アーティスト

1987年生まれ 東京都出身
「渋家」代表。Gallery Ajitoキュレーター。2008年、異なるジャンルのクリエーターが1つの家をシェアするコミュニケーションスペース「渋家」を創設し、「人と人のコミュニケーションからコンテンツを生み出す文化事業」をコンセプトに、そこに集うメンバーと共に様々な作品、企画、展示、イベント、プロジェクトなどを製作。主な作品に、「渋家トリエンナーレ」 (3rd house、2010)「Village project HOUSE 100」 (The Conteiner、2012)「After Nuclear Family」 (TRANS ARTS TOKYO、2012)「Owner Change」(ART FAIR TOKYO、2013)など。2013年、東京文化発信プロジェクト発行の書籍「戯曲|東京の条件」の編集を担当。その後、美術活動と並行して演劇活動を行い、2014年からは演出家・篠田千明と共同制作を展開。2014年に森下スタジオで行われた「機劇~テキスト編~」2015年に吉祥寺シアターで行われた「非劇」にシリーズを通じて参加している。アーギュメンツ編集者。