【2/15】特別講座「Ableton LIVEでエレクトロニックミュージックをつくる」出版記念企画 -サウンドの、音楽のクオリティを上げるために



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昨年末シンコーミュージックより発売された『Ableton LIVEでエレクトロニックミュージックをつくる』の出版を記念し、著者2名によるスペシャルレクチャーを行います。
一 人で音楽制作を行うに当たっては、『如何に適切なジャッジを重ねていけるか』がクオリティアップに欠かせないスキルとなります。 曲の骨格となる構造のクオリティが低ければ、どんなに音を重ねてもカッコ良い曲にはなりませんし、適切なサウンドをチョイスしなければ、どんなに良いミッ クスを施しても魅力的なサウンドにはなりません。
エレクトロニックミュージックのみならず幅広い音楽に対して造詣が深い二名の講師が、音楽制作のクオリティ向上のための視点とスキルを徹底解説します。


講 師:横川理彦(ex. P-Model)、竹内一弘(Whereabouts Records主宰)
日 程:2015年2月15日(日)
時 間:開場16:30/開始17:00(2時間程度を予定。延長の可能性あり)
参加費:2,000円(一般)、1,500円(学生)
※学生の方は当日受付にて学生証をご提示ください。
ご予約:定員に達したためお申し込みを締め切りました(2/12)

会 場:美学校 本校(地図
   東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル 3F
主 催:美学校


【コンセプト】
音楽のクオリティは主観的、抽象的なものなので正解はないが、仕事として、商品として音楽を作る場合には、ある程度の傾向がある。それは、クライアントを満足させることであり、お金を払う価値があるものと認めてもらうこと。この講座では、一般的にクオリティが高いとされるサウンド・メイキングの傾向、概念を解説するものです。

▶︎前半:基本編

     1.  DAWの必須基礎知識
・デジタルのピークは容赦ない!
・周波数の見方・聞き方
・音楽は、どう聴かれているのか?
・音の左右と前後
 
    2.  音楽力とDAW(2015年時点)
・演奏家・作曲家・エンジニアのトータルとしてアーチスト
・リズムとメロディの関係
・新しい/ちょうどいい

▶︎後半:実践編

 1.    音楽製作は自己ジャッジの連続
・4リズムで充分にハイクオリティでなければその先はない
・EQの基本
・サウンド・メイキングの段階でのエフェクターの扱い
・温かみのあるアナログ感の勘違い
・その時代に売れている音楽は聴くべし

 2.    個人製作でクオリティを上げやすい音楽、上げることが難しい音楽
・打ち込みやソフトシンセ/サンプラーには得意分野がある
・ジャンル別の傾向

 3. EQ、コンプレッサー
・マスターEQ、マスターコンプレッサーのススメ
・別途マスタリングをする場合は音圧は上げ過ぎない
・ピーク処理

 4. 影となる音を意識する
・4リズムで適度に空間を埋める
・4リズム+影となる音

 5. マスタリングで確実に変わる
・一人で音楽製作する場合は、マスタリングは外部エンジニアに任せた方が良い

 その他
・音楽への取り組み方-作曲、アレンジ、楽器の練習には本気で取り組んだ方が良い
・”アマチュアにしては上手い”ではなく、自分を有名アーティストと同じ土俵に立たせる
・プラグインの意外な落とし穴

※ableton LIVE以外のDAWやハード機材なども使用しながら、クオリティ向上のためのテクニックを紹介します。

講師プロフィール


hosoma横川理彦(よこがわ ただひこ)

作編曲、演奏家。80年に京都大学文学部哲学科を卒業後、本格的な演奏活動に入る。4-D、P-Model、After Dinner、Metrofarce、Meatopia等に参加。電子楽器と各種生楽器を併用する独自のスタイルに至る。海外でのコンサート・プロジェクトも多数。現在は、即興を中心としたライブ活動などのほか、演劇・ダンスのための音楽制作など多方面で活動中。ヨーロッパ、アフリカ、アラブ、日本と、世界中の音楽のDNAを徹底的に研究し、自身の作品に貪欲に取り入れる。

Whereabouts竹内一弘(たけうち かずひろ)

音楽に関わるあらゆることを生業としている音楽家。2010年にインディーズ・レーベル、ウェアラバウツ・レコーズを立ち上げ、国内外の個性的な アーティストの作品をリリースしている。元々はロック・ギタリストであったためクラシック・ロックや70~80年代の音楽に詳しいが、昨今は DAWをベースとしたエレクトロニック・ミュージックに傾倒。自身もアーティストとして活動しておりCDリリースもあるが、アーティスト業とレーベルやその他の業務を切り離すため、アーティストとしてのプロフィールは一切公開していない。ジャズ理論に明るく、音楽ライターとしては理論系、奏法系など多数の著書がある。採譜のエキスパートでもあり、演歌からコンテンポラリー・ジャズまで、これまでに数え切れないほどの採譜スコアが出版されている。自身が運営するウェアラバウツ・レコーズ・マスタリングではマスタリング・エンジニアとしても活動し、特にインディーズ・レーベル/アーティストから絶大な信頼を得ている。

関連ウェブサイト
Whereabouts Records(レーベル)
Whereabouts Records Mastering(マスタリング)
Whereabouts Records Mixdown(ミックスダウン)
MUSIC POD(CDプレス/デザイン)

『Ableton LIVEでエレクトロニックミュージックをつくる』 予約フォーム


※定員に達したため申し込みを締め切らせて頂きました