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形は演劇なのか −ポストコンテンポラリーアート2−  岸井大輔

形は演劇なのか −ポストコンテンポラリーアート2−  岸井大輔



定員 8 名
開催期間:10月〜3月(全10回)
授業日:火曜日/午後7時30分~午後10時
(10/8、10/15、11/12、11/19、12/10、1/14、1/28、2/25、3/17、3/24)
 ※授業日は変更になる可能性があります。
学費:50,000 円 教程維持費:5,000 円(通額)


形なしに表したり考えたりするのは困難だ。けれど、形そのものは存在しないといっていい。20世紀芸術は、質や美に思い悩むアヤうさから離れるため、一部のフォルマリズムやイメージ論のように、形を存在するかのように扱うのが流行った。反動か、アンフォルメルのような形を脱そうとする思考も多く生まれた。しかし、作品は多くカタチヅクられたものを指し、無形からの形の生成を考えないでは芸術は立ち行かない。パフォーマンスも、形を通って(per-form)という意味だ。  

僕は、25歳から演劇の形式化を目標に掲げてきた劇作家だ。他のジャンルで遂行された形式化が演劇においても可能かを問う作品群を発表してきたし、それから25年間、プロフィールに必ずそう書いてきた。しかし、だからこそ気になってきたことがある。美学や芸術論において、形についての思考はしばしば「形は演劇だ」という仮定を経由しているように読めることだ。多くの形主義が反演劇を標榜し始めることを考えると、ここにコンテンポラリーアートの病理を見出せるのではないかと診える。

形について、PLAYを脇に考えてみます。形式やコンセプトやイメージなどの「形主義」にも、参加型・インスタレーション・ツアーなどの「アートの演劇化」にも疑問を感じている芸術家や批評家、その卵やアートファンが対象です。ゲームとアートなどのPLAY論に関心のある方も是非。

過去の美学校の岸井講座を受けていることが望ましいですが、それ以外の場合もお問い合わせいただければ。以下の本を順不同で扱う予定です。第一回は「悲劇の誕生」について話します。

 

岸井大輔

 

 

授業内容


上演をキーに、アートを考える方法を整理する

 

1 ニーチェ「悲劇の誕生」
2 カイヨワ 「遊びと人間」
3 ソフォクレス「アンチゴネー」
4 マルクス「資本論」
5 アリストテレス「形而上学」
6 ハイデッガー「技術への問い」
7 フロイト「文化への不満」
8 ベンヤミン「ドイツ悲劇の根源」
9 モーツァルト&シカネーダー「魔笛」戯曲
10 ドゥルーズ 「襞」

 

講師プロフィール


岸井大輔

岸井大輔

1970年生。劇作家。他ジャンルで遂行された形式化が演劇でも可能かを問う作品群を発表している。代表作「potalive」「東京の条件」「好きにやることの喜劇(コメディー)」「始末をかく」
2019年に自身のカンパニー「PLAYS and WORKS」旗揚、ポストコンテンポラリーアートについて考えている。
https://www.kishiidaisuke.com/

 

 

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〈研究室〉
Nakazawa Hideki

▷授業日:隔週水曜日 19:00〜22:00
美術作家中ザワヒデキの自筆文献を受講生が読み解き研究の課題とし、本人が積極的に推し進める。芸術理念を反映している多岐にわたる文章を、受講生自身の個々の問題意識に併せ捉え直し、共に議論することを主な目的とします。

JINMO

▷授業日:曜日不定(月2〜3回/年間27回) 19:30〜21:30
本講義は芸術表現の技法や知識といった”情報”の伝授の場ではない。五感、総ての感覚器官で対峙する状況における美の”体験”を実感する場としたい。良質のインプット無しには良質のアウトプットはあり得ない。美しいインプットに貪欲であれ。

岸井大輔

▷授業日:火曜日(10月〜3月・全10回) 19:30〜22:00
形について、PLAYを脇に考えてみます。形式やコンセプトやイメージなどの「形主義」にも、参加型・インスタレーション・ツアーなどの「アートの演劇化」にも疑問を感じている芸術家や批評家、その卵やアートファンが対象です。ゲームとアートなどのPLAY論に関心のある方も是非。

岸井大輔

▷月一回/全10回 19:00〜22:00
音楽家/俳優/著述家など、多岐に渡る活動を包括する名称として“スタディスト”を名乗り、独自の活動を続けている岸野雄一。この講座では、岸野雄一の様々な活動の基盤を支える生涯を通した”学び”のための方法論を身につけていきます。