【7/15】「超・日本画ゼミ」公開講座「真島直子 突き詰めるとよろこびがある」




美術家・真島直子は、活動の初期から絵画作品とオブジェやインスタレーションによる立体作品の制作を行い、1990年より〈地ごく楽〉シリーズをはじめ、2000年頃からの「鉛筆画」は、紙やキャンヴァスに鉛筆による細密描写によるもので、デッサンや下絵としてではなく、自立した作品として制作されています。

真島の表現は、発生し死滅する人間を存在の根源的な様態において捉えようとするもので、白黒の鉛筆画と多色の立体はともにひとつの世界を表しています。野蛮さと繊細さをあわせ持つその表現は、私たちに私たちの本性と向き合うことを促します。「地ごく楽」は、「地獄」と「極楽」を一語にした作家の造語です。それは、作家の創作における境涯を表すとともに、私たちの「生」の状況を表します。

作家は近年、久しく制作を止めていた油彩画に取り組み、新たな展開を示し始めています。先日、足利市立美術館で開催していた「真島直子 地ごく楽」では、〈地ごく楽〉シリーズなどの代表作品に初期作品と油彩画の近作を加え、はじめての大規模個展となりました。

超・日本画ゼミ公開講座では、自身の作品制作についてお話を伺い、ゼミ生との対話トークを行います。

公開講座はどなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください。


ゲスト:真島直子
日 程:2018年7月15日(日)
時 間:17:00〜(90分ほどを予定)
入場料:無料
申込み:不要(※公開講座はどなたでもご参加可能です。お気軽にご参加ください。)
会 場:美学校 本校(地図
    東京都千代田区神田神保町2-20 第二富士ビル3F

Majima Hidenori

▷授業日:毎週土曜日18:30〜21:30(毎月第三週は日曜日13:00〜17:00)
本講座では自立した作家として歩み出せるように、制作実践のための可能性を探究し続けます。内容は基礎素材論に始まり、絵画制作に必要な準備の方法を習得するために、古典から現代までの作品研究等をゼミ形式で随時開催します。